第69話 昇格
討伐を終えたリオンは、護衛騎士と共に王都リヴェルンの冒険者ギルドへ戻った。
魔物の角や牙、爪、そして護衛たちが集めた討伐証明を持って、受付に向かう。
受付嬢はリオンの手元の証拠品を確認すると、目を見開いた。
「……これは……! こんなに強力な魔物を一人で討伐したのですか?」
リオンは鼻歌を口ずさみながら、淡々と頷く。
「うん。護衛の騎士たちには証明の整理を手伝ってもらった」
受付嬢は書類を手に、審査室へと呼ばれた。
数分後、ギルドマスターが顔を出す。
「リオン君……鉄級の冒険者として登録されている君だが、この討伐内容は十分すぎる。銅級への昇格を認める」
リオンは軽く頭を下げる。
「……ありがとうございます」
ギルドマスターは微笑み、手元のカードを渡した。
鉄でできた冒険者証は、新たに銅色のカードに変わり、銅級ランクが刻まれていた。
護衛の騎士たちも驚きを隠せない。
「子供一人で……銅級まで昇格するとは……」
リオンはカードを握りしめ、心の中で小さく笑った。
「よし……これで西側へ移動だな」
※補足
冒険者ギルドのランクによる仕事内容
鉄級:雑用係、薬草取り、C級魔物と魔獣の討伐(特例有り)
銅級:護衛、パーティーでのB級魔物と魔獣の討伐
銀級:指名依頼、護衛、パーティーでのA級魔物と魔獣の討伐
金級:指名依頼、パーティーでのS級魔物と魔獣の討伐
白銀級:英雄か勇者
魔物のランク
C級:スライム、角ウサギ
B級:ゴブリン、イノシシ
A級:オーク、ホブゴブリン、大型のホーンベア
S級:ドラゴン
Z級:災害級の魔物と魔獣
リオン君は護衛が出来る銅級になる為、男爵の依頼を受けた。
補足終り




