前世の記憶
朝目が覚めると憂鬱な気分で吐き気がする。
これから小学校に行かないといけない。
うちにはお金がない。
キッチンに行っても食料がない。
朝はいつも何も食べずに学校に行く。
家から学校までは歩いて30分
いつもはその途中でいじめっ子軍団に出くわす。
ランドセルを取られ、道路に撒き散らされる為、何も入れていない。それはそれで殴られる。半ズボンを脱がされ側溝に捨てられるのはいつもの事だ。
軍団はいつも楽しそうだ。
ある時、ブチギレで殴りかかった事があるが、当たるわけもなくいつもの5倍ぐらい殴られた。
それからは反抗する事もできず…
通学路にある駄菓子屋で商品を盗むように命令され3回目の時に捕まった。警察署で事情を説明しても嘘つくなと怒られた。
学校では先生にも虐められた。
教室の机の上に花を置かれた事もある。
机を校庭に捨てられた事もある。
1番最悪だったのは机の中に大量のうじ虫を入れられた事だ。
見返してやりたくて勉強を頑張った。
それはそれで、軍団は気に入らないらしく、良い点数をとるとその点数分殴られた。
顔にはいつも痣が残り、親はみっともないと叩かれる。
家にはお金も食料もない。いつもお腹は減っていた。
日々の食事は学校の給食のみ
家には風呂もないからいつもタオルで身体を拭く。
洗濯機もないからいつも手洗いだ。
誰とも会話する事もなく、どこに行っても殴られる。学校の女子は殴る事はないが言葉で殴ってくる。死ねとか消えろというのは聞き飽きた。
小学校2年生から中学3年まで虐められた。
なんの希望もなく将来を諦めていた。
中学1年生からはどうやって死ぬのが1番の復讐になるのかばかり考えていた。
高校は遠いところを選んだ。みんなから離れる為に。
高校から違う人生が待っていると思っていた。
高校生の殴る蹴るは大人と変わらない。
廃墟となった工場の天井クレーンに吊るされ、人間サンドバッグはもはや痛みも感じない。裸が恥ずかしいとかそんな事はどうでもいい。
仏教でもキリスト教でもユダヤ教でもヒンズー教でもなんでも神がいるという。
神なんていない。絶対いない。
神話では神に似せて人間が作られたらしい。
こんな人間が似てるという神は何と邪悪なことか?
クレーンに逆さまに吊るされた俺が考えている事は一つだけ
もう…死なせて…くだ…さい…
生きること…に…疲れ…まし… …た。
これは俺の記憶
幼い時に見た夢…だった。
そうか…私が求めるものは家族
私が欲するのは信頼できる仲間
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