ナーフ殲滅
屋敷に潜入した俺達は二手に別れる。
俺は弟の救出
リュートはナーフの拘束
それをやり遂げたら外の待ち合わせ場所に集合
それから下衆野郎どもの殲滅だ。
俺は屋敷の入り口にいるヤツと話し女を集めている部屋に向かう。
部屋に入ると酷い状態だった。
カイト「お前、この状態のヤツとやったのか?」
警備兵「あぁ、初めの頃は躊躇したが、慣れると良いぜ!動かないからな!抵抗もしないから楽だよ!それにな、手足を斬る時はまた、気持ちがいいんだよ、
グェ・・ヘッ ヘッヘッ ヘッ」
(ヤバイ…今すぐ殺してぇ〜!)
警備兵「お前も終わったら戻ってこいよ!今日は盗賊達の献上日だ。女をいっぱい引き連れてなグェ・・ヘッ ヘッヘッ ヘッ」
見張りが居なくなるのを確認して女性達の状態を確認する。手足を切断されダルマ状態の女性が47人、腕だけ切断され鎖で繋がれている女性が12人、脚だけ切断されている女性が9人、手足はあるが髪や肌を焼かれて壁に貼り付けられている女性が26人…まともじゃない…
1人1人状態を確認して行くと妊娠している女性が多い。
弟どころではない。この人達も救出する。
火傷の酷かった女性を治療して協力してくれるように頼んでみる。
女性「条件があるわ。私達にも殺させて!同じような目にあわせてから殺してやる!」
俺は頷き、いつでも逃げれるように準備してもらう。
2階の奥の部屋に行くとフリーキーと思われる子がいた。顔は殴られ腫れ上がっていて弟かどうか確認できない。
カイト「お前の名前はなんという?」
「僕は…フ…リーキー…ファン…オ…スティ…たす… …け…」
カイト「お前に兄はいるか?」
「いた…カ…イ… … ト…に…い…さ…」
カイト「フリーキーーーーー!」
思わず抱きしめ、涙が止まらない
すぐに拘束を解き治療を施す。
体力が削られ、回復するのに時間がかかりそうだ。
お姫様抱っこの形で窓から外へ飛び出す。
全速力で集合場所に行きフリーキーを寝かせる。
カイト「すぐに戻ってくる。屋敷の女性達を連れて」
聞いているはずはないが、静かに告げて屋敷に戻る。
女性達の部屋まで戻り簡単な治療を施す。
部屋の外に地下道を作りみんなをそこに誘導する。
手足がない女性を手足がある女性達で運ぶ。
カイト「ゆっくりで大丈夫だから静かに行こう」
総勢94人
進みは遅いがなんとか集合場所まで辿り着く。
ここでもまだ安心はできない。
地下に大きな洞窟のように空間を作った。
そこに倒壊した家屋内のベッドや毛布を運び、しばらく隠れてもらう事にした。
リュートが来るまで出来る限り治療を施した。
ポーチから食料を出し調理が出来る人達で食事を作りみんなで食べるように言った。
しばらくするとリュートがナーフを連れてきた。
ナーフを見た女性達は今にも殺しそうな勢いで迫ってきた。
みんなを落ち着かせ、これから街に居る下衆野郎どもを殲滅してくると告げ、盗賊達のリーダー格はここに連れてくる約束をした。
俺とリュートは外に出るとナーフが誘拐された事に気付いた野郎どもがざわめいていた。
俺は所構わず野郎どもを斬り伏せていった。全員皆殺しだ。盗賊達の姿が見え、モブ軍団を斬り伏せ、リーダー格を、植物を操作して拘束、ついでに何人かも拘束した。
リュートは空中で20人ほど拘束して風魔法でぐるぐる回しながらやってきた。
俺達は返り血を浴び汚れていたが気にしなかった。
処刑台まで連れて行き台上に並べた。
しばらくするとシロがやってきて誰も逃げるヤツがいなかったからつまらんと言った。
女性達を連れてきて好きにする様に言った。
手足のない女性達の治療をして修復した。
これだけの人を治療したのにまだ魔素は余裕があった。
カー子が言ってた怪しいヤツはどこにもいなかった。
ナーフだけ殺さないように告げて、俺達は屋敷に戻った。ユキやジェイミー、アレックス達の遺品がないか探す為だ。
隈なく探し回ったが何もなかった。
諦めて処刑台に戻った。
俺はナーフに話しかけた。
カイト「お前は人間なのか?」
ナーフ「オレ様は神になる男だ。お前らみたいな下賤な者が話しかけて良い存在ではない。今すぐ解放しろ!これは命令だ!」
リュート「お前の話なんかどうでもいい。リスキーと天使を殺したのはなんでだ?」
ナーフ「知らん!そう指示されたからじゃ!」
カイト「誰に指示されたんだ?」
ナーフ「知らん!何も知らん!」
リュートは左手の指を1つ引きちぎる。
ナーフ「がゃー ぎゃー」
あまりの痛さに叫ぶ!
