第30話 館内での激闘!光るマカロン争奪戦
華やかな貴族の館に響くヴァルド(通称:金ぴか)の声。
「ゴールド伯爵三世、ここに見参!」
リクは顔を覆いながら小声で呟いた。
「なんでよりによって、あんな名前にしたんだ……」
影狼は同情するようにリクの足元で尻尾を巻き、ゴルムは影で小さな「NG」マークを描いていた。
光るマカロンの手がかり
目的は、貴族の間で密かに取引される**『光るマカロン』**。このマカロン、ただのデザートではなく、重要な情報が隠されているという。
リクは冷静さを保ちながら周囲を観察する。
「影狼、嗅覚でマカロンを探せ。ゴルム、監視の目をかわして進め。」
影狼は素早く人混みに溶け込み、ゴルムは壁際を滑るように進んでいく。
突如発生する混乱
その時、ヴァルドが巨大なデザートタワーに目を輝かせて突進した。
「おお! あれは……貴族の誇り、ゴールデン・デザートタワー!」
「おい、待て! バカ! やめろ!」
リクの制止もむなしく、ヴァルドはデザートタワーに豪快なダイブ。タワーが崩れ、貴族たちの悲鳴が響き渡る。
崩れたタワーの中から、ひときわ輝くマカロンが転がり出た。
「……あれが光るマカロンか?」
貴族たちの注目が集まる中、リクは迅速に行動を開始する。
マカロン争奪戦、開幕!
リク、影狼、ゴルム vs. 貴族護衛団 vs. ヴァルド(なぜか暴走中)という三つ巴の戦いが繰り広げられることに。
ヴァルドは金ぴかの鎧を脱ぎ捨て、
「真の輝きは内側にある!」
と叫びながらさらに目立つポーズで戦闘開始。
リクは冷静にマカロンへと突進し、影狼は敵の足元をすくい、ゴルムは影のトリックで敵の視界を妨害する。
しかし、予想外の敵――マカロンガチ勢貴族おばさま軍団が立ちはだかる。
「そのマカロンは我が家の名誉よ!」
「マカロンのためなら命も惜しくないわ!」
おばさまたちのハイヒールキックが炸裂。
「痛い! 何でそんなに強いんだ!」
リクは苦戦しながらも、影狼とゴルムの連携で徐々に優勢に。
勝利への一手
最終局面、ヴァルドが豪快に滑り込んできてマカロンをキャッチ。
「やった! これで勝利だ!」
が、うっかり床に滑ってマカロンを空中に投げてしまう。
「おい、バカ! マカロンを飛ばすな!」
リクはジャンプしてマカロンをキャッチ。スローモーションで輝くマカロンとリクの真剣な顔。
「これが……俺たちの絆の証だ!」
無事にマカロンを確保したリクたちは、混乱に乗じてその場を脱出した。
脱出後のひとこと
ヴァルドは満足げに胸を張り、
「完璧な作戦だったな!」
リクは頭を抱えて叫ぶ。
「どこが完璧だったんだよ!」




