New Order Act.1
早朝、朝7時前位に部室の鍵を開ける。大学に近いせいか最近はほぼ毎日僕が一番乗りだ。
前は部長が早朝から作業していたり映画を見ていたり本を読んでいたりしていたのだがここ数週間、少なくとも梅雨前からは全く顔を見せない。
まぁ部長に関してはあの人の事だからどこかで元気にやっているかと思う。
傘を傘立てに差して荷物が濡れてないことを確認してから入る。
「早いね」
部長席に部長が座っていた。心配して損した気分と同時に安堵感も覚える。
「お久しぶりです。どこか行ってたんですか?」
「うん。工場の方にね。まぁこっちの方にも戻っていたんだけどね」
工場と聞いて部長がエアガンを作っていたことを今となって思い出した。
「それ、新しい銃かな?」
部長は僕の背中を指差して聞いた、僕はドットサイトの微調整のためにP90を持ってきていた。 背中のガンケースを机に置きP90をだして部長に見せる。
「マルイのP90か、悪くない選択だ。何より君らしい」
僕らしいと言われてちょっとだけ嬉しくなる。
「レンジ使いますね」
「どうぞ」
僕はバッテリーを装填してBB弾をマガジンに装填し、P90とマガジンを持ちゴーグルとイヤーマフを付けてからレンジに入り射撃を行う。やっぱりいい音だ。実銃のそれとはかけ離れていたとしても僕は好きだ。
「そういえば、新しい部員が入ったのかな?」
部長が大きな声で聞く、言ってるのは多分ジブ達のことだ。サバゲー部とサバイバルゲーム研究部会の兼部ということだがあれ以降一度もこっちに顔を出してくれていない。まぁ元々向こうの人だし向こうのほうが規模も大きく設備がいいので仕方ない。
「よく知ってましたね」
「うん、そこにいるからね」
レンジから顔を出すと、ジブとシャルロッテが座っていてシャルロッテがお茶の準備をしていた。
「おはようございます吾妻様、お茶の準備中ですのでもう少々お待ち下さい」
「アズマー、オヒサー。1週間ぶりぐらい?」
「先週の月曜以降会ってないからそうだね、元気だった?」
「うん、ゲンキだったよー」
ジブ達との顔合わせが終わりまたレンジに戻ってドットサイトを点けてから射撃を行う、そうしてから説明書を読みながら六角レンチを使って調節を行い射撃をしてまた微調整をしていく。意外と楽しい。
三度目ぐらいになって少し休憩しようと思いレンジから出たらシイちゃん、タマちゃん、ヨウちゃんが来ていてシャルロッテが僕の分のお茶を淹れてくれた。P90をレンジに置きっぱなしにして皆の輪に加わる。
「さて、新入部員含めサバゲー部一同集まったところでだ。2つの話をしておこうと思う」
「1つ目は私事で申し訳ないが、有限会社MARUという会社を起こした」
「カイシャ?」
先ずジブが部長に聞き、そのやり取りをやたら甘い紅茶をすすりながら僕は聞いていた。シャルロッテが淹れる紅茶は茶器からして普通の紅茶ではなく異様に濃く甘いためそれを飲んだら一日中シャッキリする様な紅茶だ。勝手にパワー紅茶と呼んでいる。
「そう、会社の事はとりあえずおいておいてパンフレットを是非ともみんなに見てもらいたいんだ」
部長はそう言うと置いてあった紙包みの封を雑に破った。そこにはエアガンのカタログがあった。
「1人1部といわず、たくさん持っていってあちこちに配ってくれると嬉しいな」
僕はシイちゃんから渡されたパンフレットを見てときめく、それは昔、僕がまだ映画や銃を好きになる前におもちゃ屋でもらったミニカーのパンフレットに近いときめきがあった。
