第27話 「光るマカロンを追え!」
リク、影狼、ゴルム、そしてギラギラのヴァルド(通称:金ぴか)は、ヴェラーノの街で「光るマカロン」の手がかりを求め、聞き込み調査を開始した。市場は今日も賑わい、露店の呼び声や商人の掛け声が響く中、問題はただ一つ。
金ぴかが目立ちすぎる。
「おやおや、リクくん、情報収集は慎重かつ堂々と行うものだ!」
ヴァルドが全身金色の鎧をキラキラと輝かせながらポーズを取ると、通行人たちは目を細め、時には顔を背け、まるで太陽のフレアから逃げるかのように避けていく。
リクは頭を抱えながら呟いた。
「お前の存在そのものが情報収集の障害だよ……!」
影狼は冷めた目でヴァルドを見上げ、ゴルムは鼻でクスッと笑う音を立てた。リクはやむを得ず、ヴァルドから離れて単独で聞き込みを開始する。
数分後、果物売りの老婆から貴族の館で開催される秘密のパーティーに『光るマカロン』が登場するという噂を聞き出す。
「やっぱり、普通に歩いた方が楽だな……」
その頃、ヴァルドは子供たちに囲まれ、自慢の鎧をピカピカ光らせていた。
「おじさん、目が痛い!」
「そうか、それが私の輝きというものだ!」
子供たちは走り去り、残されたヴァルドは満足げに胸を張るが、リクが戻ってくるとすぐに腕を組んで報告する。
「手がかりを掴んだ。貴族の館でパーティーがあるらしい。」
ヴァルドは頷き、輝く指を空に向けて突き出した。
「よし、次は潜入計画だ! 私が貴族として堂々と入場し、君たちは執事とペットとして同行する!」
リク:「……いや、待て。ペットは影狼でいいだろ?」
ヴァルド:「いや、影狼は王族感がある。君がペットで、影狼が執事だ!」
影狼がドヤ顔でリクを見上げ、ゴルムが再び鼻で笑った。
「くそっ……俺がペット役なんて絶対嫌だ!」
こうして、奇妙なチームは貴族の館への潜入計画を立て始めた。果たして、彼らは『光るマカロン』を手に入れることができるのか?




