孤独島2
世界三代工の一人 鍛治師 ナンカイ
職人気質でこだわりが強い。
自らが認めた者にしか武器を作らない偏屈者
作成する武器は魔剣が多い。
金属性の加護持ちで、あらゆる鉱物を扱える。
武器製造に必要な材料は購入者自らが準備するため、準備出来ない場合は武器製造は行われない。代金は破格で、一般的な武器製造の約100倍である。
しかし、一度製造した武器の性能は群を抜いて高い。
カイトとリュートは、ヘイメスに紹介された場所に行く。
女子組はヘイメスと観光及びスイーツ巡りだそうだ。
ナンカイのお店は裏路地から少し離れた薄暗いところにあった。
看板らしきものはないが、立派な武器屋とわかる佇まいだ。
お店の中に入るとものすごい数の武器が所狭しと陳列されている。
全てに値札はない。
手前の武器陳列を通り過ぎて奥には禍々しい雰囲気の武器がある。おそらく魔剣だろう。
奥から白髭を蓄えたボサボサ頭の腕が異常にデカい小太りの男が無愛想で面倒臭そうに出てきた。
(ナンカイ)
「何か用か?」
(カイト)
「ヘイメスの紹介で武器を見にきた。」
(ナンカイ)
「ヘイメス⁉︎ふーん。お前らの武器を見せろ!」
カイトとリュートは武器を取り出してナンカイに渡した。
(ナンカイ)
「武器がだいぶ疲弊してるな。ほぅ⁉︎手入れはよくしている様だな。武器もお前らの事が好きな様だ。ふむ!明日残りの仲間も連れて来い。それと、リュートだったか?お前に憑いてるヤツは名はあるのか?」
(カイト)
「えっ⁉︎」
(リュート)
「なっ⁉︎わかるのか?」
(ナンカイ)
「なんとなくな!気配は感じづらいが、いるのだろう⁉︎」
(シロ)
「完璧だと思っていたが、まだまだということか?」
今まで姿を消していたシロは子犬サイズで姿を現した。
(ナンカイ)
「なんと⁉︎伝説の白虎か⁉︎ふむ!強さが測り知れん。ソナタの爪をいただこう」
ナンカイはどこから出したかわからないが、ナイフでシロの爪を削った。その動作は無駄がなく、シロは動く事すら出来なかった。
(リュート)
「何を…」
(ナンカイ)
「慌てるな!お前のその和泉守兼近は成長する代物だ。こっちの蒼剣と鳶剣もそうだが、これらは今はまだ覚醒すらしてないから成長すらしない。それがな…」
話をしながらリュートの日本刀の柄を外していく。
剥き出しになった刃渡りにシロの爪をふりかけ、謎の黒い液体を上からふりかけた。
ナンカイは金色に輝く魔素を手に集め、リュートの日本刀に流していくと、みるみるうちに日本刀が光り輝く。
(ナンカイ)
「まだ覚醒はしていないが、きっかけを与えた。お前の手に馴染むはずだ。お前達は実際にやって見せねば信用せんじゃろ⁉︎」
リュートの日本刀を元に戻しながら数回振り下ろす。
そしてリュートに手渡しだ。
(リュート)
「これが和泉守兼近か?今までより扱いやすく、軽い。すごい…」
(ナンカイ)
「これはお前とその虎の信頼度と相性がいいからできる事。奇跡に近い事じゃ。お前は風属性ですでに台風魔法を扱えるレベル、そしてその虎は伝説級のレベルじゃぞ。それが相性も良くて互いの信頼度が高いとか奇跡じゃ!もう二度とお目にはかかれん」
(カイト)
「よかったな!リュート!ナンカイさん、明日みんな連れて来るよ。」
(ナンカイ)
「あぁ、楽しみにしておる。それと、明日来る時は土産を持って来い。最上級の酒、カイトの思う最上級じゃぞ!」
(カイト)
「わかった。明日までに準備するよ。」
ナンカイのお店を後にし、冒険者ギルドに顔を出し、この島の冒険者と親睦を深めていった。
夕方にカイトの部屋で集まり、その日の出来事を話し合い、翌日にナンカイの所に行く事を決めた。
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