2ページ目と3ページ目にはM16、M4、スタームルガーミニ14等のバリエーションがありM16とM4には初期型のM16A1風のM603、現行型レイル付きののM16A4風のM945、コルトコマンドー風のM733、レイル付きのM4A1風のM920、M231という戦車の中から射撃する用のM231とそれをPDW風にカスタムしたM231PDW、SR-25風のM110とSR-25からレイルを外してキャリングハンドルとフロントサイトを装着したM110CIVICがあった。隣にはスタームルガーミニ14風のライフルのMODEL14がありウッドストック版のMODEL14Aと樹脂ストック版MODEL14B、フォールディングストック版のMODEL14CがありマガジンがM16系と共用らしい。
次のページにはFAL風のSLR-Hと、CAL風のSLR-L、FNC風のSLR-LCがあり各ノーマルとレイルバージョンのR.I.Sがあり、その下にはEM-2風のE-01とモダナイズカービン化されたE-01.Modがあった。隣のページはAK系がメインであり普通のAK47風のTYEP47、AKでありながらガリル風のフォールディングストック付きのTYPE56、AK47と74Uの間の子みたいなTYEP74、中国の86式風のブルパップ小銃のTYPE86、SKSカービン風のTYPE63が載っていた。ここまでは全て電動。
ページをめくると次はSMGのコーナーになっていてM3グリースガン風のSMG-A1、カール・グスタフm45風のSMG-A2、ベレッタM12風のSMG-A3、ヤティマティック風のSMG-A4の4つはエアーコッキング、A1とA2は弾倉部分でコッキング、A3とA4はフォアグリップでコッキングする事で連射できるらしい。隣にはUZI風のMP1、それの固定ストック版のMP2、スタームルガーMP9風のMP3、CBJ-MS風のMP4がありそれらは電動らしい。
次のページには見開き一面に様々な拳銃が載っていた。見るに全てバックアップガンらしく、シンプルなのでいけばAMTバックアップ風な角張ったタイプの拳銃らしい拳銃から独特な形になるとベレッタ・ボブキャット風、セマーリンLM風、コロヴィンTK風等バリエーションに富んでいる、どうやらそれらはフィクスドガスタイプのガスガンらしくマガジンはサムレストの有無と色が黒と銀の4種類でどれも共用らしい。そしてそのページの端っこにコンデターピストルが置いてあった。
最後のページはオプション類で先ず予備マガジンが並べられていた、マガジンはM16とスタームルガー専用のSTANAG系、ロシア系専用のAK系、SHR-HとE-01系、それとM110系専用のバトルライフル系、SMG系、ポケットピストル、コンデターピストルのカードリッジがありSMG系はネットでの予告と違い上下ではなく前後リバーシブル仕様になっていた、それ以外はM16のキャリングハンドルにつけるスコープマウント、汎用型の装着レイルが長さ別で3種類とコンデターピストル用のバネが置いてあり小さく(18歳以上用)と書かれていた。
一言で言うなら多く作ったなって感想だ。それでいてそのどれもにもパンフレットを見てわかるぐらいには創意工夫が施されている。
「お求めはサカヤ商店またはお近くのガンショップで」
「それで2つ目は、一学期もそろそろ終わるので夏休みにサバゲー部で1週間集中講義を行いたいと思う。目的はサバゲーの基礎知識の講義、基本的なメンテナンスの実習、初歩的な戦術テクニックの教授、またわたしが監督しているサカタのいる方のサバゲー部との交流や外部から若干名の講師も呼ぶ予定である」
ジブが「サカタ?」と疑問を呈しシイちゃんが「店長ちゃん、この前のスナイパーの子なの」と答えた。
「日程は追って知らせるが1週間位を予定している」
「これってもしかして合宿回?」
ジブが部長に聞く。
「そのとおりだとも! 特に君みたいなカワイイ子には是非とも参加してもらいたいね」
部長は立ち上がると帰り支度をはじめた。
「もう帰るんですか?」
「これから営業でね、よい一日を」
部長はそう言うとパンフレットの紙包みを抱えて去っていった。
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加藤は紙包を抱えその隣には新堂がいてラッピングされた高級チョコを持っている。クラブハウスの窓からは雨と水の滴る音が聞こえる。
