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New Order Act.2

 マツケンが人員のことをタクさんに一任したとのことでタクさんはさっそく翌日(火曜)に吉田という女の人を店に連れてきた。目の前にいる目と線の細い女性は話を聞くにサバゲー部の上級生だそうで、わたしは顔を合わせた記憶がないが向こうはわたしを知っていた。


「まぁ形式上、オマエにも面接してもらおうと思って。せっかくだからなんか質問しろよ」


 無茶振りされたので「好きな食べ物はなにか」と聞いた。


「そこの道南下したトコにあるらーめんトラッカーの味噌とか美味しいよねー」


「いや、仕事に関わる事を聞けよ……」


「んな、いきなり言われてもできねえっスよ」


「そういや連れてきた手前聞くのもアレだがバルク(前職)どーすんのさ?」


「え、両方入るよ」

「それよりこの店、店員大量に入れるんでしょ? 一人心当たりあるんだけど」


「おう、連れてこい」


 その後マツケンに履歴書を渡してわたしは締め作業に入る。書類を渡されてから10分後ぐらいにマツケンがビラ置き場にアルバイト募集というビラを置いて、玄関ドアの内側やレジ前等に貼って回った。


――――――――――――――――――――――――


「今日はわたしのおごりだけどタケちゃん何頼む?」


 吉田は後輩と共にらーめんトラッカーに来ていた。後輩は被っていたレインウェアのフードを脱ぐと金髪のソフトモヒカンと左耳のピアスが顕になる、後輩は竹内翔であった。

 外は霧雨に近い小雨であり傘よりもレインウェアの方が正解に近い天候であった。

 らーめんトラッカーとは街道沿いにあるロードサイドの24時間営業のラーメンショップで駐車場が広く、名前のとおりにトラック運転手や走り屋が始業前や終業後に一杯ひっかけるのに使う。もちろん車移動が基本のサバゲーマーにも人気の店だ。

 吉田と竹内はコップに水を入れて奥の4人がけのテーブル席に座る、壁に三方を囲まれたどん詰まりにあるこの席は一部の常連たちにとって俗に密談席(・・・)と呼ばれている席で、ラーメンを届けに来る店員以外は誰も来ず、入り口や他の席からも死角になっているため密談等にはもってこいの場所だ。


「しょうゆの並盛」


「じゃあわたしもそれで。あと餃子2皿とこいつのに煮玉子突っ込んで」


「いらねぇって」


「若いんだから食える時食っときなよー」


 竹内は照れくさそうに「じゃあ、それで」と店員に言う。


「それで、吉田サンがここに連れてくるってことはなにか用事(・・)があるって事だろ?」


「話が早くていいね、おねえさんそういう子好きよ」

「街道沿いに新しいガンショップ出来たの知ってる?」


 竹内は「デッカーズ?」と聞き返し吉田は「そうそ」と答える。


「そこで今店員(・・)募集してるらしいのよ?」

「わたし、そこでも働くことにしたからタケちゃんも来なよ」


「条件は?」


「時給1250円、土日祝日は1300円で週4の4時間拘束」


 竹内は少し「おっ」と言ってから考え始める。時給1250円はこの辺りでは破格も破格だ、少し思案してから「もうひとり連れてきていいか?」と聞き、「じゃあ今話し詰めちゃおうか?」と二人でスマートフォンを出してそれぞれ別の人間を呼び出す。

 20分後その席には4人の人物が座っていた。

 加藤拓郎、吉田眠子、竹内翔、それに吾妻円であった。


――――――――――――――――――――――――


 竹内さんに呼ばれて僕はラーメン屋に来ていた、竹内さん、記憶が間違ってなければバルクリユースの吉田さん、それと何故かサバゲー部の加藤さんも座っていた。

 僕は竹内さんの隣に座り、何故呼んだかを聞いた。


「美味しい仕事があんのよ」


 美味しい仕事で一瞬、ほんの一瞬だけなにか悪巧みをするのかと思った。それは席がおあつらえ向きの席であったのかもしれないし、夜だったからかもしれないし、ちょうど夜食を食べたかったからもしれない。


「ま、あとは加藤さんから聞けよ」


「よお、夜分遅くに申し訳ないな。何か食うか? 奢るぜ」


 僕は少し考えて味噌ラーメンの並を頼んだ。加藤さんは餃子1皿、吉田さんはトマトジュースをおばちゃんに頼む。


「時給1250、土日祝日は1300のバイトなんだが。吾妻は来るか?」


 ああ、バイトか。それなら納得だと思い席に座った。


「場所、仕事内容、交通費の有無、勤務時間とか説明してください」


「場所は知ってると思うがデッカーズ(・・・・・)ってガンショップで……」


 加藤さんは、条件を次々と説明する。その間に加藤さんが店員として入社したことや兎にも角にも頭数を集めてること等を聞かされた。

 僕は話を聞きながらに条件やデッカーズで働くことのメリットとデメリットをメモに書き出していく。

 

