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想像のそら  作者: ZANA
1/2

〜コウリン 降臨〜



ーーーーーーそれらは、突然降りてきたーーーーーー





それらは天使の様な姿で、全世界にこう告げた。

「神々は退屈しています。」

「神々は望んでいます。」

「世界の終わりを。」

「世界の始まりを。」




まばゆい光と共に、全人類が理解した。





ーーーーーーーーーーー序章ーーーーーーーーーーー




天使の話を要約するとこうだ。



・神々が退屈で、バトルゲームを開く。

・バトルは1対1の試合。

・トーナメント形式で、優勝者は1人。

・試合の勝利条件は、以下の場合のみとする。

 ①相手が死亡すること。

 ②相手が敗北を認めること。

 ③審判により、勝利宣言がなされること。


・試合とは、審判による開始宣言から終了宣言まで

 の間と定義する。

・参加者は試合終了後、試合開始前の肉体、

 精神状態に戻り試合中の記憶は消去される。

・参加者には、試合中のみ特殊能力が付与される。

・参加者は、身体能力・知力・その他能力の

 合計数値が等しい者100人をランダムで選出する。

・付与される能力は開幕までの1ヶ月以内に、

 参加者が自身で想い描き決めることができる。

 但し、相手を無条件で即死させる能力、

 並びに無条件で勝利を確定する能力等

 は無効とする。


・付与される能力は点数化され各項目の

 基礎点数は100点。

 全項目合計を1300点以内とする。

又、別項目に点数を消費する場合、2倍消費する。

 (例 身体能力

    基礎点数100点+形態変化の100点を消費

             = 身体能力150点)


・能力の種別は以下の通り

 身体能力上昇

 肉体・形態変化 

 武器・道具の具現化、及び能力付与

 治癒・状態異常回復

 飛行・浮遊効果

 精神操作

 自然環境・地形操作

 重力操作

 時空・空間操作

 能力無効化 

 思考・演算補助

 マンガ・ゲーム等で言うところの魔法

 その他




・優勝者には神々の代表と戦う権利が与えられる。

・戦わない場合は、この世界がリセットする。

・戦い勝利した場合は、この世界の動向を決定する

 権限が与えられる。






ーーーーーーーーー参加者①ーーーーーーーーーー


能力の細かい点数に関しては、参加者がその都度

提出し、現在の点数が開示されるらしいから、

トライ&エラーが必要だ。まぁ提出と言っても

頭で思い浮かべるだけでいいみたいだが。

開催までの1ヶ月はその為の時間のようだ。





ソラ「・・・・・・・。」

  「・・・なにこれ。」

  「まんがやん。ゲームやん。」

  「ここ、東北ですけど。。」

  「なんで、参加者に選ばれてんだよww」

  「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぁ」



ソラは机に顔を伏せ、うなだれていた。



ソラ「神々、厨二病過ぎん?w」

  「世界リセット?ーーーーー良くね?」

  「戦う権利?-----いらね〜〜w」



ソラ「ほかに日本人いんのかなー?」

  「70億分の100人に入るって、やばない??」

  「あーーーーーーーーーーーーーぁ。。」


  「・・・・・・・一旦、向き合うかぁ。。orz」



彼の名は 冬乃 宙(ふゆの そら)18歳。

東北の高校生。



ソラ「とりま、どんな能力が何点か把握しないと」

  「テキトーに設定して、確認しなきゃ」



ソラはノートに書き出した。

① 腕力向上 素手で岩を砕くくらい。 


ソラ「・・よし。これで何点くらいだ?」


目を瞑り、念じる。


天の回答[身体能力向上 10点]


頭の中に点数が浮かんだ。


ソラ「・・・・いや、わかんねーーw」

  「岩の材質とか硬度にもよるだろww」

  「神々も大体で決めてんだろwww」


  「・・いや、岩って定義されるものならなんでも

   砕けるようになるのかな・・・??」



ノートを書き直す

① 腕力向上 地球を割るくらい



ソラ「・・さすがに、点数超えるか?」

  「つか、その場合どんな返答が来るんだ?」


念じる 

天の回答[身体能力向上 300点 200点超過]



ソラ「星を割るのに、300点・・。」

  「他の点数は2倍消費だから、実質・・  

   ん〜〜〜っと、100点+400点で

500点消費かー。。」

「妥当・・なのか??w」


  「まあーでも、星を割るくらいは

   できるんだなー。」

  「普通に死ぬねwwそれは。。汗」




--------開幕まで残り30日--------





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