緊急依頼2
国王謁見の間
冒険者S級以上の全18組が集合
・セントラル中立国の調査
[細部内容]
国際会議において、セントラル中立国から新種の魔物が流れてくる事態が多発。
グレートウェイ王国、グリーン王国、イングラッド教皇国、アテンナ女帝国、モーラ王国、マスキンダ王国、ルーポ王国、ドンイオ王国の連名で調査団の派遣を決定
調査団はそれぞれの国の冒険者S級以上が参加し、その情報は世界に公開することが決まっている。
(国王)
「冒険者達で調査することが国際会議で決まった。リーダーはラークスが執れ。期間はこれより6ヶ月だ。報酬については前金で一人一億、調査終了後に一人五千万を支払う。各チームのリーダーは別邸の大会議室に集合、ラークスのカイトの指示を受けよ。調査の連絡役として騎士団から数名同行する。細部はマセキトが指示する。以上じゃ。」
国王の命令をもらい、王宮の隣にある会議室に集合する。
冒険者達はそれぞれのリーダーのみ集合し、マセキトから細部指示を受ける。
1 拠点の確保
2 当初の調査計画書を提出
3 毎週末に調査結果を報告
4 魔物の捕獲もしくは討伐
5 危険と判断した場合は、他の冒険者と共闘して対処
6 他国の冒険者への情報提供厳禁
7 捕虜となった場合は、冒険者のみで救出
つまりは冒険者の責任で行動し、国はあらゆる責任を取らない。関係ないというスタンスだ。
情報は他国に渡さず独占し、国際上の地位を上げるために利用するらしい。
まぁ、国というものはそんなもんだろう⁉︎これはどの国も一緒だと思う。
一部の冒険者は不満を漏らし、文句を言う者もいた。
(カイト)
「まぁ、みんなの意見や心情も理解した。国の立場もわかった。今日一日計画を練る。申し訳ないが、明日全員を連れてここに集合してくれ。不満がある者は抜けてもらって構わない。お金の返金とランク降格処分にはなるが、命あってなんぼだ。途中から参加したいはなしだ。今日一日パーティー内でよく話し合ってくれ。」
(マセキト)
「S級以上は強制だ。」
(カイト)
「だから降格させれば問題ない。」
(マセキト)
「人数が減れば情報量も減る。他国に遅れを取るわけにはいかない。」
(カイト)
「何をそんなに焦ってるんだ?情報は共有されるんだろ?」
(マセキト)
「外交問題だから詳しくは言えない。が、状況によっては我が国がリーダーシップを発揮する。」
(カイト)
「なるほど。魔物の危険度、魔物発生の原因までは公表して、研究内容は独占って訳か?独占したら事実の隠蔽かな⁉︎国がやりそうな事だ。」
(ライボルト)
「何の話だ?」
(カイト)
「政治には興味がない。あるがまま報告するよ。」
(ライボルト)
「おい!何の話だ⁉︎」
(マセキト)
「くれぐれも気をつけろよ。各国も同じように動くはず。」
(カイト)
「大丈夫だよ。一番情報を持ってるのは俺だ。他国が調査に行っても真相には辿り着けないし、あの場所にいる者には勝てる者はいないからな!」
(マセキト)
「何を知ってる?」
(カイト)
「まぁ、追々な!拠点はシゲリヨに構える。拠点での生活や活動費は出してくれるんだろ?」
(マセキト)
「報酬なら支払ってるだろ!」
(カイト)
「あれは調査に強制参加する参加費だ。任務が終わった後の報酬も参加費。つまり、活動費や調査するための生活費は別にかかる。なら、それを国が支払うのがスジだろ⁉︎」
(マセキト)
「一人一億だぞ!全部で200億を支出してる。これ以上は…」
(カイト)
「おいおい、俺達冒険者は命をかけてる。使い捨てじゃねぇんだよ。Sになるまでずっと命張ってきた人ばかり。まぁいいや、活動費と生活費を出さないなら情報もそれなりになるだろうな」
(マセキト)
「脅す気か?」
(カイト)
「そんなつもりはねぇよ。ただ、経費に応じた成果しか得られないよって言ってるだけだ。」
(マセキト)
「ぐっ、検討して返答する。」
(カイト)
「あぁ、ちなみに俺が作ったお酒でいくら儲かった?それに食糧の生産性を上げたからな。それもかなり貢献しているはずだしな!国の経済は余裕があると思ってる。ごめんごめん。独り言だよ」
(マセキト)
「うっ… …」
後日、宿代は国が一括で借上、生活費と調査費として、一日一人当たり五万が支払われる事になった。
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