独裁国家誕生
カイト達ラークが冒険者として歩み始めた頃
アーリー合衆国
5年に一度の大党大会
様々な島がそれぞれ独立していて、その代表が国の評議員を務めている。その中で1人の代表を決める大会が大党大会
代表としての任期は2回、つまり10年代表を務める事ができる。様々な島はその人口に応じて2人から10人までの代表者を選出する。つまり、代表になるには島の代表者の票を獲得する必要があり、150票を獲得すればこの国の代表として統領となる。
一番はずれにある小さな島の代表アポロ18歳はかなりのイケメン、黒髪の短髪黒目二重で身長176センチ、細いが筋肉質で鍛えられた身体は戦闘力の高さが伺える。扱う武器は刀で柄には太陽の紋章が刻まれている。
アポロは幼き頃から人を惹きつける能力が高い。困っている人がいればなんとか助けようとするし、横暴な人には話し合いで解決する平和主義でもある。人が嫌がる事はしないため、自然と周りから慕われた。16歳の時に近くの海に出没していたシャークィーンという海の暴君を退治し、その名は島中に響き渡った。アポロには気心の知れた仲間18人がいて、いずれも猛者揃いだ。特にゼスとポセイは近接戦闘が得意で、ハーデスは魔法攻撃が得意だ。エロスは情報操作、カリバーは武器製造とナースは治療が得意で、バランスのとれたチームだ。
アポロが統治している太陽島の隣には満月島があり、この島を統治しているエルメスはアポロと幼馴染でこちらもイケメンだ。エルメスにも自分のチームがあり、偵察隊、遊撃隊、親衛隊、重戦闘隊、魔法隊、補給隊、治療隊と機能に特化した部隊編成をとっている。その隊長はエルメスの腹心として忠誠を誓い、いずれも猛者揃いだ。
太陽島と満月島の下に位置する孤独島は、ヘイメスが代表を務める。ヘイメスはロリ体型で胸が大きくとても可愛い子だが、戦闘力がハンパない。アポロ達やエルメス達もヘイメスだけには逆らえないほどだ。ヘイメスは政治力もあり、孤独島はとても住み心地が良いと評判だ。孤独島は豊富な鉱山資源を保有し、武器製造が盛んだった。アポロ達やエルメス達はここの武器屋にそれぞれの武器を作ってもらっている。
アポロやエルメス、ヘイメスが師と仰ぐポロンドはアーリー合衆国の統領を務めている。ポロンドは歴戦の武士のような佇まいで白髪に赤い瞳、頬に刀傷が刻まれている。ポロンドには150人の弟子がいていずれも各島で代表を務めている。ポロンドは次の代表を一番弟子の影虎にしようと奔走していた。反対派はローシンで今のところ20人の推薦しか取れていない。つまりローシンはポロンド派の票を獲得しなければならない。
大党大会で代表者が集まり、選挙が行われた。ポロンド派から影虎が選ばれると思っていた一同はローシンの統領決定に言葉を失った。どうゆう事が理解できない。
ポロンドは弟子達に聞き取りをしたが全員影虎に投票したそうだ。議長に問いかけるとポロンド派の票は全て無効票となり、ローシンの票のみが有効だったらしい。多数決によりローシンの統領は決まった。ポロンド派は次の代表戦で交代を目指す事で納得した。
が、ローシンの策略により、次の代表戦が行われる事はなかった。その事をみんなはまだ知らない。
ローシンは統領制度を改正し、任期を撤廃した。ローシンはそれぞれの島に息のかかった者達を移住させ、代表者をすり替えていった。こうしてアーリー合衆国は独裁国家へと態勢が変化し、それぞれの島では代表者が独裁者になっていった。
若い男子は騎士団への徴兵が行われ、それぞれの島からの税収も強化され、国民の暮らしは日に日に苦しくなっていった。特に孤独島は豊富な鉱山資源を搾取され、国民に還元されないため、他の島に比して生活は苦しくなっていった。ポロンド派はいつしか革命軍となり、それぞれの島で解放に向けた活動を活発化させていった。しかし、アーリー合衆国騎士団の前に各個撃破され、未だに一つの島すら解放出来ずにいた。
ポロンド派革命軍は、一番はずれにある太陽島に集結し、打倒ローシンを掲げた。革命軍を指揮するのはポロンド、参謀長影虎、諜報部、遊撃隊、防衛隊、治療隊などにポロンド派の主要幹部が配属され、ヘイメスは第8遊撃隊長となり、アポロ達やエルメス達もその部署に配置された。
太陽島には戦闘地域に適した場所が20ヶ所はある。交易の拠点都市で大きな街はオーディという海に面した港湾都市だ。すでに騎士団の軍団は集結している。この都市から内陸部に繋がる道は5ヶ所あり、1番大きな道は中心部にある島の首都スターヤンに繋がる。その中間にある中継都市ラードは革命軍の攻撃拠点として最適だ。ラードからオーディまでは左右を険しい山が聳え立ち、ちょうど隘路となっている。そのため、大軍で行動しても左右に展開出来ず、攻撃側が有利となる地形だ。
第8遊撃隊は騎士団の軍団を正面から攻撃し、進軍速度を遅くするかその場に留める事を求められた。その間に左右から革命軍が攻撃し、約40万の軍勢を殲滅する作戦となった。
世界はグレートウェイ王国とプリランス帝国の戦争に注目が集まり、アーリー合衆国内での内戦に目を向ける者はいなかった。
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