The Longest Day Act.1
土曜、待ち合わせ場所大学の駐車場で後藤さんを待つ。今日は一日中曇りとは言え幸いにも降水確率は夕方まで10%らしい。
銀色の流線型のスポーツカーが僕の目の前に止まりウインドウが開く。
「へい、彼氏ー乗ってかない?」
そこには後藤さんがいた。
「荷物積み込みたいからトランク開けていい?」
「トランク狭いし熱くなるから後ろに置きなよ」
座席をずらして後部座席の半分に置いてある後藤さんの荷物の隣に置かせてもらった。中に入ると思っている以上にエアコンが効いていて肌寒いぐらいであった。
「この車後藤さんの?」
「実は借り物、なので汚さないで貰えると嬉しいな」
後藤さんはにっこり笑いながらそう言うとアクセルを踏んだ、いつも乗ってる父さんや爺ちゃんの車よりも低くそして早く車は走る。
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シイちゃんと店長ちゃんをクルマに乗せ目の前の銀色のクルマを追跡しながらG-BOXへと向かう。
先輩には事情があり同乗できない旨を伝え自分のクルマで向かってもらった。ぶっちゃけいうと邪魔なのでおいてきた。
店長ちゃんは今日説明して最初は「よくないよ」否定していたが「でも吾妻くんの彼女、どんな子か知りたいでしょ?」と聞いたら「知りたい」と答えたので仲間に引き込んだ。
タマちゃんは単に都合がつかなかった。
目の前には学校の駐車場では見たことのない銀色のスポーツカーが走っている。助手席のシイちゃんは情報収集のためスマホ2台持ちで調べている。
「駄目、全く情報なしなの」
「じゃあ今一度情報をまとめようか」
前を走る銀色のスポーツカーは三菱のクルマでシイちゃんが調べたところFTOというクルマらしく、中古価格で80万から130万円位のクルマで、わナンバーではないのでレンタカーでもない。シイちゃんがウンウン唸りながら調べているが誰のクルマかわからない。
「駐車場でも見たことないから、普段クルマ通学してないやつね」
「ちょっとごめんね」
店長ちゃんが座席のあいだから身を乗り出してライフルから外したスコープで眺める。
「なんか違う気がするんだよなぁ……」
店長ちゃんはスコープを膝元に置いて考える。
「シイちゃん」
「はいなの」
「あの車外車だと思うの」
「三菱は日本車じゃないの?」
「だけどあの車ハンドルが逆だよ」
店長ちゃんはシイちゃんにスコープを渡して見せる。
「ホントだ……」
シイちゃんは少し考えてから、またスマホの2台持ちで何かを調べる。
「シイちゃん……何調べてるの」
「学校のメールアドレスなの!」
ウチの大学には学生用に講師、教授や他の学生とやり取りが出来るメールアドレスが一人に一つ配られていて大学のページから一覧が検索が出来る。
「メアドなんか調べてナンになるのさ」
「あのメアドって実は普通の学生、社会人学生、帰国子女と留学生で末尾が違うの」
「外車って事はもしかしたら外国人かもしれないの!」
シイちゃんはウンウン唸りながら2台のスマホを駆使して調べる。
「それと私と同じ数学Ⅰのコマに出てた事も含めて……」
シイちゃんはそこから何人かの人物を出した。
「劉ちゃんは顔知ってるから除外で、この子も名前からして違うだろうから除外……留学生じゃなくて帰国子女……見つけた!」
「教育学部の後藤って子なの!」
「シイちゃんその子知ってる?」
「知らないから今調べてるの!」
ウンウン唸りながらシイちゃんはスマホを駆使して後藤の事を調べる。
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後ろのゲレンデワーゲン何か不審だな、わたしはバックミラーを眺めながらそう感じた。尾行にしては下手くそすぎるがかといって大学の駐車場からずっと離れず付いてきているし双眼鏡らしきものの反射が2回ちらっと見えた。
