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交通の要衝アイム


ムハンド聖教国のビザでハント達と合流して、交通の要所アイムに向かう。


ビザを出発して広い平原でハント達の実力を測る。

模擬戦を主体に小一時間

ハント達は額に汗が吹き出し、防具の下の服もビッシリ汗をかいていた。

(カイト)

「なるほど、ハントは身のこなしはまぁまぁいい。肩に力が入って動きが固いのは直さないとな。アサヒとユウキは動きが素直過ぎる。素早さが抜き出ているからまずは体力だな。魔素循環は常にやるように。」


返事もできないほど疲れているが、地獄はこれからだ。

休憩する時は魔素循環で呼吸を整えるのと筋肉疲労を回復させる。

回復したら脚の裏に魔素を集めて上空へジャンプ

着地したら重さ100キロの棍棒を素振り

これを30回してから組み手

体力が尽きたら強制的に回復して繰り返す

移動中休む事なく鍛練する。


ハント達は属性の加護は得ていない。その為、自分の属性に特化した訓練はできない。身体強化や捜索魔法を覚えさせ、無属性魔法のシールドを覚えてもらう。

シールドといっても魔素量が上回れば破られる。それぞれの魔素量を大幅に向上させるために2時間ほどで魔素を空にし、そこに魔素を補充

こうしてハント達は着実に成長した。

本人達は成長の実感はないだろうけど…


1週間かけてアイムの見える場所まで到着した。


最終確認のための模擬戦をしたが、なかなかどうして、様になった。

(リュート)

「オレの指導がいいのか、それともカイトの鍛練法が凄いのかわからんが、ここまで成長するとは驚きだぞ!」


(リン)

「S級は間違いないね。対人に関してはね。それにしても、ユウキの変わりようが凄い。」


(ユウキ)

「アリスの指導がいいからね。犯されて塞ぎ込んでいた自分を殴ってやりたい。」


(アリス)

「私が鍛えたからな。だが、こんなに強くなると相手になる男はなかなかおらんぞ!」


(ユウキ)

「男なんてみんな死ねばいいのよ。それにしても不思議ね。腕は太くないのにこんなに力持ちになるなんて。」


ユウキはそう言って近くにある巨木を根ごと持ち上げ、そのまま少しジャンプして巨木を地面に叩きつけた。


(アサヒ)

「ユウキがユウキじゃなくなった感じね。アリスの影響がハンパない。」


(カイト)

「今日はここで野営する。そして最後の作戦会議だ。明日から別行動になるからな。街に拠点を作れなければここに拠点を作ればいい。野営の準備している間に俺が地下に街を作る。この平原も木を成長させて隠蔽すればいい隠れ家になると思う」


(ハント)

「そんな事が可能なのですか?」


(リン)

「カイトは常識で測らない方がいい。」


(サーシャ)

「カイトはほっといて、今日の夜ご飯取りに行こう⁉︎ウサッピーかボア捕獲!取れなかった人は飯抜き!ヨーイ!ドン!」


いきなりのご飯調達にハント達は取り残され、サーシャ達は一瞬で四方に散開した。しばらくして状況を理解し、それぞれボアかウサッピーを捕まえに散っていった。


1時間程で大量のボアを抱えて戻って来たのはリュート、次にサーシャが帰ってきた。それからアリスとリン、ハント、ユウキで、最後にアサヒが帰ってきた。

リュートはユウキが倒した巨木を斬り刻み、アリスがそこに火をつける。リンとサーシャはボアの解体をアサヒとユウキに教えながら準備する。


地下に巨大な迷宮を作ったカイトも合流し、ささやかな送別会を開いた。


(カイト)

「ハントはクリスロッドの子孫を探してアイムかここに匿ってくれよ。イングラッドの教皇にとって一番出て来て欲しくない人物だろう。その眼を掻い潜るのは容易じゃない。頑張れよ。」


(ハント)

「はい。必ず見つけます。ホントにありがとうございます。」


(カイト)

「感謝するのはまだ早い。まだ何も成し遂げてない。これからだ。イングラッドに住む民の事を考えろ。腐った連中を排除して、みんなが笑って暮らせる国にしようぜ!」


地下の街の入り口はハントかアサヒ、ユウキのいずれかの魔素を流さないと開かないようにしてある。お披露目はまだ先だ。生活に支障はないようにはしてある。


送別会は遅くまで続き互いの健闘を誓った。


翌日にはアイムの街に入り、ギルドと宿屋に入り、しばらくの情報収集期間とした。ハント達はイングラッドに潜入するため、ここからは別行動となった。

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