メリット

・最低時給930円のところ、平日1250、休日に至っては1300という破格の給与

 これは中々に美味しい条件だ、特に最近はサバゲーのおかげで何かと入用で結構やりくりしていたから財布の中身も心もとない

・週4、4時間拘束

 これも中々見逃せない時給1250円なら最低時給で5時間働くよりも多く得られる

・ガンショップの店員なので必然とエアガンやサバゲーのことに詳しくなる 

 これも重要だ、僕はサバゲーマーとしてはまだ何も知らず、松岡さんや加藤さんや吉田さんから色々教わったりお客さんからも情報を収集できる

・デッカーズであること

 他のガンショップに比べ贔屓にしているガンショップなので


デメリット

・時間を取られる

 これに関してはある程度仕方ないものとして置いておくが講義自体に影響が出ないようにしないといけない

・休日がなくなる可能性もある

 これも仕方ない


「あ、そっか。後藤さんいるんだ」


「あ、後藤がなんだって?」


「ごめんなさい。話し続けてください」


 後藤さんがいることを忘れてたので後藤さんをメリットの方に入れておく。


「ま、今日は話だけだから働きたきゃ後日履歴書持ってきな、書き方わかるな?」


 加藤さんはそういうとニッカリと笑った白い歯が眩しい。

 ラーメンと餃子とトマトジュースのジョッキが届き、吉田さんはトマトジュースを飲み干すと「じゃ」と言ってヘルメットを片手に抱えて離席する。


「ああいうマイペースな人なんよ」


 僕はラーメンを食べてから加藤さんと竹内さんと一緒に店を出る。外は小雨が上がっていて湿気は感じるものの月と星が出ていた。


「おう、俺この後また用事あっから。寄り道してもいいが早めに帰れよ」


 加藤さんはそういうとオレンジ色のRVに乗って去っていった。


「そういやオマエあの加藤(・・)さんと知り合いなんか?」


「前にちょっと話したぐらいかな?」


「話したぐらいであそこまで親しくするか?」


「あの人結構フレンドリーだからねー」


 竹内さんと別れ途中でコンビニに寄って履歴書を買ってから帰った。


――――――――――――――――――――――――


 翌日(水曜)、改めてデッカーズにバイトの件の確認の連絡を入れ松岡さんにすぐに来て欲しいと言われたので教務棟の証明写真機で写真を撮った後にデッカーズへ向かった。外は前日(火曜)と違い大雨だ。


「ま、ちょっと散らかってはいるけど座ってよ」


 松岡さんに案内され事務所に入る。


「それで、単刀直入に言うと……採用」


「もっとその……熟考とかしなくていいんですか?」


 採用なのは嬉しいものの不安もあり松岡さんに聞いた。


「何故即断したかというと。まず第一に保護者(両親)と同居の大学生であること、次に東桜大数学科の入試難度の高さ、この2つは君の身元が確かな証拠になりえる。少なくとも学歴と家族を捨ててまでなにか悪さとかしようとは思わないだろう?」

「次にこっちの事情だけれども、先ず本当に人手不足で兵隊が欲しいのと加藤くんって昨日会っただろうけれども彼のお墨付きがあるんだ」

「あと最後に一番重要なのが僕が君の事を個人的に気に入っているってところなんだ」


「はぁ」


「説明は難しいんだけれども、感覚的に話すと君の周りには悪い人間や嫌なヤツっていないと思うんだ」


 確かに考えてみれば悪い人間というのをあまりみた事がないし嫌なヤツと言うなら新歓の時位しか思い浮かばない。部長もシイちゃんもヨウちゃんもタマちゃんもジブもシャルロットも嫌なヤツじゃないし悪い人間ではないと確信している。