後ろのベンツに気を置きつつ吾妻と他愛のない話を楽しむ。サバゲーマーというかミリタリーみたいな男趣味はどうしても話すことが知識のひけらかしとか自慢みたいなものになるが吾妻の話はそういう嫌味ぽくはなく聞いていて面白く自分が喋るだけでなくあまり興味のないわたしにも質問を問いそれを聞いてから話題を選んでいる。
「へぇ、UZIとかAKじゃない理由ってそうなんだ」
普段客とかと話すときは大した事を言ってなくても「さしすせそ」を意識するが吾妻とは自然と楽しく会話できる。
そうしてからG-BOXへ到着し、駐車場に車を停め。後ろを追っていたゲレンデワーゲンも誘導され隣に停まる。
隣を見た吾妻は「ヨウちゃんのベンツかな?」とつぶやく。
「知り合い?」
「サバイバル研究部会のチームメイト、この前会ったと思うよ」
この前というとジブリールを探してた時だ。それでここまで付いてきた理由はわかった、偶然でなければ理由はなんであれ十中八九吾妻目当てということになる。
「挨拶してくるから、ちょっと待ってて」
「一緒に行くよ」
わたしも一緒に降りる。
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「これ、絶対尾行失敗だよね?」
わたしは自分のミスにその時点で気がついた、真後ろを追っているという事は誘導されたら隣に停まるということだ、他所だったら適当に離れた場所にでも置けばいいのだがG-BOXに関しては駐車場のキャパの問題から定例会みたいに参加者が多いときは車は誘導されギチギチに詰められる。
シイちゃんは後藤って子の事を調べてる途中で知恵熱を出してダウン、店長ちゃんは慌ててるみたいだ。
「どうしよ、どうしよ」
店長ちゃんが慌ててわたしに聞く。
「とりあえず知らなかった体で行こう」
店長ちゃんにそう言うと、吾妻くんが回り込んできた。
わたしは運転席の窓を開けて、吾妻くんに「や、やあ偶然」と言った。
「やあ、偶然だね」
「そっちの子、彼女?」
「紹介しておくね。この子後藤さん。前ジブリールの件で会ったと思うよ」
「あ、後藤っス、前に一度会ってますよね?」
そう言われてみるとジブリールの時に何やってたかわからんけどいたなぁと思い出した。
「やる「ぢいちゃんのぐろうをがえせー」じゃん」
シイちゃんが急に叫び始めた。
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シイちゃんを宥めつつ、席を押さえてくれた先輩とも合流した。各自更衣室で着替え終わってから8人がけの席に全員で座る。
「……流石に尾行は失礼だ」
先輩はわたしとシイちゃんそれと店長ちゃんに対して雷を落とす、うちの親みたいにストロングで怖いわけじゃないんだけれども先輩のお叱りは非常に居心地が悪いのはたしかだ。
改めて吾妻くんに紹介してもらった後藤ってコはウチの学生でありながらデッカーズの店員であるとのことだそうだ。
「っていうかなんで尾行することになったの?」
吾妻くんは核心を突く一言を放つ。
「えーと、えーとシイちゃん任せた」
わたしはシイちゃんに丸投げする。
「吾妻くんが悪い女の子に引っかかってないか心配だったの」
「でも見た感じいい子っぽくて良かったの」
「そっか、心配してくれてたんだ」
「ありがとう、大丈夫だよ。後藤さんいい人だもん」
ちょっと見ないうちに吾妻くんは男らしくなった気がする。
「この話は終わりにしてサバゲーの準備しようよ」
吾妻くんがそう言ったのでそれ以上の追求も居心地の悪さもなく皆で準備にとりかかる。
皆が装備を出し始める。
