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護衛専門冒険者


プレートマウンテンのドワーフの都市

ものづくりの拠点になる願いとイーサンへの感謝を込めて[イーデザイン]と名付けた。


夕方から夜遅くまでお酒を酌み交わし、大いに盛り上がりを見せた。


翌日、カイトはマスキンダのブランド、アーリーとアテンナへの道を整備する。

道の整備がてらモスの鍛錬も忘れない。


アリスとマグはアテンナのメラニー

シロとリュートはグレートウェイのマサルとトレック

サーシャとライはナンカイ

リンとカー子はルーイとオツカ

それぞれを説得して先生をしてもらおうという事になった。

ここに住んでもらうのが1番だが、無理強いもできない。一年がいいところかな⁉︎

先生を確保し、道路が完成したら商人の確保だ。


こうしてそれぞれ動き出した。


カイトはマスキンダの首都ブランドとの道路整備に取り掛かる。

距離にして千キロ以上

通常の馬車だと20日はかかる。

つまり、20ヶ所の休憩地点があった方がいい。そこでカイトは50キロの等間隔に村もどきを作っていく。もどきなため、人はいない。馬車を停める所と寝泊りできる簡易的な家を作る。うーん、センスはないけど。

道路は馬の負担が少なくなるようにウッドチップの上に平らな石を敷き詰めていく。

キャラとバンも連れて来ているため、走り心地の確認はバッチリだ。

モスの鍛錬も順調!


そうこうしているうちにブランドが見える地点までやって来た。

道路整備にひと段落つけ、看板を設置

[この先イーデザインの街]

と大きく目立つ様に!


ブランドのギルドで一息つく。

ギルドの奥にはウソッパチとタルマヤンがあいかわらず呑んだくれていた。


(カイト)

「相変わらず呑んでんな⁉︎元気だったか?」

(タルマヤン)

「おい!お前…」

(ウソッパチ)

「ここではまずい…ちょっとこっちへ」

タルマヤン達に急かされ、ギルドを出て裏路地の小汚い店に入る。


(タルマヤン)

「カイト!元気だったか?」

(カイト)

「あぁ、元気だぞ…」

(ウソッパチ)

「率直に聴くが、お前何かやったか?」

(カイト)

「何か⁉︎いろいろやってるな…」

(タルマヤン)

「どんな犯罪を犯したんだ⁉︎」

(ウソッパチ)

「国の諜報機関が嗅ぎ回ってるぞ!なぁ⁉︎何したんだ?俺達はお前が犯罪者なんて到底思えない」

(カイト)

「ふふふ、お前ら、いい奴だな。面倒事に巻き込みたくないから、もう聞くな!だが、犯罪はしてねぇ…と思う」

(タルマヤン)

「そっか。ならもう聞かない。ところで、今まで何してたんだ?」

(カイト)

「ウソッパチはS級でタルマヤンはA級だっけ⁉︎冒険者稼業は順調なのか?」

(ウソッパチ)

「あっ!濁した…」

(タルマヤン)

「ははは、ウソッパチはSなんて嘘だ。コイツはB級だよ。戦闘能力は高いが頭が低い。馬鹿なんだよ!」

(ウソッパチ)

「おい!オレは実力はS級あるんだ。」

(タルマヤン)

「コイツは馬鹿だからすぐに騙されちまう。この前も昇級試験だって言われてついて行ったら全財産すられて戻って来たしな!」

(ウソッパチ)

「違うぞ。アイツらは騙してねぇ!昇級試験には金がかかるし、こっちの武器の方が上物だって言ってたからな。交換したんだ。いい奴らだ。」

(タルマヤン)

「なッ!馬鹿だろ!」

(ウソッパチ)

「どこが馬鹿なんだよ⁉︎」

(タルマヤン)

「お前が前に持ってた剣はナンカイの武器だぞ!八千万はくだらねえ。それと今の武器を比べてみろよ。オーガの腕すら斬れねぇ。何がオリハルコンとミスリルを使ってる剣だ⁉︎どう見ても粗悪な鉄の剣じゃねぇか?その辺に売ってる10万の剣じゃねぇのか」


(カイト)

「信じやすい性格なんだな!それじゃ俺から良い話がある。儲かるぞ!」


(ウソッパチ)

「おお、やるよ!」

(タルマヤン)

「ホント、反省しねえ奴だ!だが、カイトの話なら信じてもいいかもな」


(カイト)

「今はここだけの話だ。北の大きな鉱山は知ってるか?」

(タルマヤン)

「セントラルとの間にある山か?誰も行った事がねぇ所だ。」

(カイト)

「アソコに街がある。これからものすごく発展する街だ。商人が目をつけたら必ず行き来する。そこまでの護衛を専門でやれば儲かるぞ!」

(タルマヤン)

「あんなとこに街が⁉︎聞いたことがねぇ。どんな街だ?」

(カイト)

「職人の街だ。武器、防具、魔道具から生活用品まで、職人が手掛けた最高級の商品だ。商人が逃すはずはない。まだ誰も知らないからな。お前達で独占したらどうだ⁉︎」

(タルマヤン)

「信じてみるか。だが、護衛にはウソッパチの武器だとな…」

(カイト)

「先行投資してやるよ。明日一緒に武器屋に行こう。良い武器買ってやる」

(ウソッパチ)

「ホントにいい奴だな。よし、タルマヤン!チームを組んで護衛専門でやろう」

(タルマヤン)

「そうだな。カイトよ、その商人は誰だ?」

(カイト)

「まだ決めてない。これから探す」

(タルマヤン)

「なんだよ…順番が逆だ!だが、それなら話は早い。知り合いに燻ってる商人がいる。商人としての才能は確かなんだが、この街の商人と喧嘩してな。今はハブられてる。」

(カイト)

「喧嘩の原因は?」

(ウソッパチ)

「まぁあるあるだよ。この街の商人ボリーは権力がある派閥のトップ。対してハブられ商人オーエンのガチンコ対決があった。同じ商品を同じ時間でどれだけ売れるかのな。結果はオーエンの勝ち。だが、その後からオーエンの店には客が入らない。オーエンは嫌がらせだと主張してボリーを訴えた。」

(タルマヤン)

「国王の前で裁判になったが、証人達は全てボリー派ばかり。結果はオーエンの負け。国王直々にギルドからの脱退とボリーへの賠償金の支払いが命ぜられた。巨額の借金を背負って街の外れで燻ってる。まぁ、オレの幼馴染でもあるから、何とか助けてやりテェ。」

(カイト)

「わかった。明日買い物が終わったらギルドに連れて来てくれ。明後日には出発したい。」

(タルマヤン)

「助かる。ありがとうな。」


こうしてカイトはマスキンダ国から追われている事実と商人派閥の話を聞きながら、タルマヤンとウソッパチという護衛専門の冒険者を確保する。

いつも応援ありがとうございます♪

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