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プリランス帝国 戦争後の後始末


戦争の後始末

プリランスとの戦争が終わり、日常を取り戻しつつあるグレートウェイ王国では、奴隷兵を解放し、故郷への帰郷を支援していた。

ある者はそのまま王国の騎士団へ入隊し、ある者はクラフトで農業に就く者も、ある者は商業者ギルドや冒険者ギルドに入るなどかつてないほどの人材が王国の労働力となり各地で賑わいを見せていた。

一方で敗戦したプリランスは帝国の軍団を再編成し、国境を接するガイア帝国側に配置して牽制していた。プリランスにはガイア帝国に敗れた周辺国から志願してきた軍人や冒険者など、多くの兵士が集まっていた。かつては奴隷兵が多かったプリランス軍は正規兵だけで200万を超えた。しかし、それだけの兵士を養う食糧がなく、グレートウェイ王国から支援してもらっている。外交的立場は逆転した形となった。

プリランスに戻ったドロンス皇帝は妻を問い正しだが、真実を明らかにする事は出来なかった。


妻と別れ、皇帝の座を退いた。

その後の皇帝の行方はわからない。

皇帝に忠誠を誓っていた将軍34人の内30人もその職を退き行方をくらました。

残った将軍の内の1人マックロは、フラン王妃と結婚し皇帝の座に就いた。


1番下の子にとてもよく似ていると首都では噂になっていたが真相は闇の中


長男と次男、そして長女もドロンス皇帝と共に行方をくらました。


カイト達はグリーン王国へ冒険に出発していた。


新しい皇帝に就いたマックロは、グレートウェイ王国に対し、食糧支援だけでなく資金も支援を求め、いつ財政破綻するがわからない状態となる。

(フラン)

「グレートウェイ王国のお金など、借りるだけ借りて返さなければいいわ。私に罪をなすりつける野蛮な国ですもの…」

(マックロ)

「しかし、借りる時の担保として国政権まで渡した。返さなければ国として終わるぞ!」

(フラン)

「なんとでもなるわ。商業者ギルドに肩代わりさせるか冒険者ギルドにでも代償を払わせればいい。それに冒険者達に金を集めさせて含有量の低い貨幣でも作ればいいわ。」

(マックロ)

「お前はホントに悪いヤツだな。まぁそこがいいところでもある。何よりお前の身体はいくら抱いても飽きぬ。」

(フラン)

「今度ガイアの帝が来るそうよ。暗殺でもしてあげましょう!アイツさえいなければガイア帝国なんぞ相手ではない。場合によってはガイアに抱かれてみるのも一興。抱かれながらアイツが死ぬのを見るのはいいわ。そうね!それがいい。そうしましょ!」

(マックロ)

「お前がガイアに抱かれる!ウッ グッ!それは許せん。」

(フラン)

「お前に決定権はない。誰が皇帝にしたと思っている⁉︎図に乗るな!」

プリランスの横暴な振る舞いは国中のギルドに見透かされ、巻き添えをくらう前に他の国へと流れていった。

こうして少しずつ国力は衰退していく。


ガイア帝国のガイア神帝はプリランスに降伏勧告をするためプリランスの首都に赴いた。

護衛の騎士は僅か6人で、絶対的な自信の現れでもある。


首都の王宮でガイア神帝の接待が行われていた。

フラン王妃は色仕掛けでガイア神帝を誘惑するが、ガイア神帝は一瞥するだけで興味は無さそうだ。

恥をかかされた王妃は下着だけの姿でガイアに抱きつきナイフで背中を刺そうとした。剣先が背中に触れる瞬間剣は止まりガイアは静かに話し始めた。

(ガイア)

「お前の様な振る舞いは生きている価値はない。お前の様な者に魅力を感じる者の気がしれん。私に剣を向ける勇気は誉めてやろう。しかし、お前が生きる権利はなくなった。安心するがいい。お前の夫と共に死なせてやろう。」

(フラン)

「な…ぜ… 動け…な…い」

(ガイア)

「ふん!身体が動かないだろう。身体が動かない、想像しろ。身体の中も動いていないぞ!心臓が動かないとどうなるだろうな⁉︎くっくっ!もう声も聞こえないか⁉︎残念だ」

そこへマックロ皇帝が入ってきた。

(マックロ)

「キサマ⁉︎何をした!」

(ガイア)

「私を殺そうとしたから殺した。何か⁉︎」

(マックロ)

「殺してやる‼︎」

マックロ皇帝は黄金の剣を抜きガイア神帝に斬りかかった。しかし、フランの時と同じ様に触れる瞬間に身体が動かなくなった。

(マックロ)

「どう…いう…こ…と…だ⁇」

(ガイア)

「どういう事⁇愚問だな!くっくっ、お前は少し生かしてやるか⁉︎我が国と戦わせてやろう。お前の妻は死んだ。憎いだろ。最高の舞台を用意してやる」


ガイア神帝はマックロの拘束を解き優雅にその場を去った。

拘束を解かれたマックロは動かなくなった妻のフランを抱き上げ涙した。


悪行を重ねたフランは呆気なくこの世を去った。

この事実をカイト達はまだ知らない。


当初150余りの国はいつしか大国に組込まれ17ヶ国となっていた。強大な力を背景に一方的な支配を強めるガイア帝国に対抗する為、グレートウェイ王国、プリランス帝国、グリーン王国、ムハンド聖教国、ルーポ王国、ドンイオ王国、マスキンダ王国、モーラ王国は軍事同盟を結び、ガイア帝国を牽制、イングラッド教皇国とローシン王国はガイア帝国を支援、セントラル中立国は不干渉の国際情勢となった。

『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。


感想もお待ちしております。


今後も本作を書いていく強力なモチベーションとなります。感想を下さった方、評価を下さった方、本当にありがとうございます!

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