プレートマウンテン
ライはプレートドラゴンを連れて来た。
鉱山は五つの山が連なっていたが、それを全て繋げて広大な更地にした。
更地といっても山の頂上を繋げた形なため、天空の更地といっても過言ではない。
プレートドラゴンが走り回っても十分な広さだ。
プレートドラゴンが棲むとその恩恵が与えられ鉱物は上質な物へと変化する。
ドラゴンの恩恵は100年続くと言われており、かつてグリーンドラゴンが棲んでいたとされるエルフの森も100年は続くだろう。
鉱山の一部を掘り進め、地表と同じ高さまで掘った。
地表地帯は鉱物の発掘や加工ができるスペースと売り買い出来る商人達のスペースを設ける。2階と3階部分は会議や商談、雑談などができる広い部屋を準備
4階から上は居住スペースだ。
生活には食糧、生活用水、下水、冷暖房が最低限必要なため、食糧以外は鉱山にいたゴーレムの魔石を使う。
水属性ゴーレムの魔石を集め、各部屋までパイプで送り、下水管は地表部の一角に集め、クリーンゴーレムの魔石で浄化
暖房にはファイアゴーレムの魔石で空気を温め、ダクトで各部屋に送る。大元のダクトを入れ換えれば冷房になる。
工房には高炉が必要だからそこにはフレイムゴーレムの魔石を使用
こうして準備は着々と進んだ。
アリス達がイーサンを連れて来たのは準備が整ってから二日後だった。
(カイト)
「改めて自己紹介としよう。俺達はグレートウェイ王国でSS級冒険者の[LARK」でリーダーのカイト、アリス、サーシャ、リュート、リン、マグ、ライ、シロ、カー子だ。ここは君達が暮らしやすいようにと勝手に思って作った。それぞれ好きな所を選んでくれ。後は、仕事になりそうな事と生活には食糧などが必要だから、商人の合流も考えている。時間はあるからみんなで話し合っていろんな意見を出してもらえると助かる。」
(イーサン)
「ハハハハ、やっぱり貴方は神ですね。なんて規格外なんだ⁉︎ドワーフのリーダーはイワンコフ、ゴンギエフの兄弟です。」
(イワンコフ)
「感謝いたします。早速ですが、仕事とは?」
(カイト)
「力持ちで手先が器用だと聞いて、鍛治師がいいんじゃないかと。武器だけじゃなく、防具、道具、生活用品、日用雑貨などいろいろなものづくりができるんじゃないかと思って。幸いここはかなり良質な鉱物が手に入る。ものを作って、それらを売って利益を得る。その利益で食糧を調達して、この街はどんどん発展していくんじゃないかなと」
(イワンコフ)
「私達の事をこんなに考えて…わかりました。しかし、私達は今までものづくりなんてした事ありませんが」
(リン)
「そこは大丈夫。これから貴方達の先生を連れてくるわ。貴方達は五つのグループに分ける。
1 武器職人
2 防具職人
3 道具職人
4 家具職人
5 建築職人
に分けてもらう。それぞれの先生は世界最高の人よ。生きる為懸命に働きなさい。」
(イワンコフ)
「わかりました。明日までにグループを決めておきます。」
(カイト)
「今日はここで団結会をしよう。料理も酒も飲み放題だ。」
(ゴンギエフ)
「私達はかなりの酒豪ですよ。あっという間になくなりますよ。」
カイトは酒の樽を1000樽並べた。
(カイト)
「まだあるけど、もっと呑める?」
(アリス)
「カイト、イジワルするな。この量は私とリュートの二人分。ドワーフの分も考えれば後2万樽必要だぞ。まあ、あるよな」
(イワンコフ)
「またまた、冗談でしょ⁉︎アリス殿は一人で500樽なんて。まぁ楽しみにして、とりあえずみんなにはそれぞれ生活する所を選んでもらいます。夕方に広場に集合しますね。」
(カイト)
「…」
一旦解散し、カイトはイーサンと二人で話をした。
(カイト)
「これからどうするんだ?」
(イーサン)
「研究所にはまだまだ残された人がいるけど、警備がどんどん厳しくなって。そういえば、カイトが言ってた魔族らしい人は見たよ。ドワーフを救出した時に、研究所の所で暴れてたから。ものすごく強かった。まぁ、おかげでドワーフの人を楽に救出できたけど。でもあそこは同じ志を持つ人が何人かいるからその人達に任せて来たよ。情報は渡して来た。エルフ族はエルフの森へ、獣人族はアイムの地下都市へ、ドワーフはここ。私はコレからアイムに行こうと思ってる。」
(カイト)
「そうか。気をつけてな。アイムには後から行く予定だから、その時また会おうな!」
(イーサン)
「はい。あっ⁉︎そういえば、カイトには妹っています?研究所に戻った時カイトの話をしたらものすごく食いついて来た人がいて。どことなくカイトに似てるような⁉︎」
(カイト)
「なに⁉︎その人は何という名前?」
(イーサン)
「ラウランだったかな⁉︎その女性もいろいろ実験されていたぞ。見た目はすでに人ではない。」
(カイト)
「ラウラ⁉︎ラウラン⁉︎は今どこに?まだ研究所にいるのか?」
(イーサン)
「いや、彼女は土龍と融合していて、同じ龍種との仲間でアイムを目指すと言っていた。それと彼女はもう一人妹がいるって言ってたぞ!そんなに妹がいるのか?」
(カイト)
「あぁ、俺には妹が二人、弟が一人いる。両親はすでに他界している。」
(イーサン)
「すまん。余計なことを聞いた。」
(カイト)
「いや、いい。もう一人の妹の話を聞きたい。」
(イーサン)
「彼女から聞いた話だからわからんけど。もう一人の妹はフィビイだったかな⁉︎その子は適性が高く、魔族らしい。それしかわからん。」
(カイト)
「ありがとう。妹達は生きていたか…」
いつかまた再会を願うカイトであった。
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