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為す悪と為さざる善

作者: 槁木しかい

畢竟、雰囲気で書いたものゆえ、文法の誤り、語の違和感等あるやも知れません。何卒御容赦を。

縫衣の徒、大いに人の性の善なるを説く。丹翁、之を(さと)して曰く、「夫れ悪は為にして、善は不為の道なり。疑うは悪、疑わざるが善。悔やむは悪、悔やまざるが善。惜しむは悪、惜しまざるが善。怒るは悪、怒らざるが善。競うは悪、競わざるが善。欲するは悪、欲さざるが善。然れど成らざるは悪のみならず、成るも亦善のみならず。為して成るは成就なり。為して成らざるは無念なり。為さずして成らざるは怠惰なり。為さずして成るは大害なり。言を寄す、後生の来者。不為の善より有為の悪を(とうと)ぶべし。疑いて後に信を知り、悔やみて後に訓を知り、惜しみて後に財を知り、怒りて後に仁を知り、競いて後に友を知り、欲して後に足を知る。是れ人の道なり。豈に人性善ならんや。」儒生、窮して(ただ)す能わざるなり。而して衆人笑いて曰く、「誰が汝を知善と為すか。」

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