加藤はたまたまそこで新堂に会い、英の居場所を聞かれたので自分のついでに案内をしている。
新堂は英に先日のお礼にとチョコを持ってきたのだ。
「オマエも几帳面だなー、あいつそういうの気にしないタイプだぞ」
「一応ケジメはケジメですし、それにあの子がいなかったら部活動停止位にはなってましたよ」
「ウム、そう言われると何も言い返せん……」
加藤はバツの悪さからそれ以上の会話を避け、足で工作室のドア開ける。が、そこには誰もいなかった。
「よお、いるかー」
加藤は誰もいない工作室で呼びかける。
作業台の下から細い腕がにゅっと生えて手を振っている。
「いるのだー!」
元気のいい返事と共に作業台の下から汚れた革の作業ツナギを履いた英が這い出るように現れる。
新堂は作業台の下を覗く。延長コードの電源タップとそれに繋がっている電気スタンドとタブレット、寝袋と枕代わりに使っているであろうスポーツバッグ、ゴミ箱、何故か枕元にある「英」と書かれたダクトテープが貼られたホビー用の工具箱。明らかに部室に住んでいる形跡がある。
「朝から元気なのはいいんだけどさ、たまにはちゃんと帰れよ。それと飯は温かいのちゃんと食っておけな」
「はいなのだ!」
英は寝ぼけ眼をこすり顔を上げる。
「あ、新堂ちゃんおはようなのだ」
「おはよう」
「あ、そうだ! 新堂ちゃんにおパンツ返すのだ」
「いいわよ、あげるわよ」
新堂は笑いながら答える、その返答に加藤は驚く。
「まぁ要件を言おう」
加藤は破かれた紙包みからパンフレット1部を英に渡した。
「おーMARUのパンフレットなのだ、どこに手に入れたのだ?」
「ちょいとツテがあってな。新堂も持ってけ」
「あ、え……ありがとうございます」
「俺、これ配ってくるから」
加藤はそう言うとそそくさと工作室から退出した。
「新堂のヤツ意外とああいうタイプが好みなのか……」
そうボヤきながら加藤はパンフレットを配る作業に戻った。
作業室に残された新堂は「はいこれ」と英に高級チョコを渡した。英は包装紙をビリビリに破き「チョコレートなのだ!」と喜んでいる。
「それよりも貴女、土曜日からここにいるの?」
英はチョコレートの包装を開け口に頬張りながら「そうなのだ」とあっけらかんと答える。
「この子を組み上げたのだよ」
英は新堂の後ろにある作業台にあるライフルを指差す。ベースはMP5のサプレッサー型のSD5であるがマウントサイトにはかなり大型の機械が装着されており後部には接眼レンズがなく代わりに機械の後部に縦置きのスマホが取り付けられていた。新堂は腰を据えてよく見るとセレクター周りのロアレシーバー部分とグリップ部分がPSG-1用であった。
「ハジメちゃん特製の、MP53Sなのだぞ!」
「サイレンサーにフルオートトレーサー、本体内部に徹底的にメラミン入れて、バックラッシが無くなるようにモーターの中のギアまで削って組み込んでXレーダーと拡大用のモニタとしてスマホを組み込んだのだよ」
英はチョコレート片手にパンフレットを読みながら答える。
「3Sって?」
英は慌ててポケットの中を探して1枚のメモを見つけて「すっごい、しずか、スペシャルなのだ!」とさも自信ありげに答えた。新堂がメモを見るとかなり名前付けに苦労した形跡が伺える。
新堂は少し考えて「サイレントシャープシューターなんてどうかしら?」と英に聞いた。
「ムッハー、それいただきなのだ!」
英はツナギのポケットから製図鉛筆を出しメモに書き直す。
「それで新堂ちゃんにお願いがあるのだ! 土曜にG-BOXの定例会に連れてってほしいのだ。この子のお披露目会するのだ!」
G-BOXといえば俗に「全天候型屋外フィールド」と呼ばれている大型室内フィールドで室内でありながらフルオートやモスカートの全面使用が可能な屋外フィールドさながらのロケーションで有名なフィールドだ。
