第四話・外へ出る
儚夢姫「フィアの隠れ家と能力が……」
儚夢姫「設定上はフィアは何千何万と生きてる存在だからこそ金銀の財宝……資産?を持っている」
儚夢姫「隠れ設定ね。でも、フィアは子供らしさと大人びた存在の為に、私にとっては妹に見えてる」
儚夢姫「今回はフィアの隠れ家の泊まりの話からですね」
儚夢姫「本編どうぞ!」
取り敢えずは今日は此処に泊まる事になった。疲れたし丁度良かったけど……目が疲れる
やはり能力の影響なのは確か。その時に彼女から
「気休め……ですが……」
そう言って何かを渡してきた。見てみると目薬だけど……何か鑑定したらいけない気がした
取り敢えずは目薬をさしてみると
「凄い……」
疲労がマシに。彼女に量産してもらおうと思った
それと持っていた素材を彼女は持っていた。その代わりに私はお金になりそうなものを鞄に詰めていた
用はないと言っていたから良いのだと思いつつ私は
「こんなもんかな?」
私は鞄を入口近くに置く。良く考えれば適当に作ったのに容量が訳分からない事になってる気がする……見たものしか無理なのに
「……それは……特殊……かな?」
フィアが出てきてそう言う。私は首を傾げてると
「多分……作った……魔力が……高すぎたんだと……思う……その影響で……異常な容量になったんだと……」
あっさりと説明してくれた。流石は……神獣であり邪龍……
「アレ?。終わったの?」
彼女は私に擦り寄り
「……うん……一応は……ありがとう……力を見せてくれて……多分……ヒガンの……能力に適応した……剣に……なってると思う……」
考えてくれたみたい。気が付くとフィアは眠っていて、私も眠る事にした
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次の日になりフィアの背中に乗る。私の武器はお楽しみになり見せてくれなかった
フィアは暫く走り続ける。魔物も見えるが無意味になっていた。全てフィアが殺していたから
私はただ背中に乗ってるだけの状態に。時折前方に見える魔物を『崩絶眼』と『破絶眼』を使って潰していた
本当にそれだけだった……
売れそうな素材も走ってる状態でフィアの能力の産物によって回収されてるし……
これは本当に有能な子を仲間にした気がする
『着いた』
ゆっくりと立ち止まると大きな石像みたいな扉が目の前に。私は鞄を背負って降りた
フィアも人型の姿になり
「……此処は……ダンジョンだった……場所……今は……もう使われてないから……」
納得した。だからあんなにも大量に居た事や、奥深くはフィアが居た事に納得した
扉に触れるとゆっくりと重く開く。それを見兼ねたフィアが回し蹴りで一気に吹き飛ばしていた
私は頭を抱えたが時間が掛かるよりかは良いかと納得しておいた
久しぶりの外で眩しいかと思ったが以外にも眩しくなかった
「……行こ?……」
指を指す方向を見ると整備された様な跡が残った道が。取り敢えずは進む事に
その時にフィアのステータスが気になったから見ると
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エラー
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そう流れた。多分……今の私では見れないみたい。それにタブーだと思ったけど特に反応はしなかった
多分……『観察眼』の隠れた能力かもしれない……
それにしても……見ると目の前は森が広がっていた
「……何も変わってない……」
そう呟いていた。私は聞かなかった事にして歩いた
気が付けば暗くなろうとしていたから
「任せて……」
私は頷くと地面に触れていく。特に変化は無かったが多分何かしらを施してるんだと
そして何処からとも無くテントみたいなの出現させて
「入ろ……?」
困惑しつつ入る。有能だけど……天然なのか……私は苦笑いして中に
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お腹空いた……
「……そう思って……作った……」
振り返ると朝食として良い感じの朝ご飯が……
この子は万能なの?。取り敢えずは食べる事に
パクリと食べてみると美味しかった。えっ?。この子……普通に有能……
「……どうして……あそこに居たの?……」
聞いてくる。べつに隠す必要ないし……
全てを話した。食べつつもフィアは黙って聞いてくれて、やがて
「……イシスは……狂気……アレに追放された……方がマシ……多分今頃は……勇者として……道具として有能な……人を育てて……魔王を倒すと思う……」
目を見開いた。この世界に居たんだ
「……驚く事?……当たり前……それに……私と……戦って生き残った……貴女の方が強い……その目は……私にとっては……良い目……でも……気をつけて……使いすぎれば……失明するから……」
私は頷いた。確かに使えば疲労が溜まるし……目も疲れてくる
取り敢えずは移動する事に。でも、フィアは使えない。何せ
「……ベヒモスと……フェンリルのハーフは……希少以上の価値……勝てば……事実上最強の存在……イシスも……私を狙ってるし……何より……私は……完璧では無い……それだけは……覚えていて……」
そう言って私の手を繋ぐと歩き始めた。違和感を感じたが今は知らない事にした
「そう言えば……奴隷とか存在してるの?」
フィアは頷いた。奴隷ならまだ信用出来るし……何よりフィアみたいな巫山戯た存在が居る可能性が有るから
「……買うの?……」
私は頷いて鞄に触れると
「……出来るだけ……高値……それが条件……それに……見えたの?……」
私は首を横に振る。見えてないがそんな感じがしたから
儚夢姫「はい。とうとう外に出ましたね。何も無ければ……良いんですけどね」
儚夢姫「フィアの意外な特技が……料理が美味しい。良いお嫁さんになれると思う。離さないけど」
儚夢姫「後は軽く勇者……私のクラスメイトに触れましたね。フィアは知っているが知らない事は知らないとはっきり言いますから……」
儚夢姫「フィアはイシスと何かしらの関係があるみたい。でも、雰囲気的には敵対してる雰囲気が出てる」
儚夢姫「さて、今回の雑談はここまで」
儚夢姫「次の話までまたね!」