表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/231

第29話 貴族の館への侵入!金ぴかバレる危機

貴族の館の前、リクたちは緊張感に包まれていた。


「さあ、完璧な偽装で堂々と行こう!」


全く完璧ではない。


ヴァルド(通称:金ぴか)は、金ピカの鎧の上から無理やりローブを羽織り、その隙間からギラリと輝く金属が覗いている。しかも歩くたびにシャリン、シャリンと軽やかな金属音が鳴る始末。


「……おい、その音、なんとかならないのか?」


リクが呆れた声で尋ねると、ヴァルドは自信満々に胸を張った。


「この音が私の高貴さを証明するのだ!」


「証明されるのは不審者としての存在感だよ……」


影狼は呆れた表情で尻尾を振り、ゴルムは地面に影で**『バレる』**の文字を浮かび上がらせた。


入場チャレンジ


貴族の館の門番が厳しい目つきでリクたちを睨む。


「招待状をお持ちですか?」


リクは冷静に偽造した招待状を差し出す。しかし、門番の目はヴァルドのローブの下でギラリと光る金属に釘付けだった。


「……そのローブの下、何か光ってませんか?」


リクは咄嗟に答える。


「ええ、これは……新興貴族の最新ファッション、"ゴールド・ボディ・アーマー・スタイル"です。」


門番は眉をひそめながらも、妙に納得した顔でうなずいた。


「……貴族の趣味はよく分からん。」


まさかの突破成功。


館内での珍騒動


館内に入ると、豪華なシャンデリア、煌びやかな装飾、そして貴族たちの華やかな衣装が目に飛び込んできた。リクたちは目立たないように行動しようとするが、ヴァルドが再び問題を起こす。


「ふははは! ここがパーティー会場か! 華やかだな!」


大声で叫びながら、シャンデリアの光を反射して自分も輝き始めるヴァルド。その結果、周囲の貴族たちの視線が一点に集中した。


「おい! 落ち着けって!」


リクは必死にヴァルドを引き戻そうとするが、ヴァルドはすでに貴族たちの注目を一身に集めてしまう。


「おや、あなたはどちらのご令息ですか?」


上品な貴婦人が微笑みながら近づいてきた。ヴァルドは胸を張り、満面の笑みで答える。


「私か? 私は……ゴールド伯爵三世!」


「……初めて聞く名前ですわね。」


会場が一瞬で微妙な空気に包まれた。


計画崩壊寸前


リクは冷や汗をかきながら、影狼とゴルムに目配せする。


「いいか、これ以上目立つ前に、例の『光るマカロン』を探すぞ!」


影狼は素早く周囲を嗅ぎ回り、ゴルムは影で監視の目を避けながら移動を開始する。リクも貴族のふりをして会場内を移動するが、背後から聞こえるヴァルドの**「ゴールド伯爵万歳!」**の声に、顔を覆いたくなる衝動を必死で抑えた。


果たして、このカオスな状況の中で無事に任務を遂行できるのか!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