わたしはいつものM4とベレッタPX4とプレートアーマーと白系のACU、先輩は今日は3バレルの短めの自作ミニガンとわたしとおそろいのPX4を持ちのいつもの装甲服を着込んでいる、店長ちゃんはこの前のL96、シイちゃんはマガジンがSTANGになったXM8とレッグホルスターに入れられたM93を持ってる。
「あ、吾妻くん新しい銃買ったの」
吾妻くんは見たことのないバックパックからP90を取り出した、横から覗くと少しカスタマイズされているみたいであった。
「そうなんだ、買ってもらったって方が正しいけどね」
吾妻くんは恥ずかしそうにそう答える、わたしもお小遣いとかで買ってるのでそこは責められない。
「そっちちょっと詰めてください」
「あ、ごめんなさい今片付けます」
わたし広げていた装備を片付けるため振り返る。
G-BOXはキャパの都合から1人1席が基本となるためこういった他人同士で同じ卓を囲むことも多い。
「「あ」」
真後ろにいたのは新堂エリだった。
この新堂エリという女とわたしには確執があり、一言でいえば喧嘩中だ。
エリとわたしの付き合いは高校時代からであり、その頃は毎年同じクラスだったとはいえただのクラスメートであり当時のエリはガリ勉ポジションにいたためあまり絡みはなかった、同じ大学に進学した後に学食でぼっちでいたところを捕まえてサバゲー部に連行しその週の週末にサバゲーに連れていった。
そこからサバゲーにハマったらしく1年目は仲良くやっていて覚えてるだけで10回以上は一緒にサバゲーに出たしウチに遊びにも来てくれたしエリの家にも遊びに行った。2年目の前半もまぁ仲良くやっていたが後半になりサバゲー部の運営に回ると言い出してから関係が少しぎくしゃくした。わたしと遊ばなくなり加藤達とつるむようになった。何より一番辛かったのは「派閥が違うから付き合いを控える」と面と向かって言われたことだ、それ以外にヒーローズとかタマちゃんの問題もあって発作的に退部届を出したのだが原因の一つである。
「嫌なヤツに遭ったな」と言いたいのを抑えた。
「げ、新堂サンも尾行してたんスか?」
後藤ちゃんがエリに対し露骨に嫌な反応をする。考えてみれば前回部室で乱闘してたらしいしサバゲー部員同士なので多分エリにこき使われてるのだろう。
「なんであんたなんか尾行しなきゃいけないのよ? 今日はオフよ」
「新堂ちゃん荷物ここに置くのか?」
「そうね、見たトコここしか2人分空いてないからここね」
「ハイなのだ」
エリはデザートの上下に胸の中央に「英」と書かれたダクトテープが貼ってありフリッツヘルムとあまり見ないタイプのアイシールドを被った女の子と一緒に座った。顔は伺えないがこの特徴的な甲高い声は聞いたこと無いので後藤ちゃんと同じ一年であろう。
「ちょっと詰めなさいよ」
「うっさいな、片付ければいいんでしょ」
わたしは自分の荷物を片付ける。
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高屋ジンは江崎グリコをボルボの後部座席に乗せてG-BOXへ向かっていた。
グラビア撮影が思ったよりも押した上にグリコが撮影後に「サバゲーしたい」と言い出したため、移動日にサバゲーをやってからの移動という無茶を仰せつかまったのだ。
とはいえ高屋もマネージャーという立場に身をやつしているが元は生粋のサバゲーマーであり、なにより数時間程度で済む移動に1日かけた理由はこのサバゲーのためである。
2人分の装備を台車に乗せてフーセンガムを膨らませながらスマホを見ているグリコと共に受付に向かう。
「予約の高屋です、食事あり、レンタル無しで……」
高屋は受付に話を通すとグリコと荷物を引っ張って開いてる席を探す。
『たーかやくん』
高屋が振り返ると鉄眼がそこにいた。
「なんでアンタここにおんねん」
