貧しい子と裕福な子
イングラッド教皇国のはずれにある小さな村で産声をあげたイーサンは貧しい家庭で育った。与えられる食事は一回で量も少ない。そもそもこの国では慢性的な食糧不足で経済も上手くいっていない。特産品もなく、貿易の旨みもないため他の国の商人もあまり足を運ばない。頻繁に足を運ぶのは奴隷商人だけだった。つまりこの国は国民を商品として出荷している。その事実は情報操作により国民は知る由もない。
多くの家庭では子供を養えず、我が子を教会が運営する施設に預け、見返りに金銭を受け取るという方法がとられていた。
教会では子供を預かり、契約している奴隷商人に売り飛ばし、その売り上げは教会本部に献上する。売り上げの順位で教会の格付けが決まっていた。
この国の誕生は唯一神であるクリスロッドが数多くの奇跡を起こし、国民を救っていった伝説から始まった。人々はクリスロッドを神と崇め、王へと押し上げた。王としてのクリスロッドは民の事を考え、争いのない平和な国にしていった。民を信じ疑う事すらしなかったクリスロッドを利用したのが初代教皇のユダだった。ユダは国民の求心力を得る為、クリスロッドは神の化身であり神を信じる者は救われると説いた。悪い事をした者は教会の懺悔室で懺悔しお金を払えばその罪は消えると説き、多くの財産を集める事に成功した。そして教会の力がどんどん増していき、いつしか国を治めるほどになった。賄賂が横行し人を殺してもお金さえあれば許され、お金のない者は何をしていなくても犯罪者になったり奴隷になったりした。
そんな腐敗した国で生まれたイーサンは、3歳の時に施設に入り、5歳で奴隷としてムハンド聖教国との国境付近に住む盗賊団で過ごした。食事はみんなの食べ残しや腐った食べ物だった。そんな過酷な環境でも頑張れたのは盗賊団の参謀総長の補佐役のハントがいたからだ。ハントは隠れてイーサンに食べ物を渡したり、遠出の時に同じテントでおしゃべりしたりといつも気にかけてくれた。イーサンは見た目は女の子と間違うほど可愛らしい顔をしていた。15歳の時、ハントは同性愛者だと秘密を打ち明け、2人は関係を持った。この国では同性愛者は処刑の対象だった。その為、2人の関係は2人だけの秘密だった。
ある日の夜、盗賊団のアジトに討伐隊がやってきた。討伐隊は熱烈な歓迎を受け、飲んだり食ったりの大宴会が始まった。イーサンは酔った奴らに取り囲まれ、みんなの前で裸にされた。討伐隊の連中はイーサンの中に肉棒を突っ込み、思い思いに射精していった。周りの連中はゲラゲラ笑いながら、終わったら捨てて来いとハントに命じた。
ハントはムハンド聖教国に逃げる様にイーサンに伝え、ペンダントを渡した。どんなに辛い事があっても生きろ、いつか必ず会いに行くと言葉をかけられたイーサンは裸のままムハンド聖教国に逃げた。
イーサンが産声をあげた同じ年
教皇のいとこにあたるダンブル家当主の長女として首都で産声をあげたマーリンは何不自由なくわがままに育った。
教皇一族以外は奴隷と同じだと教えられ、選ばれし者だと疑わなかった。戦闘訓練は嫌いで魔法の教育も大嫌いだった。しかし、周りの大人達は気に入られようと褒め称えたため、マーリンは自分を天才だと思っていた。
15歳になったある日、ダンブル家の試練のためムハンド聖教国の国境付近にある迷宮に出かけた。この迷宮はある程度戦闘力があれば攻略できる初級者向けの迷宮で、お供は5人いれば安全だった。しかしこの時のお供は2人だけ。マーリンがお供はいらないと駄々をこねたためだ。
イングラット教皇国とムハンド聖教国には魔物は滅多に出ない。出たとしてもウサッピーやボアのような弱い魔物しか出ない。その為、冒険者を稼業にする者は少なく、他国の冒険者が訪れる事もなかなかない。盗賊は天敵のいないこの国が夢のような国となっていた。何をしようとも教会に賄賂さえ渡せば許される。それどころか教会側が盗賊を養っていると言っても過言ではない。
ハントはアジトに戻り、イーサンを捨てて来た事を報告した。でっぷり太った盗賊団のヤン団長は酔った勢いでイーサンを捨てて来いと言ったが、ハントに命じた事を忘れ怒鳴り散らし、今すぐイーサンを連れて来いと暴れ回っていた。
手下達はすぐにイーサンを探しにアジトを後にした。
下っ端のダコヤとアースは森の中でキャンプを張っている2、3人のグループを発見した。
キャンプを張っていたのはマーリンとそのお供だった。ダコヤとアースはマーリンに近づくとお供のアサヒとユウキ女性2人は剣を構えたがすぐに取り押さえられた。マーリン達3人はダコヤ達にロープで縛られ、アジトに連れて行かれた。
マーリンは15歳で経験はない。
アサヒとユウキもダンブル家のメイドとして9歳から10年働いていて男性経験はない。
ヤン団長は処女3人の手土産にとても喜んだ。マーリン達は裸にされ、猿轡をかまされ、台の上に手足を縛られ大股を開いた状態で陵辱の限りを尽くされた。股からは血と白濁の液体が溢れ、ヤン団長の後は入れ替わり立ち替わりで手下達に犯された。
マーリンは泣き叫び、意識がなくなると水をかけられて起こされる。
アサヒとユウキも同じだった。
地獄のような日々だったが、いつしか犯される事に悦びを感じるようになった。
マーリンが帰ってこないダンブル家はお抱えの兵士を捜索に向かわせた。
盗賊団に捕らわれている情報を得た捜索隊はアジトに向かう。
アジトに到着した捜索隊は、マーリンの変わり果てた姿に言葉を失う。裸のままヤン団長のものを咥え、後ろから違う手下に突かれて喘いでいる。アサヒは手下2人の肉棒を手でしごきながら口で違う手下のものを咥え、更に違う手下に股を突かれている。ユウキは廃人の様に部屋の隅で口から泡を吹いて倒れていた。
兵士達はヤン団長にダンブル家の長女だと伝えると盗賊団達はその行為をやめ、顔を青ざめて言葉を失った。
兵士達も事の重大さから報告するわけにもいかずどうしようかと狼狽えていた。
ヤン団長はマーリンに優しく話かけ、大きな肉棒で頬を軽く叩いた。マーリンは大きく口を開けその肉棒を咥えようとする。
(ヤン)
「欲しいか?」
(マーリン)
「ください!」
(ヤン)
「お前は俺の事が好きか?」
(マーリン)
「はい!大好きです。」
(ヤン)
「俺がお前の旦那なら嬉しいか?」
(マーリン)
「はい!嬉しいです」
こうしてヤンはマーリンの旦那になる事にした。捜索隊にはマーリンが好きになった男がダンブル家の跡継ぎとして結婚すると報告するように段取りして帰した。マーリンはヤンに依存していて中毒のような状態だった。
盗賊団はアジトを引き上げ、ダンブル家の跡継ぎとその兵士として首都に向かって移動した。
アジトに取り残されたアサヒとユウキはそのまま捨てられた。ハントは、2人の汚れた身体を拭き、優しく手当した。少しずつアサヒとユウキを懸命に治療した。
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