金の迷宮攻略
初めは順調だった。
150階
200階
その内数えていられない。
何日経ったのかもわからない。
たぶん1ヶ月は経ってる気がする。
おそらく700階ぐらい
ここらに出没する魔物は強い。
800階ぐらいの時
地上だった。不思議な感覚だ。久しぶりの太陽にしばらくの休憩をする事にした。
カー子とシロは様々な魔物に興味深々で早く先に行こうとせがむ。
太陽が沈み夜になった為ここで野営する。
食糧は途中で確保出来るし水は魔法でなんとでもなる。しかし酒はない。アリスの機嫌はすこぶる悪い。まぁアリスだけではないけど。
カイト「お前達、そんなに酒が無いのがイヤなのか?」
アリス「当たり前だ!もう限界突破したぞ!帰りたい!」
カイト「ならさ、うまくいくかわからんが、作ってみるか?」
「「な〜に‼︎作る⁉︎作れんのか?」」
アリスとリュートは食い気味に言ってきた。
アリス「今すぐ作れ!早く作れ!さぁ‥さぁ!」
カイト「1人では作れないから手伝え!」
「「何でもやるぞ」」
リュートとアリスの協力を得てお酒を作る。
非常食用にとっていた麦を植える。
カイト「初めに言っとくぞ!すぐに飲むやつはあんまり美味くないと思うから今日はそれで我慢しろよ!」
そうは言うがこいつらは我慢出来ないだろう。
強いやつも作っておくか。
麦に魔素を送り、改良を加え、穀粒の大きさ、形状を均一にした大粒にする。
成長を促進し、麦芽を取り出す。
キレイにして発芽させる。
カイト「アリス、火魔法でここに炎を固定!リュート、風魔法で温風をここに運んで!」
温風により発芽した麦芽を乾燥させる。
こんなもんかな⁉︎
カイト「リュート、次はこれを細かく風魔法で砕いて!」
リュート「わかった」
カイト「アリス、次はこの水を40度ぐらいに温めて」
アリス「よしきた!」
カイト「リン、近くの木を切って板状にしたものを準備して」
リン「わかった。」
細かく砕いた麦芽に温水を加え、混ぜ合わせ、酵素が働く環境にする。
布と半洋紙でろ過装置を作り、汁にする。
多年生で雌雄異株のつる性の植物[ホップ]も成長させ、受精する前の雌の毬花を収穫する。
地面の中から酵母菌を取り出し、1つは汁とホップを混ぜて発酵させる。
もう一つはホップを加えず発酵させる。
麦汁の中にいる酵母菌を活性化させて糖分をアルコールと炭酸ガスに分解する。
ホップを加えてない方を2つの容器に分けて入れる。
カイト「アリス!この液体を約75度ぐらいに温めて!こっちの液体はそれを2回やって」
アリスに指示する。
蒸留一回のやつと二回のやつを飲み比べてみる。
きっつい!
アルコール度数高いな〜
リンが持って来た板状の木を加工して樽を作り、その中に蒸留した液体を注ぎ込む。
これで熟成すればウィスキーができるはずだ。飲み干される前にポーチに格納
熟成前のやつをリュートとアリスに渡すと一気に飲み干した。
「おぉ〜きついな。でもうまい〜」
2人はご機嫌だ。
ホップを加えた方の液体は10度まで冷やす。
本当はこのまま6日ほど発酵させるんだが、まぁ待てないだろう。
樽に10度まで冷やした液体を注ぎ、これも熟成させるためポーチに格納
アリス達のためにホップを加えた液体を25度ぐらいにして発酵を促進する。いい感じになったところで、グラスに注ぎ、5度ぐらいに冷やして渡してみた。
リュート「うまい〜何だこれ⁉︎グイグイいける〜」
評価は上々だった。
アリス「これは何て言う飲み物だ?」
カイト「これは[エール]だ。そしてそっちの透明なやつは[ウィスキー]だ。」
リュート「ポーチに隠したやつは?」
カイト「チッ!バレてたか!」
バレてしまったのでポーチから樽を取り出した。
カイト「こっちのは[ラガービール]と言ってゆっくり発酵させるんだ。後5日ほどかかる。そしてこの樽はウィスキーだ。お前達が飲んだのは透明だったろ?この樽の中で熟成されて琥珀色で芳醇な香りがする酒になる。後2ヶ月ほどかかる。さらに期間を延ばせば延ばすほど美味くなる。だからこれは飲ませない。今日はこっちので我慢しろよ!」
アリス「おぉ〜楽しみだな⁉︎ちょっと味見させてくれ」
カイト「ダメだ。ホントにダメだ」
ビールとウィスキーをすぐにポーチにしまい今出ている酒で宴会に突入した。
ついでに麦の改良版とホップもしまう。
酵母菌はどこでも取れなさそうだから瓶に入れてポーチにしまう。
久しぶりのお酒にみんなの元気が戻ったような気がした。
そういえば風呂に入っていない事に気付き、思いつきで露天風呂を作ろうと思った。
樽を作った残りの木と土魔法で地面に浴槽を作る。
水魔法で水を張りアリスに頼んで43度まで温めてもらう。
みんなで裸になり風呂へドブン!
酒を飲んでからの風呂はどんどん酔いがまわる。急いで魔素循環でアルコールを分解する。
そのままみんなで裸で寝た。
元気になった俺達は最下層目指して先に進む。
お酒のおかげでみんな元気になり、サクサク先に進んだ。
途中でまたお酒を作ったり、露天風呂を作ったりしながらどんどん下に進んだ。
1800階だと思うぐらい
ここでグリフォンが出た。
まぁ…強い強い…
俺達の武器がよく弾かれる。魔法も効かない。
ピンチになり上の階に逃げた。
作戦を練り再アタック!
ピンチで上の階
これを繰り返すうちに羽の付け根がダメージを与えれる事を発見
10回目ぐらいでやっと勝った。
1900階ぐらい
ケルベロスが出る。
本や伝記では首が再生する。どれかの首は毒がある。闘いながら分析して倒す方法を考える。
逃げては闘いを繰り返し
やっとの思いで倒した。
次の階でやっと最下層だったことがわかった。
宝箱が20個に証を手に入れ、帰りの階段に入る。地上までは自動だったが時間がかかった。
みんなでラガービールを飲みやっと緊張から解き放たれた。
地上に戻り、近くで野営した。
『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。
感想もお待ちしております。
今後も本作を書いていく強力なモチベーションとなります。感想を下さった方、評価を下さった方、本当にありがとうございます!