『単なる偶然。んで丁度2人分の席も開いてるからここ使いなよ』
鉄眼は隣の席を指差す。高屋はグリコをそこに座らせ荷物を置くと鉄眼を人気のない場所へと連れて行く。
「ホンマ偶然なんか?」
『偶然、偶然。だって俺土日仕事しねぇもん』
鉄眼はおどけたように答える。
「ま、ええわ。それとアレの事は阿賀野って呼んでやってくれ」
『わかってるって、そっちは仕事じゃねぇの?』
「立派な仕事や、お嬢がサバゲーしたい言うなら時間詰めて手配するのが俺の仕事や」
『ま、今日はお互いゆるく行こうぜ』
2人は席に座る、グリコはスマホにバッテリーを付け新しいガムを口に入れて動画をずっと見ていた。
鉄眼はちらっと動画を見た、サバゲー動画で1.5倍速で数秒間見てる限り単純な撃ち合いではなく駆け引きも含めたかなり高度なゲームである。
「なんや?」
グリコは気配を察したのか振り返えらずに鉄眼に聞く。鉄眼は少し驚きながらも「今どきのコって勉強熱心だなぁっておもって」とごまかした。
グリコは一瞥することもなく動画視聴に戻る。
鉄眼は自分の席に座り装備の支度をする。今日持ってきたメインアームは1挺のみだ、KTWのウインチェスターM1873で上にはレンズプロテクターとキルフラッシュが装着された1-8×40のスコープが載せられているものだ。それ以外の見た目に関してはほぼノーマルといっていい。
「はーKTWなんか使うんか」
高屋は珍しそうに見る。KTWといえば東京マルイやKSC等の一流どころと比べたら出回ってる数も少なく希少品とまではいかないがフィールドでは中々見かけない。特に多く出回ってるイサカM37ではなくウインチェスターM1873ともなればなおさらだ。
『レバーアクションなのがいいんだな。そっちは』
「俺はAACT10やな、ここ遠距離多いらしいし」
高屋はガンケースから灰色のAACT10を取り出す、鉄眼のM1873と同じく比較的シンプルに纏まっているがコッキングハンドルは社外製でバレルの先端にはサプレッサーが取り付けられている。ジュラルミン製の太いガンケースにはもう1挺別な銃がしまえるスペースがあるみたいだ。
AACT10の他にサイドアームとしてMP7を持ってきていてサイドに装着されているダミーのAN/PEQ-16風バッテリーケースを使っていて外部バッテリー化されている。
『美雪ちゃんは?』
グリコは鉄眼を無視してスマホの動画視聴に執心している。
「悪気はないんよ、ただホンマ興味ない事にはナンも反応せんのや」
「おう、美雪ええかげん支度せえよ。間に合わなくても知らんぞ」
「ん」
グリコはそう言ってようやく動画視聴を止めて自分のバッグから装備類やガンケースを出す、ガンケースから取り出したのは4丁のH&KP7であった。ケースの2つにはP7が各2丁ずつしまわれていて3つ目には詰められたハンドガンマガジンがあった
『MGCなんか使ってんの?』
「いんやマルイのや」
グリコは黙々とマガジンにBB弾を装填していき4丁の装填済みP7と多数の予備マガジンを手際よく作り出した。
次にグリコは自分の装備を組みはじめ「高屋」と言ってから高屋の前に立ち両手を広げる、高屋は慣れた手付きでグリコのベルトを調節する。左右の腰のあたりにコの字型の器具があり、鉄眼はP7のスライド部分を保持するホルスターであると推測した。異形のホルスター以外には背面にダンプポーチとそれを挟むように左右にクイックリリースホルスターが装着されている、調整が終わったらグリコは背面のホルスターにP7をしまう、それ以外の装備類が無い事からグリコはハンドガンナーらしい。
「今日のフィールドの情報な、CQBと屋外の半々やがCQB内が広いせいかCQBの中でも外でも狙撃や電動の連射に気いつけや。今日の参加人数はざっと見100人ちょいってトコや。有名なネームド言うたらさっきジャガーノートっぽいのがいたんと地元じゃ有名な三馬鹿マシンガンってのがおったわ」
