帝国の陰謀
ガイア帝国の帝都
皇帝「この世界に住む人々にとって、争いのない平和な世が望むべき世であろう?」
宰相「はい。そのためには世界を全て皇帝の臣民にする事が世界平和の近道であると思いまする。」
皇帝「モーラとの戦いはあくまで世界の眼を欺くため。グレートウェイにあるグレートウォールを崩し大量の魔物が押し寄せればあれらの国は勝手に潰れるな」
宰相「プリランスは皇帝が変わりましたな。アレをけしかけますか?」
皇帝「上手くやれ!」
宰相「かしこまりました。」
皇帝「それとセントラルに密偵を放て。動きが怪しいと報告があった。なんでも不死化の実験をしているらしい。永遠の命は夢物語。だが、成功するなら是が非でも手に入れろ!」
宰相「かしこまりました。」
☆☆☆☆☆☆
プリランス帝国の帝都
フラン王妃の寝室
フラン「どこからその情報を?」
隠密「グレートウェイ王国の密偵からです。」
フラン王妃の前に全身を闇に同化した黒い衣服を纏った隠密が膝まづく。
フラン「わかりました。皇帝には私から伝えます。この事は他言無用ですわ。代わりに口の軽そうな冒険者にグリーン王国がグレートウェイ王国に、ガイア帝国は我が帝国に攻め入る準備を始めたと流しなさい。」
隠密「わかりました。」
隠密から報告を受けたフラン王妃は、天井を眺めながら不気味に笑う。
隠密が部屋を後にし、宰相を呼び出す。
フラン「宰相!グレートウェイ王国に軍事支援を申し入れなさい。ガイア帝国との戦いが近いわ。」
宰相「どれほどの規模で?」
フラン「40万ほどもらえばいいわ。その軍勢でセントラルとの緩衝地帯の国を平定させなさい。使い捨てるつもりで!」
宰相「かしこまりました。」
フランは宰相が部屋を出た後に天井に向かって話しかける。
フラン「グレートウェイは将来の我が帝国にとって脅威となるわ。まずは…
消しなさい。」
隊長「かしこまりました。全力で…」
フラン「少しずつよ。悟られてはダメ…」
隊長「仰せのままに」
屋根裏から王妃にだけ聞こえる声で答える。




