表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル《家転移》で元傭兵の俺は静かに笑う。  作者: 山田 ソラ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/104

第30話 変人と出会い

 リベストの街を歩いていると、酒場の片隅から耳に残る噂話が聞こえてきた。


「……あそこの路地で、奇妙な魔導装置を作ってる変わり者がいるらしいぜ」


「火花が散ったり、煙が吹き出したりして危ないらしい」


 リオンの目が細くなる。


「……面白そうだ」


 好奇心が胸をくすぐる。

 戦場や森で磨いた直感が告げていた。ただの変人ではない。


 夕暮れ、リオンは噂の路地へと足を向けた。

 薄暗い小道に佇む木製の扉。その奥からは、金属の軋む音や小さな爆発音が絶え間なく響いてくる。

 噂は本物らしい。


 扉を押し開けると、そこには小さな部屋いっぱいに奇怪な装置が散乱していた。

 歯車、管、光る水晶。複雑に絡み合い、理解を拒む仕組みが目に飛び込んでくる。


「……誰だ?」


 振り返った男の目が、ぎらりと光を放った。


「俺は話を聞いて、面白そうだと思って来た」


 リオンは淡々と答える。

 男は驚いたように目を見開いたが、やがて口元に不敵な笑みを浮かべた。


「ほう……俺の噂を聞きつけたか。面白い奴だな」


 リオンは散乱する装置を眺めながら、自然に問いかける。


「……ところで、名前は?」


 男は胸を張り、誇らしげに名を告げた。


「ゼルファだ。魔導装置の発明家、ゼルファだ!」


 リオンは微かに口角を上げる。


「……ゼルファか。覚えておこう」


 こうして、街の変人。魔導発明家ゼルファとの奇妙な出会いが始まった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