「ま、人柄の青田買いってところね。そういう訳で細部も詰めよう」


 平日月、火、木、金の午後の4時間ずつが基本シフトとなりそれ以外でも双方の合意のもとに時間数やコマ数等を増減できることが決まった。


――――――――――――――――――――――――


「んで、結局吾妻入れるんスか?」


「そういう事」


 わたしはトレーニングのインターバルの合間にマツケンから今日の報告を受けた。

 書類には加藤サンが集めた人員の履歴書と一日で調べられる範囲のプロフィールが全部あった、ほぼ全てが元ガンショップ店員で吾妻と竹内だけが新入りだ。


「ま、仕事中にいちゃつく様な事しなければあと何してもいいから」


「うい」


「それと、これ見てなにか思った事は?」


 脳に酸素を行き渡らせてよくよく考える。マツケンがそう言うからには何かしら(・・・・)ある。


「経験者、っていうか元リミットレスっての多くない?」


「正解だ」


 リミットレスといえばデッカーズ(ウチ)の同業者だ、書類を見る限りタクさんもそこの店員だったらしい。


「リミットレスって話はよく聞くけどどんな店なんスか?」


 疑問をマツケンにぶつける。リミットレスの銃はいいとよく聞くものの触ったこともないのでどこがどういいのかわからないのだ。極論を言えば撃てて当たればいいのでわたしはMP5とスタームルガーを使ってるに過ぎない。


「先ずリミットレスというのがどういうショップなのかを説明しておこう。リミットレスっていうのは正確にはショップじゃあねえんだ、いわゆるエアガンメーカーなんだが直営のみ販売に絞って銃を売ってる店で企業名も屋号もリミットレスって感じだな。売ってる銃はマルイ互換という感じの銃だが中身は全くの別モンでな、マルイの同モデルと比べ当たる、回せる、頑丈、メンテも楽っていうような代物なんだ」


「へぇ、だったらみんなそっちにすればいいのに」


「ただ性能はマルイと大して変わらんスタンダードなモノで20万、カスタムしまくったのだと200万もする」


「200万ってバカ(・・)じゃないの?」


「そのバカ(・・)相手に商売してる店なんだよ」


「わたしには一生関係のない店っスね」


 そう言ってマツケンに資料を返して筋トレに励む。撃てて当たればいい物に20万もかけるほど金持ちじゃないしサバゲーマーでもない。


――――――――――――――――――――――――


「話なら部室でやればいいじゃん」


 木曜日にシイちゃんから学食に来てほしいと頼まれ、行間休みに学食で落ち合いシイちゃんの向かいに座る。


「吾妻くん、彼女出来たみたいなの」


「へー良かったじゃん」


 率直な意見を述べたわたしに対し、シイちゃんは目を見開いて驚く。


「良くないの!」


 シイちゃんはハッとしてから取り繕うかの如く落ち着いて説明を続ける。


「自由恋愛が許されてる歳とはいえ、シイちゃんとしては相手の女の子の素性が知れないのが不安なのです」


「んでそれ話すために呼んだんじゃないよね?」


 シイちゃんの腹の中を探るよりもとりあえず用件を聞くことにした。


「今週の土曜にGBOXってサバゲーフィールドに遊びに行くことをこっそり聞きつけたの、シイちゃんがお車代払うからサバゲー行くの!」


「よし、行こう!」


 わたしもちょうどサバゲーに行きたかったし何より吾妻くんの彼女さんがどんな子なのか気になった。


「じゃあもっと人呼ぼう」


 わたしは即座にSNSでサバゲーの招待を何人かに送った。先輩と店長ちゃんから行くとの返事がきた。


「先輩と店長ちゃんは行くって」


 返信を送ってからG-BOXの公式サイトを開く。確かに今週の土曜に自由参加の定例会がありそこに4人分の予約を入れる。比較的行きつけなので勝手はわかる。


――――――――――――――――――――――――


 金曜の夜、テツ兄がまたウチにやって来てご飯を食べ終えた後に僕の部屋に上がる。外では木曜の朝から降っている雨の音が聞こえる。

 部屋に入りとりあえず僕はテレビを付けた、今日はロードショーがあるがハリーポッターのどれかだったのでレコーダーに入っている映画の中からサボタージュを選んで点ける。僕は2回見たし、主演がアーノルド・シュワルツェネッガーならテツ兄も見てるはずだ。