リュート「まだまだだぜ…お前にやられた人達の痛みをすべて受け止めろ!何を喋ろうが、何を隠そうがオレには関係ねぇ!ただただ痛ぶるだけよ!」
静かに怒るリュートはそばに居ても恐ろしい。
リュート「次も指だ!」
そう言って中指を石で叩き割る。
ナーフ「がーぁーあーいー--_」
しばらく拷問が続く。
それからナーフはすべてを語った。
プリランス帝国は王国を手中に収める為、主要な公爵家の切り崩しを図った。1番の脅威はオースティン家で、領民の事を大事にし領民もオースティン家を心から慕っていた。財政面、軍事面から王国を支えている為、一家全員の暗殺を計画したが、子供4人が生き残った。フラン王妃からは全員殺すように指示があったらしいがこれをナーフが拒否
長男はどこかに逃げ出したらしいが他の3人は屋敷で飼っていたそうだ。娘2人はプリランス帝国の奴隷商に売り飛ばしフリーキーを人質として置いていたらしい。
軍事面を支えていた公爵家や侯爵家を暗殺や買収し少しずつ弱体化させたらしい。
弱くなった王国は外交で意見が弱くなったため、皇太子たちを暗殺、お気に入りのサイを誘拐し解放の代わりに帝国の属国になるように仕組んだ。
最後の仕上げに王国直轄の騎士団グレートウォールを壊滅させる予定が失敗した。
目撃したリスキーと天使を飲み物に毒を入れて気を失った時に拘束して凌辱の限りを尽くしたらしい。
聞いてるだけでも反吐が出る。
公開処刑を触れ回ったのはフラン王妃の指示らしい。領民や長男を燻り出し殺すためらしい。
プリランス帝国に激しい怒りが込み上げる。
カイト「コイツにはもう用はない。お前達で好きにしていいぞ!」
俺は女性達にそう告げると間に入る声がした。
フリーキー「待って!兄さん…ぼ…僕にそいつをやらせて!」
フリーキーはフラフラしながらそう言った。
カイト「わかった。しっかりやれ!だが、今はまだダメだ。この人達もコイツには相当の怨みがある。それが終わってからやれ!」
フリーキーや女性達は静かに頷き、女性達はナイフで手足を刺したり斬ったりした。
最後はフリーキーがナーフの首をはね飛ばした。
グレートウォールの方も片がつき、俺達は心に穴が空いたような気がした。
街全体を大地の中に埋めて更地にした。懐かしき屋敷も一緒に。
カイルに戻り、冒険者ギルドでグレートウォールの警備要員を募り、派遣した。
商業者ギルドでビキンスにギルド新設と住宅用の家を建設する人達を募り、派遣した。
しばらくすると北の洞窟に逃げていた人達やカイルに逃れた人達がビキンスに戻っていった。
俺は1人で首都に向かい、国王に会う事にした。
リュートは冒険者を連れてグレートウォールへ
アリスは商業者ギルドの人達とビキンスへ
リンはカイルに残り街の治安維持に就いた。ついでにフリーキーの面倒も見てもらう。
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