モーラ王国
(ダンベイーター軍務卿)
「前線は膠着状態だ。押される事はないが、押す事もできない。こんな状況でセントラルの調査団の派遣なんて無謀ですぞ」
(アフロディーナ国王)
「国際会議で採択されたんだ。我が国だけ拒否できない。それに戦争状態にある我が国は他国からの支援が必要だ。グレートウェイ王国に支援要請したが、その条件がセントラルの調査団の派遣だ。」
(マックルナイダー外務卿)
「ドンイオとルーポはこれまでも支援してくれてます。そこに大国のグレートウェイ王国が後ろ盾になるのは大きい。調査団の派遣でグレートウェイ王国と関係が持てるならこれほどいい条件はない」
(アフロディーナ国王)
「調査団の派遣が条件だが、規模は含まれていない。アテナの神の拳を派遣するつもりだ。」
(伝令)
「ダンベイーター卿、前線のクロノス騎士団が引き上げました。前線の指揮をとっているニーラ将軍が追撃するための許可が欲しいと申されてます」
(アフロディーナ国王)
「ダンベイーター、追撃は許可するな。罠かも知れん。それに前線はかなりの疲弊が溜まっているはずだ。これを機に軍を立て直せ。アテナに通達を出し、すぐにセントラルに派遣せよ」
☆☆☆☆☆
(アテナ)
「セントラルの調査?あそこに何が」
アテナ達[神の拳]は先遣、先行隊、本隊、後方支援隊で構成されてモーラ王国からのセントラル調査に向かった。
通常リーダー格は本隊として指揮し、先遣には捜索や調査に特化した者で構成する。しかし、この神の拳はアテナ本人が先遣として行動する。捜索範囲も広く不測事態に瞬時に判断して行動できるためだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
モーラ王国の王都セルビスにおいて、グレートウェイ王国からの使者と外交会談が行われる。
王都にある巨大な王城は中庭が大きな闘技場となっており、その周りを城が取り囲んでいる。
外交で使われる会議室は迎賓館のような煌びやかな装飾が施され、歴代の王の絵が飾られている。
(マセキト)
「グレートウェイ王国の使者として参りました。マックルナイダー卿とこのような会談を設定していただきありがとうございます」
(マックルナイダー外務卿)
「こちらはすでに調査団を派遣致しました。情報は国際社会に公表しますよ」
(マセキト)
「それはいい。軍事支援はもとより、経済的な支援もさせていただきます。戦争はとにかくお金がかかりますから。」
(マックルナイダー卿)
「その見返りは何ですかな?」
(マセキト)
「話が早くて助かります。それでは早速本題に」
セントラルを中心に国際社会は複雑に絡み合いながら、自国の欲望に走り出す。
冒険者達は国の駒として散るのか
それとも
冒険者達が国を変えるのか
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