「ま、オマエの敵やないがな」
「ん、ありがと」
グリコは高屋に礼をいうと足を振り回して手を使わず靴紐を結びながらグラブをはめ、ネックガードとゴーグルを付けてゴーグルの調節をする。よくあるフルフェイスの仮面型の様に見えるが4点保持型であったり、排気用ファンが付いていたりとどうやら独自のカスタマイズが施されているみたいだ。そうしてから耳にインカムをはめ、イヤーパッド付きのスポーツヘルムをかぶる、一見すると装備を整えただけのサバゲー初心者のように見える。
そうしているうちに係員の挨拶やハウスルール、禁止行為の説明がはじまった。
先ほどとは打って変わりグリコは真面目に係員の話を聞いている。
鉄眼は江崎グリコの事はメディアに出ている以上の事は知らなかった、サバテレに出演している以上はサバゲー好きであると思っていたが、装備を見るに一般的なサバゲーマーと一線を画する何かがあるはずだ。
歪な形をしたホルスターの役目は片手でコッキングする用のホルスターがあったのを思い出した、あくまで身体に装着するものではなく机の天板の底や車のダッシュボード裏に装着し相手に気づかれずに手早くコッキングし手元でのワンタッチリリースが行うタイプで軍用というよりもセルフディフェンス用の装備だ。
開場のアナウンスが鳴り皆が並びながら各々のスポーンエリアへと向かう。
今週のエアガン
ウィンチェスターM1873
メーカー:KTW
数少ないレバーアクション銃でKTWの主力商品の一端。
その特徴はなんと言ってもレバーアクションでありポンプアクションやボルトアクションとはまた違った独特な雰囲気を楽しめる。
鉄目がこれを使っている理由はボルトアクションと違い常に両手で銃を握った状態を維持できるのが気に入っているからである。
AACT10
メーカー:アクションアーミーカンパニー
アクションアーミーカンパニーという海外メーカーから出ているボルトアクションライフル。色は黒、OD、カーキの3色とバレルの長さが2種類ある。
AACT10最大の弱点は海外製品特有の工作精度の低さである、弾ポロしたりHOPの調整が効かなかったりコッキングが重かったり等外見と比べ散々な出来である。
しかし中身がVSR-10の部品と互換がありミキシングをすることでマルイの精度を持った海外メーカー銃というランクにまでアップでき、そういう意味では上級者向けかつ大器晩成型の銃だ。
高屋は僕たちサバゲっ子の企画でAACT10のレストアを行いそれ以降この銃を愛用している。
MP53Sカスタム
メーカー:東京マルイ(カスタム)
英が中古のMP5SD5とPSG-1をミキシングしXレーダーを搭載したカスタムガン。
MP5とG3は実銃の設計自体は同じで多くのオプションパーツも共用であるが実銃の使用弾薬が違う都合からミキシングビルドに関しては技術力と計画性、具体的にG3とMP5どっちのマガジンを使うのかを求められる。
3SはグリップとセレクターがPSG-1でそれ以外がSD5という構成である。
それ以外にもギアはバックラッシが無いように精度の高いものに交換し、サイレンサー内部も高密度メラミン樹脂を入れ、バレルやモーターにも手間暇をかけた銃である。
特徴的な装備である上部のXレーダーは電子スコープ、赤外線センサー、距離計、風向計、銃口センサー、IFF(敵味方識別コード)等高性能な電子装備であるがモニターが通常のスコープ並に小さく、中華スマホをケーブルで繋ぎ拡大して使っている。
ちなみに3Sははじめはすっごいしずかスペシャル(仮称)であったが新堂の提案でサイレントシャープシュータと改名された、英はその名前は結構気に入っている。