 昔からテツ兄と僕はこんな感じであった、映画を見ながらテキトーな事を喋り合う。テツ兄は昔、エアガンを持っていたと思うが不思議と僕は見たことがなかった。


あの子(・・・)とはどうなった?」


「明日G-BOXにサバゲーしに行く」


「この時期全天候型は強いからな。ま、気張らずにいつもどおりに行けよ」


 2人でサボタージュを観始める。邸宅を襲撃し終わった後位にパンフレットの事を思い出した。


「テツ兄、これいる?」


 ファイルに入れていたパンフレットをテツ兄に渡す。

 テツ兄はパンフレットをしばらく見てから「何処で手に入れた?」と聞いてきた。


知り合い(・・・・)がそこに勤めているんだ、その伝手でもらった」


「へぇー」


 パンフレットを一通り見て「貰っていいのか?」と聞かれ「いいよ」と答えた。テツ兄に渡すようにとっておいたものだ。


「なんだかんだで聞いてないけど、テツ兄はどんな銃を持ってるの?」


「最近メインでつかってんのはM40だな、サイドアームはその都度変えるが最近特に使ってんのは電動ハンドガンだな、電ハンはめっちゃ便利だぞ」


 テツ兄はスマホで僕に大きいスコープとバイポットを載せたM40A5を見せる。


「スナイパーってサバゲーでは強いの?」


「強いの定義にもよるが有能なスナイパーはチーム全体の戦力を倍にまで伸ばせるな、あくまでスナイパー単体が強いわけじゃない。敵の頭数を減らせはするがスナイパー自体は接近されたら弱いし、狙撃の腕前以外にも立ち回りや状況判断も必要だしこう言っちゃナンだが弾除けはあればあるほどいい」


 僕は前回のサバゲーで店長ちゃんの活躍を知っている、たしかに店長ちゃんがいたからこそそこそこいい戦いになったのだし、もっと人数がいれば店長ちゃんも長く戦えたはずだ。


「スナイパーやるなら茨の道と思っておいたほうがいいぞ。初心者は当たらない、勝てない、つまらないの三重苦だからな」


 店長ちゃんはほんわかしているようで実は結構熟練のサバゲーマーなんだなと思った。

 映画が終わりテツ兄が帰ったので筋トレをしてから寝ることにした。布団の中で筋トレの成果って出てるのだろうかと不安になる。


――――――――――――――――――――――――


「まだ起きてたのかよ」


 マツケンのその声も聞きながらわたしはサンドバッグ相手のスパーリングに夢中になっていた。何も考えないで疲労感だけ得たいときにはこれに尽きる。


「明日デート(・・・)なんだろ、さっさと寝ろ」


「寝れないんスよ」


「俺が隣で子守唄でも歌ってやろうか?」


 スパーの手を止めマツケンを睨む。


「セクハラオヤジ……」


「ま、子守唄は置いておいて特別にイイ物を渡しておこうと思ってな」


 マツケンはわたしに向けて何かを投げる難なく掴むとそれはクルマの鍵だった。ただのクルマの鍵じゃない、キーホルダーから見るにマツケンの愛車(エクリプス)の鍵だった。


「え、アレ使っていいの?」


「特別だ、クルマん中ではセックス禁止で頼むぜ」


「セクハラオヤジ……」


 マツケンに毒づきながらもわたしは掌の鍵を大切に握り、無くさないように手提げ金庫に鍵を入れてからシャワーを浴びてベッドに横になって明日まで休む。

今週のエアガン



スナイパーの仕事

スナイパーとは標的から遠距離を隔てて攻撃をする訓練を受けた要員である。

フィクションや実戦においては超遠距離から敵の排除をメインとしていて縁の下の力持ちであり同時に戦場の花形でもある。

サバイバルゲームにおいてはボルトアクション狙撃銃と電動アサルトライフルの射程距離はほぼ同じと見て良く連射が効かない事から、誰もが一度は憧れはするがサバイバルゲームに慣れていくに従いその憧れは薄れていく。あるいは濃くなって狙撃手となる。

そういった事情の中で狙撃手として活躍したいというのであれば以下の事を心がけてみよう。

・狙撃手の仕事は狙撃だけではない

一見すると矛盾してるように思えるが、サバイバルゲームにおける狙撃手が出来る仕事は狙撃による敵の排除以外にも偵察、フラッグキャッチ、遊撃、防衛、迎撃等多岐に渡り、狙撃銃の身軽さでもって戦場を縦横無尽に駆け巡りやれる仕事を着実にこなしていこう。

・遮蔽物を利用する

狙撃手といえばカモフラージュかと思われがちだがサバイバルゲームフィールドという限られた区画内では隠れられる場所も多くない、そこで遮蔽物を利用した立ち回りを意識する事で生存力を高めてみよう、もちろん他の銃を持ってても有効なテクニックである。

・副業:狙撃手という選択肢

サバイバルゲームに行くにあたってレギュレーション等で指定がされていなければメインアームの電動とセットで狙撃銃を持ち込んだり電動アサルトライフルにスコープを搭載し、敵の編成や気分次第で前衛と狙撃手を替えるのもテだ、FPSゲームとかと違い経験値が2倍必要という事は無く、むしろ前衛の動きを理解するという点ではとても有効なテクニックだ。

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