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悪夢の翌日


「おはようございます。カイト様、昨日はとてもうなされてましたが、ご気分はいかがですか?」


いつものメイドの綺麗で透き通る声が頭の中に心地よく流れる。


カイト「おはよう!あの後も嫌な夢だったな。見てよ。汗だくだ。」


「お着替えはこちらに置いておきますね。今日は旦那様も朝食をご一緒されますので」


カイト「王都から帰ったの?それは楽しみだ。急いで行くよ」


当主のお父様は国王からの呼び出しで王都で仕事をしていた。

ビキンスにいる時も当主の仕事は多くてあまり話しはできない。


カイト「おはようございます。お父様」


ブルー「おはよう!しばらく留守にして申し訳ない。寂しかったろう⁇」


ラウラ「全然!」


ブルー「なっ、ケリー⁉︎ラウラは反抗期か?」


ケリー「寂しさの裏返しよ。毎日いつ帰ってくるのかとメイドを困らせてたもの。夜はよく泣いてたわよ」


フィヴィ「私は寂しかった。」


フリーキー「僕も!」


ブルー「そうか。よし、今日は街に出かけよう!何でも好きなものを買ってあげよう!」


執事「旦那様、皆様で出かけるならば警備の者をつけませんと」


ブルー「わかってる。だが、久しぶりの家族みんなでの外出だ。最小限で良い」


執事「かしこまりました。準備させます」


それからみんなでいろいろな話をしながら朝食をとった。


朝食の後、お父様から部屋に来るように言われて書斎の部屋のソファに腰掛ける。


ブルー「カイトよ。何やら夢でうなされていると聞いたが?」


カイト「昨日はとても嫌な夢を見ました。内容は覚えていないのですが」


ブルー「カイトは剣術と魔法の勉強を頑張っておるな。疲れが出たのかな?」


カイト「そうかもしれません。」


ブルー「初代様の話は以前話したな!覚えているか?」


カイト「覚えています。この地に降臨したブリザードドラゴン率いる魔物五万の群勢に対して建国の王サイフィー様率いる人族の軍勢一万で戦い、魔物を殲滅させた。その戦いで一番の功績をあげられたのが初代様です。」


ブルー「その通りだ。カイトは後2年で神の祝福を受けれる。全員が祝福をもらえるわけではないが。初代様は火炎魔法と大地魔法の祝福を受けたそうだぞ。」


カイト「お父様は海洋魔法の祝福を受けてるのですよね。私も今から楽しみです。」


ブルー「今日の買い物ではな!カイト専用の剣をプレゼントするつもりだ。本当は10歳の祝福の時にあげようと思ってたが、ケリーが急かすから作ってしまった。」


カイト「お父様!それって言ってよかったヤツですか?」


ブルー「しまった⁉︎内緒にする予定だった。カイト、忘れてくれ!」


どこか抜けてるお父様は笑いながら誤魔化していた。

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