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寄り道1


馬車に揺られる事1時間

オッソ「そろそろ農村が見えてきます。少し休憩しましょう」

農村に入ると若い青年がニコニコして話しかけてきた。

青年「旅の方!お疲れでしょう!あちらで休まれて下さい。それと長老に会ってください」

俺達は馬車を停め、オッソは馬の世話をするため残るが他のみんなは居酒屋のような場所に行った。

俺とアリスは長老に会いに行く。


長老「よく来てくださった!この近くに毎晩の様に村を襲う奴らがいて困っとるんです!助けてください!」

カイト「何か取られるんですか?」

長老「はじめはこの村の若い娘が拐われ、その後は酒やら食糧やらを持ってかれました。抵抗した若い男達は殺されて、今はもう年寄りしかいないんじゃ」

カイト「冒険者ギルドに依頼されましたか?」

長老「依頼する金がないんじゃ…」

カイト「わかりました。少し待っていてください」

長老「それでじゃ!信用せんわけじゃないんじゃが、馬車を置いて行って欲しい。頼む!」

アリス「どうゆう事ですか?」

長老「前にも旅の人にお願いしたんじゃが、村のお金と残り少ない食糧を持って行ったが帰ってこなかった。騙されたんじゃ…」

アリス「ひどい…いいわ!そいつらを捕まえてくるから待ってて」


俺達はみんなに事情を説明して討伐は俺とアリスで行き、リュートとリンは何かあった時のために村に残る事にした。


この辺の地形で拠点を作れそうな所は…


カイト「アリス、あの森が怪しいと思うんだよね!」

アリス「あぁ!間違いないだろう」


森の近くまで行くと馬の足跡が沢山ついていた。


ここに間違いな…


奥に進む…


あそこだな…


カイト「アリス!気を抜くなよ!」


アリス「誰に言ってる?」


洞窟の様な所に入ると中では数人の女性を犯す男達がいた。むせかえる匂いに嗚咽しそうになる。

アリスは蜻蛉切の柄の方で男を無力化する。

全員縛り上げ、女性を保護する。

カイト「なぁアリス、なんでみんな女を犯すんだろうな?」

アリス「こんなヤツらに女が寄り付くわけないだろ。だから無理やりやるんだろうよ」

カイト「こいつらもゴブリンも一緒だな!とにかく村に戻ろう」


村に戻り無事に娘達が帰って来て泣いて喜んでいた。

盗賊共は村の中央にある大きい木に括り付け後は村人に任せる事にした。

木の棒やら石やらを投げつけていた。

長老からは野菜やらパンやらを持って行ってくれと言われたが断った。食糧も在庫はいっぱいあるし村人達の方が困ってそうだから。


泊まっていってくれとも頼まれたがそれも断りすぐに出発した。


後日談だが、この村に英雄像が建てられたそうだ。

[深緑の英雄]とプレートに刻まれて。


赤の迷宮に近い街マッカロニに到着したのは3回の野営をした後だった。


マッカロニの外れに温泉があるとの事でみんなで行った。

男女は別れてなく混浴だった。俺とリュートはアリスとリンとは幼い頃から風呂に入る事もあったので意識はしていなかったが、オッソとマサルはタオルで隠しているが隠しきれていない。

ナナはリュートの隣を陣取り恥ずかしそうにしている。

(今夜あたりにリュートは落ちそうだな…)

オッソ「カイトさん、その痣はいつから?」

カイト「ん?たぶん生まれつきかな⁉︎」

マサル「なんと!印持ちですか!英雄たる資格を持つ者」

リュート「なんだ?印持ちって?」

オッソ「知らないのですか?印持ちとは…」

[印持ち(しるしもち)]とはいにしえの世界に君臨していたドラゴンの生まれ変わりと言われているそうだ。だが、それはこの世に災いをもたらす存在らしい。ガイア帝国では印持ちの時点で死罪らしい。ガイア帝国は人族の世界で一番の大国で周囲の国を侵略して少しずつ大きくなっている国だ。

この国の隣にあるプリランス帝国と軍事衝突が起こるのではと噂になっている。

その戦争で儲けようとする者達はプリランス帝国に向かっているそうだ。逆に避難する者たちはこの王国を目指しているそうだ。


カイト「痣の形は関係あるのか?」

オッソ「貴方のその形は見た事がありませんが、リュートさんのは[疾風の斬凱]だと思います。風を自在に操りその動きは疾風の如し、目にも止まらぬ速さを誇るホワイトドラゴンの証と言われております。」

カイト「リュート!カッコいいなぁ!」

リュート「へぇ〜」

アリス「じゃ〜私のは?」

アリスがタオルを外し何も隠さないでヘソの下の痣を見せた。

オッソ「ちょっと!すみません…」

アリス「いいから見てよ!」

オッソは赤面しながら痣をマジマジと見る。

「これは[火焔の咆哮]だと思います。その火炎はすべての物を焼き尽くし灰すら残らない、その咆哮は大地を揺るがすレッドドラゴンの証と言われております。」

リン「私は?」

オッソ「リンさんのは[冥府の闇夜]ですね。闇なる世界に引きずりこまれし者は生きたまま死す、漆黒の覇者ダークドラゴンの証と言われております。」

カイト「なんで俺だけわかんないんだよ!ちょっとショックだ…」

オッソ「いやぁー!カイトさんのは何というか、[海洋の抱擁][大地の震壊][深緑の息吹]が混ざった感じかと。でもそんな話は聞いたことがないです。すみません!」


(水魔法と土魔法が得意なのはそのおかげなのかなぁ…でも草属性だしな…草魔法も練習しないとな…)


そんな話をしながら宿屋に戻った。


明日から迷宮攻略だ…

『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。


感想もお待ちしております。


今後も本作を書いていく強力なモチベーションとなります。感想を下さった方、評価を下さった方、本当にありがとうございます!

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