新堂は予定帳を見て土曜日が開いてる事を確認してから「いいわよ」と答えてから集合時間を決めた。
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僕はパンフレットをそこそこの部数を押し付けられて数学Ⅰの授業に出た。
数学Ⅰの授業は大教室で行うのだが4月の頭と比べ出席数が減っているみたいであった。別の曜日にも同じ授業があるし、何コマか落としてもいい授業ではあるし代弁等の手段も容易いのだが日野先生の授業が面白いのと特に苦ではないので出席している。
「お、おはよう」
後藤さんが挨拶をして隣に座る。
「おはよう」
しばらくの沈黙の後に「あのさ」と後藤さん僕が同時に言い出す。
「今週末、デートいかない?」
「いいね、どこ行こう?」
「G-BOXってフィールドで定例会があるんだ、そこに行こう」
後藤さんは即座に提案をする。すぐにフィールドを言える辺りさすがサバゲーショップの店員と感心した。
「んで、そっちは?」
僕はカバンに入っていたパンフレットを後藤さんに渡す。
「よかったらこれあげるよ、貰い物だけれども知り合いがメーカーに勤めててパンフレット貰ったんだ」
「へぇ、ありがと」
僕はG-BOXの定例会のことを頭に入れつつ授業を聞く。
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わたしは授業が終わるとまっすぐ自宅に戻った仕事に入る前にソファーに寝転びパンフレットを眺める。
中にはライフルやらマシンガンやらピストルやらがいっぱいあった、正直な話中身にはあまり興味はないが吾妻から貰ったってだけで宝物だ。
「よお、何見てんだよ」
マツケンがパンフレットの裏から顔を覗かせる。
「あ、え。何?」
「仕事入る前に紹介しておこうと思ってよ」
ソファーから上がるとタクさんがそこにいた、先週末色々とありすぎて忘れていたがタクさんがここで働くのだ。
「俺の親戚みたいなモンでウチの居候ってヤツだ」
「部活でほぼ毎日顔合わせてるとはいえ色々驚きだよ、まぁヨロシクな」
「よろしく……」
わたしは改めて後ろを振り返る、開けっ放しのスナック菓子、山のように積まれた映画DVDやゲームソフト、トレーニング機材に掛けっぱなしのタオル、極めつけは脱ぎたてのパンツとブラ。ここが自室じゃないということをすっかり忘れていた。
「待った、タンマ! 今片付けるから、ふたりともあっち行ってて!」
わたしは急いで片付けをはじめた。基本、ここに来るのがマツケンだけなので油断していた、そもそもマツケン相手でも普通の女の子は油断しない。
わたしは顔を赤らめながら片付けを行い急いで店に出た。
マツケンからしばらく店はタクさんに任せて裏方に徹するとの事らしく、タクさんは先任のわたしから店のことを教わる。
「そういやタクさんの前の店ってどんな店だったんスか?」
わたしはタクさんに作業場や売り場を見せて回り、仕事の説明がてらタクさんに聞いた。
「高級車ディーラーみたいな店だな」
「玩具売るのに高級とかあるんスか?」
「ライカやロレックスと同じようなモンだ」
「へー」
「それはそうと、オマエMARUのパンフ見てて何か思った事はないか?」
確かに穴が開く位には見ていたが、思った事は……
「やたらとマガジンが共用だったりしましたね?」
「そう、そこ! わかってるじゃねぇか」
タクさんは嬉しそうに説明を続ける。
「普通エアガンってのは、ガワから中身決めるモンなんだ」
「そういうモンなんスか?」
「そりゃ、元ネタの銃ありきの世界だからな。ただMARUってのはどうやら中身決めてからガワをどういう風にするか決めてると俺ぁ睨んでんだ」
「つまり?」
「性能に関しては一定の保証が出来るって事だ、まぁ元が部品屋だってのを知ってるから言える事なんだがな。欲しいのあったら松岡サンに頼んで自分用に確保しておけ、しばらくは品薄が続くかもしれんしな」
