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スキル《家転移》で元傭兵の俺は静かに笑う。  作者: 山田 ソラ


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第46話 王都の反響

 王都リヴェルン。

 ハロルドが持ち込んだ高級幻影機は、王族や貴族たちの注目を一気に集めていた。

 光と音で瞬き、星座のように形を変える装置は、会場の子供たちだけでなく、大人たちまでも魅了する。


「こ、これは……!」


 貴族の一人が思わず声を上げ、周囲の人々も息を呑んだ。


 ハロルドは胸を張り、誇らしげに説明する。


「リベストの発明家、リオンによる作品です! 楽しさと美しさ、さらに応用可能な魔導技術を兼ね備えています!」


 瞬く間に注文が殺到し、商会の在庫は次々と王都へ送られていく。

 ハロルドは大量の注文書を抱え、リベストへ戻る馬車の中で満足げに笑みを浮かべた。


 一方その頃、リオンの元にも王都から手紙が届いた。

 封筒には豪華な紋章が押され、筆跡は気品に満ちている。


『リオン殿。貴殿の高級幻影機に大変感銘を受けた。近日中に王都にて拝見したく、来訪されたし。』


 リオンは手紙を読み終え、静かに目を細めた。

 ついに、彼の発明が王都の貴族たちの目に留まったのだ。


「……面白くなってきたな」


 彼は小さく笑みを浮かべ、次なる挑戦の光を瞳に宿した。


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