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15 お呼び


 あんま大丈夫じゃなかったですよ、あの証書。


 よくよく読めば、


 命懸けの、絶対的な、守秘義務厳守。



 もしこの国に出入り自由な男性がいるってことをバラそうとすれば、


 メネルカ魔導国が総力を挙げて消しにくるそうですよ、俺を。



 あー、ヤバいね、それ。


 いや、俺がじゃなくて、メネルカの方が。


 えーと、ちょっと待っててね、




 もしもーし、イオちゃん、聞いてる?




「お呼び?」


 はい、早いね、さすがイオちゃん。


 おっと、ごめんね、女王様。


 驚かせちゃったよね、突然『転移』させちゃって。




 うちの嫁のイオタです。


 見ての通り、どこにでも『転移』出来ちゃう凄い嫁です。


 たぶんメネルカ魔導国って、ハンパ無い結界とか張ってて、


 本当は絶対に外から『転移』されないんだろうけど、


 うちの嫁はそんなの全無視出来ちゃいますから。



 もちろん、俺になんかあったら、めっちゃ暴れちゃうと思う。


 だから、メネルカの方も武力でどうこうとか考える前に、


 まずは相談してね。


 守秘義務の方は、俺たちも出来るだけのことはするから。



 じゃあ、報酬やら何やら決まったら、速達鳥だっけ、


 アレで伝えますね。


 メネルカ側からの連絡も、それでお願いします。




 じゃ、行こうか、イオちゃん。


 ごめんね、メリシェラさん、イオちゃんに送ってもらうから。


 フィルミオラ女王様も、あの虫以外にもなんか用事があったら、


 遠慮無くご連絡くださいね。



 それじゃ、ごきげんよう。



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