ポロンド革命軍
後世で第二次ラード戦線と呼ばれる騎士団30万対革命軍2万の戦いは情報戦争で優位な革命軍が勝つだろうと思われていた。
先頭を歩かせられる市民を隘路で秘密裏に救出していたジール隊はしばらくして違和感に気付く。
トンネルに誘導していると当初100人程と聞いていた市民はいつしか500人を越えた。左右に陣取っていた革命軍は更にその上から突然攻撃を受けた。
前線で敵を待ち構えていたエルメス隊はいつまでたっても敵が見えない状況に焦りを隠せない。遠くから攻撃が行われている音だけが聞こえる。
エルメス隊は前進を開始し敵と接触を試みる。戦闘地域では革命軍が壊滅していた。逆に待ち伏せされたエルメス隊は左右から攻撃を受け、ほぼ壊滅状態となった。エルメスは撤退を下すがラード方向からも敵が攻めてきたため、散り散りに逃げる事になり、革命軍の敗北が決まった。
ポロンドや主要な人物は逃避行を余儀なくされ、もはやアーリー合衆国に居場所はなくなった。
ポロンド革命軍の主要メンバーは、アテンナ女帝国とセントラル中立国の緩衝地帯となる巨大なジャングルの中に拠点を作り、再起をかけて態勢を整えていく。
全ての島を手中に収めたローシンは、革命軍の残党狩りを行い、盤石な体制を整えた。
こうしてかつては繁栄し平和で幸せな国は、ローシンの独裁により反抗する事も許されない管理された国となり、ローシン王国と国名を変更しアーリー合衆国は歴史から消える事になった。
海の幸や山の幸、豊富な鉱山資源は全てローシンやその派閥の私腹を肥やし、国民は少ない配給で苦しい生活を余儀なくされた。国民達は神に祈りを捧げ、いつか助けてくれると信じてひっそりと生活した。
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