皇太子の鍛練
翌日サイとの集合場所へ向かう。
サイがどれほど強くなったか楽しみだ。
御一行様の姿が見える。遠くから大地を伝って魔素を流し落とし穴に見せかけた罠を張ってみると真っ先にサイが異変に気づいた。かなりレベルが上がっているようだ。
イタズラに気付いたサイは、俺の周りを巨大な壁で囲む。上空からは巨大な岩が落ちてくる。逃げ場がないので自分の下に穴を作り岩に押し潰されたように偽装する。ついでに土で作った右腕を地面に転がしておく。
勝ちを確信したサイは腕を確認しに近づいてきたので脚を切り落としてやる。
不意を突かれたサイの脚は切断され、大量の血が飛び散る。動けなくなったサイは両手を上げ降参を意味した。
穴から飛び出し急いでサイを手当てする。
カイト「まだまだだな!最後まで気を抜くなよ!」
サイ「強くなったと思ったのに、カイトさんはホントに強いや!」
カイト「お前にはもっと強くなってもらわないとな!この国はお前が守るんだろ⁉︎」
サイ「この旅でもっと強くなります。ご指導よろしくお願いします」
カイト「まだ身体中の魔素循環がお粗末だぞ!俺の腕を斬ってみろ!」
そう言って左腕を差し出す。
サイは腕を斬りつけるが腕が飛ぶ事はなかった。
サイ「どうゆう事ですか?」
カイト「身体中を魔素循環してるとな、斬られた瞬間には治療が始まっているんだ。斬るスピードより治療のスピードが上回っただけだよ。つまりお前の剣は俺の腕を通過したように見えるわけだ。痛いのは痛いけどな!」
サイ「すごい」
カイト「常に身体中を循環させとけよ。初めは疲れるが慣れれば考えなくてもできるようになる。それに武器に魔素を流せば相手の治療を妨害もできる。まぁ行きながら鍛練するぞ」
サイ「はい」
やっぱり弟子のような感じだ。
カイト「そういえばサイは女を抱いた事あるのか?」
不意を突いた質問にサイの顔は茹で蛸のように真っ赤になる。
カイト「好きな人はいるのか?」
サイ「カイトさん、それ質問が逆です!」
カイト「あぁわりいわりい。それじゃ…どんな人が好きなんだ?」
サイ「リンさんみたいな人が好きです。おっぱいが大きくて、身長は小さいし、顔もすごく可愛いなぁと!」
カイト「リンかぁ、確かに可愛いもんな!でもリンはすごく強いぞ。もっと強くならないとな!」
サイ「リンさんが好きな訳じゃなくて、リンさんみたいな人が好きですって言ったよ!」
そんな談笑をしながら北ルートを通りマーヌルシティで一泊する。
サイ「この道は真っ直ぐ整備されてますね。以前はこんな道ではなかったはず」
カイト「土魔法と草魔法でちょこっといじっただけだ。」
マセキト「この道を作ったのですか?規格外な人だ。」
マーヌルシティに到着するとマーヌルとリンダが出迎えてくれた。
皇太子を囲み、ささやかな懇親会をした。
翌朝はサイの鍛練の時間だ。
瞑想しながら魔素循環を高速でできるようにする。
サイは光属性のようだ。循環が高速化されるにつれ身体が光り輝く。一瞬だけ光りもとに戻る。
サイ「もう無理だ〜!身体中が鉛のように重いよ…」
カイト「そのようだ。しかし、サイは光属性なのか?一瞬身体が光ってたぞ!」
サイ「自分じゃわからないよ。」
カイト「今日の練習は終わりだ。魔素循環はゆっくりでいいから常にやっておけ。それにお前のその属性…面白い事ができそうだ。明日試してみよう!」
サイ「はい、一つ質問が…カイト君のように魔素を増やす事ってできるんですか?」
カイト「確信はないけど、魔素は使えば使うだけ少しずつ増えてるような気がする。俺は毎日寝る前は魔素をほぼゼロにしてから寝てる。まぁ経験からそう言ってるだけでホントかどうかは分からん!」
サイ「今日からやってみます。」
カイト「ちなみに、女性を抱く時は大量の魔素を消費するからな。鍛えれば鍛えるほど夜も強くなるってわけだ。大きさもどんどん大きく太く硬くなる。」
サイ「そ、そうなんですね…」
カイト「話を聞いただけで勃起するって!メイドに頼んでみるか?」
またしても中学生のような話をしながら部屋に戻る。サイの部屋の前では綺麗なメイドが並んで待っていた。サイはメイドを見て赤面しながら部屋に戻って行った。メイドの1人ダリアは不思議そうにサイを見た後、俺の所へやってきた。
ダリアはリンに似ておっぱいが大きくて可愛いタイプだ。でもメイドが皇太子とそんな関係は許されないだろう。話を聞くと、許されるらしい…
王や王妃からはそうゆう事に興味を持ち始めたらしても良いらしい。ただし、子は成さない事
メイドはメイドで大変そうだな。でも、子ができたら、新たな火種になりそうだ。
朝食をとり、ウェットに向かう。
到着してからは侯爵や辺境伯が出迎えてくれるだろう。サイには皇太子として振る舞ってもらわねば!
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