LSK(リスキー)
冒険者ギルドは国同士の戦争には関わらない規定となっており、参加するしないは個人の任意となるが、魔物の襲来などにより国家存亡の危機などは国から要請されたりギルドが自発的に支援したりする事もある。また、各ギルドは独立した機関であるが、治外法権はない。各国の法律を犯すと犯罪者となる。が、国を跨げば逃れる事もある。
犯罪などを犯すとその履歴が登録されるが、登録抹消した後に再登録するとその履歴も消えてしまう。欠点はあるものだ。
冒険者ギルドや商人ギルドは国際的に認められている機関だが、認められていない闇ギルドも存在している。闇ギルドは通称で、暗殺などの殺人や諜報活動や扇動などを生業にしている、いわば裏家業の集団である。
国同士の戦争もこの闇ギルドの力が戦況を大きく変える事もある。それゆえ莫大な金銭が必要だが国際的に認められていない為、捕まったり身分がバレた時は処刑されたり追放されたり等、ハイリスクハイリターンだ。
…様々なギルドの関係や国家の陰謀によって小さな火種は大きくなっていくのはまだまだ先の話…
冒険者ギルドにやってきたカイト達は、助けてくれた冒険者達に挨拶する。
「あの…ありがとう」
「カイト君 何がありがとうかわからないわよ。助けてくれてありがとう でしょ?」
「おじさん、助けてくれてありがとうね!」「助けてくれてありがとう」
「おいおい、坊主!俺たちゃーまだ27だ!おじさんじゃねー!お兄さんだろ!」
「お兄さんだ」「兄貴でもいいぜ!」「お兄様だ!」
妙に息の合ったパーティー[LSK]は4人組らしい。
「礼はいらねー!それより生きてて良かった!」
「俺はリーダーのアレックス!剣闘士だ!」
「私はミッシェル!遊撃手をやっている。よろしくな!」
「オレはジョージだ!狙撃はうまいぜ‼︎」
「僕はミッツ!回復を専門にしている。よろしくね」
とても優しそうな4人だ。
おじさんよりもお兄さんが正しい。
みんな個性的な服装で、リーダーは特に派手な服装だ。
「俺は子供には優しいんだ。坊主!こっちは自己紹介したから次はお前達だ!紹介してくれ?」
「僕はカイト・オースティン!9歳です。よろしくお願いします!お兄さん!」
「おう!立派だっ…て!オースティン⁉︎お前…公爵家の⁉︎」
「お兄さんだって(笑)!よろしく…って…えっ!」
「カイト君!公爵家だったの?」
みんないろいろな反応を見せた。
「僕の父はブルー・ルイス・オースティンです。お兄さん達が倒してくれた盗賊に殺されました。」
「おい!カイト!とりあえずこれから名乗る時はカイトだけにしろ!それとオースティンと名乗ったのは俺達だけか?」
「はい、これが初めてです。」
「よし!とにかくこれからオースティンは隠せ!」
「おい!カイト!それにお前のその肩にある痣は生まれつきか?」
「そうですが…何か?…やばいものですか?」
「いやいや…とにかくその痣も隠しとけ!」
「あの…おじさん!」
「お兄さんだ!」「兄貴だ」「お兄様だ!」
「…あ…に…き?…僕はリュート!除け者にしないで!」
「おぅ…わりぃ わりぃ!リュートな!お前も貴族か?」
「僕はたぶん貴族じゃない。物心ついた時には盗賊達のお世話したり、死体の片付けさせられたりしてたから」
「そっか…大変だったんだね」
「おいリュート!お前も盗賊のとこで働いてた事は隠せよ!」
「おいリュート!その右手の甲にある痣は?」
「わかんない。盗賊達によく殴られたりしてたから」
「お前も念の為隠しておけ!いいな」
(この子達はもしかしたら…)
「とりあえず、これからよろしくな。いつでも遊びに来ていいぞ。誰かに嫌な事されたり、虐められたらすぐに言いに来いよ!」
…やっぱり良い人達だ…