タクさんは嬉しそうに言ってから仕事に入る、元ガンショップ店員ということで一日目にして先任のわたしが見ても見事な働きっぷりであった。
仕事終わりにマツケンにタクさんと二人で事務所に呼ばれる。
「今日の仕事っぷり見てて思ったんだけど僕より加藤くんに店一任した方が利益出ると思うのよね」
「そりゃいいんですけど、先ず言わせてもらうと人手が全然足りてないですね。デッカーズぐらいの広さあってレンジとフィールドも常時開放するならば理想を言えば10人、最低でももう5人ぐらいは必要かと」
「その辺りも一任したい」
「マジ? 俺が店乗っ取るとか考えないんですか?」
「例の鉄眼っているでしょ? 彼から仔細に君の事教えてもらってね、前の店で立場悪くなったのって同僚をかばったからでしょ?」
「そりゃ大した事じゃないですよ」
「それと僕は調達に関しては得意だけれども人集めに関しては人並みにしか出来ない。加藤くんならそこの部分巧く出来ると踏んでいるんだ、元リミットレスの番頭なら造作も無いでしょ?」
「ま、駄目だったらその時に僕が対策考えておくから」
「そういう訳で希、オマエしばらく古参として加藤くんの補佐に回れ」
「あ、え。うん、わかったよ」
マツケンはそう指示すると書類作業に戻った。
今週のエアガン
今週のエアガン
MARUの長物エアガン類
メーカー:MARU
MARUのエアガンの特徴はモデルとなった実銃の再現性よりも玩具銃として利便性、具体的にはマガジンを異種間で共用でき軽さや頑丈さを基準として作られている。
明記こそされていないがM16系、ミニ14系、FNCは東京マルイのM16用マガジンが、AK47系とSKSカービンは同社AK用マガジンが、バレット系とFAL系には同社M14マガジンが流用でき、逆も可能である。
SMG系のマガジンは前後リバーシブルタイプのマガジンでありマグチェンジの際に前後をひっくり返す事により1本のマガジンで2倍撃てるようになっている。
エアガン本体は左右分割式の俗に言うモナカ構造でメカボックス機能の代わりにフレームに直にモーターやギア類、シリンダー等を配置するモノコック構造を有している。特徴的なのはパーティングラインやネジ穴をなるべく左右に見せないような構造になっている。使用電池は単2に統一されている、理由はM4のストックチューブ内部に入れられるサイズが単2であったから。
オプションのMシリーズ用マウントレイルは他社製のM16キャリングハンドルに搭載可能。
MARUのハンドガンエアガン類
メーカー:MARU
ほぼ全てが小型自動拳銃をモデルとしたガスガンである。
こちらはマガジンを含めた内部機構を全く同じとし、外装のみを替える事でバリエーションを増やす事に成功した。
これの利点は内部機構が全く同じため各種銃の生産数をコントロールしたり新規銃の開発も外側のみを設計すればいいというところであり副次的な効果として全部の銃のマガジンが共用であるため色は黒、銀の2種類フィンガーレストの有無の2種類の計4種類のマガジンのみがラインナップとされている。
モデルラインナップとしてはAMTバックアップ、ワルサーTHP、ベレッタトムキャット、ベレッタジェットファイア、ベレッタナノ、スターウルトラスター、レイヴンアームズP-25、デトニクスポケット9、イントラテックCAT-9、コロヴィンTK、USSR・PSS風であり、その全てが形は再現されているものの大きさは一律で大きめの小型拳銃サイズである。
セフティは全てコルトガバメントと同じ位置にあり、マガジンキャッチもコルトガバメントと同じ場所と操作性は徹底されている。
また特徴としては付属のテスター用のBB弾が付属してない事が挙げられる。理由はコストカットと不用意に装填して射撃をさせたくないという丸部長の心遣いからである。