王女の帰還
翌日には鉱山に出発しようとしていた頃
首都ブランドはざわついていた。
カイト達は冒険者ギルドで冒険者達と話をしていた。
(カイト)
「なんか騒がしいけど、なにかあったのか?」
一緒に飲んでいたA級冒険者タルマヤンと自称S級ウソッパチは小さな声で教えてくれた。
(ウソッパチ)
「この国の王女は3人、王子は5人いる。第1王女がつい最近行方不明になっていて、見つけたら報償金5億がかけられた。その王女が無事に見つかったそうだ。今日帰って来るから街はお祭り騒ぎだよ。」
(サーシャ)
「どの辺で見つかったの?」
(タルマヤン)
「なんでも西の方にある小さな村で保護されたそうだ。怪我もなく、元気だそうだ。噂では盗賊に襲われて攫われたが、護衛のタリナイが守りきったそうだぞ!」
(リュート)小さな声で
「カイト、あの子たちだよな⁉︎」
(カイト)小さな声で
「そうだろうな、ハァ、面倒くせぇ、」
(カイト)
「タルマヤンとウソッパチは情報ありがとうな!今日はこれで飲んでくれ。俺達は用事が出来たからもう行くよ。来月帰って来るからそん時はまた飲もうな!」
カイトは金貨5枚出してタルマヤンに渡した。
(ウソッパチ)
「羽振が良いな!あと一月か?わかった。待ってるよ!」
カイト達は面倒に巻き込まれる前にブランドを出発した。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(ナタリア)
「ゴンザレス、おそらくあの冒険者はこの街にいるはず。秘密裏に探して。」
(ゴンザレス)
「かしこまりました。たしか、グレートウェイ王国のSS級冒険者のカイトと言っておりました。」
(タリナイ)
「私は何を?」
(ナタリア)
「タリナイはそのカイト達の冒険者の事を調べなさい。」
(タリナイ)
「わかりました。」
(ナタリア)
「いい⁉︎私達が盗賊に囚われていた事は何としても隠すのよ。ゴンザレスはもしその者達に会えたら口止めをして。お金ならいくらでも出すわ。」
(マル)
「でも私達は特に何かされたわけではありませんよ⁉︎」
(ナタリア)
「一国の王女が盗賊に囚われた事実があらぬ噂になる。何もされていないと誰が信じる⁉︎民衆は面白おかしく噂を掻き立てる。噂はある程度進むと真実だと信じる者が現れる。国王の尊厳が落ちるのよ!だから何としても口を塞がなければ」
(マル)
「あの時に口止めしなかったのは何故ですか?」
(ゴンザレス)
「我らでも敵わなかった盗賊をたった一人で討伐するなど信じられん。あの時は盗賊の一味だと思っていたからな!」
(タリナイ)
「我らは国でも上位の強者だぞ。騎士団の団長や隊長クラスには敵わんが、冒険者如きに遅れはとらん。盗賊どもは確かに隊長クラスほどの強さだ。」
(ナタリア)
「済んだことだ。それより、私を救出したのはタリナイとゴンザレスだ。マルは常に私に回復を施していた。盗賊どもを蹴散らしたのもタリナイだ。いいな!」
(マル)
「わかりました。」
(ナタリア)
「王宮に戻ったら諜報機関の信用できる者を呼んで!マル!」
(マル)
「かしこまりました。」
騎士団に囲まれながら、ナタリアは民衆に手を振って声援に応えた。
民衆の中には無事な姿に涙する者もいた。
国王のギユウ・ナータ・マスキンダ
歴代の王の中でも民衆からの支持が高く、常に国民に寄り添う優しき王
王妃は三人いて、第1王妃の子がナタリアと第3王子のユウキ
第2王妃の子は第1王子のタルイサヤ、第2王子のナタイサヤ、第2王女のキャスト
第3王妃の子は第3王女のサリーニャ、第4王子のアダマヤ、第5王子のリナンドル
派閥争いもなく仲は良いらしい。
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