表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/152

ビキンス事件


凱旋から1ヶ月後

冒険者ギルドで嫌な噂を耳にした。

なんでも[LSKリスキー]と[天使の華]が隣の都市ビキンスで公開処刑になるという。


罪名は不敬罪

(なんだそれ!)


ビキンスはオースティン家が滅亡し新たにナーフ侯爵という貴族が統治していた。ナーフ侯爵はプリランス帝国にあるマタナラを統治するセイバー侯爵の親族で素行は悪く生きたまま犬に喰らわす事を楽しんでいるヤベェ奴だ。国外追放となり王国に亡命してきてビキンスの統治をする事になったらしい。

ビキンスは治安も良く、領民はオースティン公爵を慕っていたが、ナーフ侯爵が来てからは治安が悪化

税金の取り締まりは酷く、暮らす人々の生活は苦しいらしい。税を払えないと代わりに娘や母が税として納められるらしい。また、グレートウォールの警備は王国直轄騎士団が担任していたが、最近はナーフ侯爵の軍が担任するようになった。


何が真実かわからないのと、良くしてくれた恩人達、何より愛する人を救う為に急いでビキンスに行く事にした。


ビキンスの入り口では厳しい取り調べが行われていて女や子供は入れるが男は門前払い。無理に入ろうとすると剣で斬り伏せられていた。

その様子を見て入り口が見える場所で作戦会議をした。

とりあえずアリスとリンに中に入ってもらい様子を見てもらう事にする。

俺とリュートは潜入できる場所を探す事にした。


俺とリュートは右回りに迂回していた時、シロは壁を飛び越えれば良いではないかと提案してきた。


周囲を見渡し誰もいない事を確認するとシロと共に高い壁を飛び越えた。


中の街並みは一変していた。家屋は倒壊し、ゴミが散乱している。死体は片付ける事なく放置され、白骨化していたり、ウジやハエが飛び回っている。酷い悪臭が周囲を漂っている。


中央部へ向かい進むと広い広場が見えてきた。

広場の中央には処刑台があり周囲を柵で囲まれ、一角に観覧用のテントと中には派手な椅子が置いてある。柵を囲むように5人の剣士が警備している。


近くの一部が倒壊している家屋でアリスとリンを待った。連絡はシロがしてくれた。


4人が集合し、これからの作戦を話しあった。

俺は正面突破を提案

するとリンが珍しく意見する。

リン「今のうちに牢屋を見つけ助け出したら?」

リュート「それ見つかったらヤバくねぇか?」

アリス「確かにそれもあるな。」

いろんな意見が出たが情報が少ない。

カイト「カー子、シロ、みんなが捕まっているところを探してきてくれ。できるか?」

リン「それならカー子だけで十分。シロは街の中で情報を集めさせたら?」

リンが真っ当な事をいう。

俺はだいぶ頭にきてるらしい。冷静な判断ができていないようだ。

カイト「すまん!落ち着いたよ。少し冷静になれた。ありがとうな!みんな」

アリス「頭にはきてるぞ!ジョージは私の恩人だ。絶対助ける。」

アリスがいう。それに続きリンが口を開く。

リン「私はアレックス達が好き。アーリさんも好き。だから助ける。」

リュート「俺はなぁ!ジェイミーに漢にしてもらったんだ。心から愛したのはジェイミーだけだ。不敬罪だかなんだか知らんが俺の邪魔するヤツは叩っ斬ってやる。」

みんな気合いが入ってる。


そうと決まればまずは情報収集だ。



シロの話を要約すると

グレートウォールの向こうからやって来た怪しい人に似た魔物の集団

ギルドカードを見せても偽物だと言われたそうだ。

全員捕らえられ、ナーフ侯爵の屋敷まで連行された。アーリとユキ、ジェイミーを見た侯爵は3人を裸にし、連日犯したそうだ。

ジョージ、ミッシェル、ミッツは手足を斬られ、身体が腐っていくのを酒を飲みながら眺めていたそうだ。

アレックスは見せしめの為に、明日の処刑で首をはねられるそうだ。


何が不敬罪なのか?


カー子は更に情報を持ってきた。


ユキは地下にある牢屋で裸のまま逆さまの状態にされ、股に槍が刺さって死んでいた。


ジェイミーは手足を切断され、台に固定され多くの人の精子を浴びながら死んでいたそうだ。


アーリは裸の状態で胸を切り取られ、爪を剥がされ、目は抉り取られ、アソコも切り取られ、無惨な姿で死んでいたそうだ。


アレックスは手足を切断され、目を抉り取られ、アソコにアーリのモノと思われるものが付着した状態で死んでいたそうだ。


明日の処刑って誰の?


なんなんだ、俺達は何しにここに来たんだ。助けるどころかもう死んでしまっているなんて!


しばらく俺達は口を開けなかった。


沈黙の後、シロはいう。

シロ「ここに暮らす者達は、みんなナーフが連れてきた者ばかりだそうだ。もともと住んでいた者たちはカイルに移住したり、奴隷としてグレートウォールに連れていかれたり、北の洞窟に逃げ込んだりしているそうだぞ!」


カー子も続く。

「街の周辺の盗賊達も仲間だそうだ。金品を略奪しナーフに届ける。1番献上金の多いヤツはグレートウォールの隊長になり罪は帳消し、定期的に送られてくる女を1番初めに味見できるそうだ。奴らはギルドカードに似たカードを持っている。それが仲間の証明書らしいぞ。」


なんだろう、この気持ち…

俺が出会った人とは全く異なる人種…

身体が熱くなり、血が沸る…

冷静にならなければ…なれない…


カイト「俺はここにいるヤツら全員殺す…グレートウォールにいるヤツらも全員だ…」


ユキにもう会えない。抱いてやる事もできない。

アレックスは優しくも豪快なお兄ちゃんだ。

俺達がいま居るのも彼らのおかげだ。

抵抗すればその辺の奴等に負けはしない。


カー子「それとな…屋敷の中にお前に良く似た子がおったぞ!歳は14・5といったところかのぅ。鎖のような物で繋がれておる。コイツは後一月ぐらいで死ぬだろうほど衰弱しておったぞ。」


アリス「カイト!それって…」

カイト「あぁ、たぶんフリーキーだ…が…ん〜何か引っかかる…まぁ答えは出ないか…とりあえず救出しよう。それとカー子、他にナーフだかの仲間じゃないヤツはいたか?」

カー子「他にか…いなかったのぅ、怪しいヤツは1人居ったがの!」

カイト「怪しいヤツ?」

カー子「あぁ、仲間ではない感じじゃった。ナーフにやりすぎだって言っておったぞ。それに王妃に報告するとも言っておったか」


俺達は弟の救出と下衆野郎どもの殲滅作戦を決行する事にした。

俺とリュートで屋敷に潜入

アリスとリンはグレートウォールに行って下衆の殲滅

カー子はリンと一緒に行ってグレートウォールから逃げ出した下衆野郎の殲滅

シロは街から逃げる下衆野郎を殲滅



まぁ作戦はこんな感じだ

『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。


感想もお待ちしております。


今後も本作を書いていく強力なモチベーションとなります。感想を下さった方、評価を下さった方、本当にありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