【EP.5】斧の到来?
3日目の朝は穏やかに始まった。
時間にして5時過ぎほど。
鳥の鳴く声で目が覚め、残った食糧と水を全て使い切る。
「マーケット」を開き、使った食糧と水を補給。
そのついでに残りの残高で買える物を見ることにした。
『欲しい物だとカバンかテントか?武器は斧が届くまで保留で、あと欲しい物は・・・なんだ?』
実際欲しい物は幾つも有るが、残りのお金を使って買いたいかと問われるとそうでもない。
川が近くに有れば網や罠も考慮に入るが、近場の探索では確認出来なかった。
『斧が届くまで一旦小銭稼ぎか』
ため息を吐きつつ、小枝に小石に虫にとなんでも掴んでは売る作業。
3日目の朝はそんな時間の過ごし方で過ぎていった。
時刻は午後を過ぎるかどうか。
「メール」が届く。
また駄女神が煽りメールでも送ってきたかと確認すると、斧が届いたとの内容。
『おぉ!ついに斧が!』
木を切って売る値段が高ければ、しばらくはそれで生活できる。
それに場所を広げれば柵や壁を作ることも視野に入れれる。
てかスコップあった方が根まで取れてよくね?
一連の流れを考えると頭の中で必要な物がどんどんと出てくる。
『俺の異世界ライフはここから始まるんだ!』
「メール」が届きました。
ごめん!明日になる!
この日、スコップとクワを追加で発注して小石を集め、寝た。
ふて寝の回数多くね?
【異世界生活3日目】
スキル数 2
手持ち金 12294.7円
(+152.2円 −2900円)
死亡回数 5回