ギルドの新たな仕事
オッソからグリーン王国のダルカナ・グリーン商会の会長が訪問して来てビックリしたと言われた。
そんな時は事前に教えてくれとも
カイト「ついさっき会ったばかりだからな。ごめん。時間があれば先に連絡するよ!」
オッソ「ビックリしただけですから大丈夫です。それよりも大手の商会と取引が出来るチャンスをいただきありがとうございます。カイトさんのお酒は大好評で、グリーン王国でも売っていただける事になりました。ちょっと割高にしましたけど。」
カイト「ダメだよ!値段を上げると庶民に行き渡らないから。俺の酒は貴族用ではなく庶民用にしたいから、割安にしといてよ。」
オッソ「ふふふ、わかりました。」
カイト「それとお願いがあるんだけど、マッカロニまでの道の途中に警備隊の拠点を作った。そこに通る人達の安全祈願ができるように何かお金とか食べ物とかを置けるようにしたいと思って」
オッソ「それでしたら、神の像を立ててお布施ができるようにしてはいかがでしょうか?」
カイト「神なんていないだろ⁉︎ウーン⁉︎そうだ!国王の銅像を建てたらどう?」
オッソ「国王の銅像なんて勝手に建てたら処刑されてしまいます。」
カイト「国王の許可は俺がとってくるよ。それから国内の道路に警備隊を作ろうと思う。その警備隊を商業者ギルドで支援できないか?」
オッソ「支援は出来ると思いますが、メリットがないと…ギルドは動かないと思います。」
カイト「メリットはあるだろ!行商するのに護衛の必要がなくなるからその分の支出が減る。商品の値段を上げる必要がないから安く売れる。安いとみんな買うだろ⁉︎すると売り上げが上がる。それに、道路が安全になれば旅行者が増える。各都市間の人の流れが多くなると宿や街の商品も売れて儲かる。どうだ?メリットしかないだろ⁉︎」
オッソ「それだと冒険者ギルドの収入が減るのでは?」
カイト「護衛の任務は命がけだ。命知らずの冒険者も多いが、できれば安全で楽な仕事をやりたいと思ってる連中も多い。そいつらには違う仕事を与えるつもりだ。多少収入が減ったところでギルドには痛くも痒くもないだろう」
オッソ「わかりました。それではギルドに話を通して来ます。カイトさんは国王の方よろしくお願いします」
話が終わった俺はサーシャを連れて王宮の兵士に伝言を伝える。
返事が来るまで冒険者ギルドで待つ事にした。
ギルドマスターのハリスさんは王国内の冒険者ギルドの会長もやっている凄腕だ。元S級でアレックス達の育ての親だそうだ。
プリランス帝国の情報もいろいろ教えてくれた。
俺は王国内の道路に警備隊を作ろうと思う話をすると乗り気で協力する事を約束してくれた。
そして警備隊は冒険者ギルドの管轄にする事になった。
ハリスさんの執務室に置いてあった写真に目を移すと冒険者時代のパーティーメンバーが写っていた。
その一人はサーシャのお父さんだった。
隣に写る人はサーシャのお母さん
サーシャは気丈な態度だがその眼には涙が浮かんでいた。
冒険者時代のサーシャのお父さんお母さんの話をしてくれた。
2人は当時の時代では珍しくお互いだけを愛していたそうだ。
2人は近接戦闘にめっぽう強く、魔法も一流だったそうだ。それに他人に優しく自己犠牲は厭わない性格だったらしい。
子供ができた為引退し、母国のガイアに戻り子爵の地位を築いたそうだ。
子供は男の子と女の子を授かり幸せだと手紙に書いてあったそうだ。
そんな会話をしていると王の使いがやってきて翌日に会える事になった。
サーシャと2人で宿に入り休む。
その夜も夜更けまでお互いを求め合った。
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