Saturday Night Act.1
私こと偕成シイはPRIMARYの定例会に来ている。荷物はXM-8が入ったガンケースとフルフェイスゴーグルやBB弾、バッテリー、それとこの前買ったレインポンチョとリュックサックに収まる量だ、本当は吾妻くんが連れて行ってくれたデッカーズで装備を整えたかったのだがMX-8の代金が意外とかさんでやや金欠気味であの後PRIMARYでBB弾とボトルとローダーを買うにとどまった。
金欠とはいえ私物の購入品と交際費を別に分けていたのと交際費が新歓事件以降サバゲー部で過ごすようになってから丸々浮いたのでこうやって遊べるのであった。わたし、偉い。
弾速チェックを終えXM-8にシールが張られる、これはいわゆる銃の合格証みたいなものだそうだ。ちなみにスパルタンは今日はお留守番だ。
わたしは自分の席へと戻る。
「お隣、いいかしら?」
顔を上げるとそこには高身長な美人さんが私のの倍ぐらい入りそうなガンケースとボストンバッグを肩にかけていた。美人だが赤いライダースジャケットにミリタリーパンツというやや男性的な格好に髪の毛にはワンポイントに紫色のメッシュが入っていた。
「どうぞ」
彼女はわたしから席を一つ挟んだ隣に陣取り、銃の支度をてきぱきと始める。ソフトケースから先ず出てきたのはBARことブローニングオートマチックライフルだ。ブローニングオートマチックライフルに関しては昔のLMGまたはバトルライフルで某双子の殺し屋みたいに人形がついてる訳ではないがそれでも十分強そうでかっこよかった。
次にはレッグホルスターに入っているガバメントらしき銃が現れるがターミネーター仕様のハードボーラーでグリップは黒く上部には大きく黒い筒状の物が付いていた。それはよく見ると大きい懐中電灯であった。
「なにか?」
彼女は純粋な疑問を私に聞いた、ジロジロ見すぎだったか。
「あ、いえ……ターミネーター仕様のハードボーラーカッコイイなぁって……」
「あら、ありがとうございます」
「そっちのブローニングも素敵ですね、何か手を加えてますか?」
「よくおわかりになりましたわね、マガジンをゼンマイ式からバネ式に変えたのとメカボックスの洗浄とモーターの変更を行いましてよ」
「改造とか得意なんですか?」
「教えてくださる方がいらっしゃいましてねその方から手ほどきの程を受けましてよ」
なんとなく部長を思い出したが彼女のことだからきっとイケメンな彼氏さんでもいるのだろうと思った。
「両角杏ですわ」
「偕成シイです、シイちゃんって呼んでください」
「アンでいいですわよ」
見てくれは男らしいが意外といい育ちなのかもしれない。
しばらく話を続けていくうちに地元の工業高専の学生さんで服飾科に在籍しているらしい。
「わー遅刻した!」
入り口の方で大騒ぎしながら突っ込んでくる子がいた、キャリーバックをガタガタ言わせて。私達の間に入り込んだ。
「そんなに慌てなくても……まだお時間は30分ほどありますし」
アンちゃんが肩で息をするその子をなだめる。ヨウちゃんみたいなハーフなのか綺麗な栗毛と白い肌と整った顔立ちが印象的だったが一番印象的なのは西部劇から出てきたようなレトロな服装だ。
「え、30分? 今9時45分じゃないのか?」
「8時ですわ」
彼女がポケットから懐中時計を見る、そっと見ると時間はちゃんと8時45分を差していた。
「時計間違えてるのかな?」
それは絶対その子が読み方を間違えている、シイちゃんも小学2年生位まで同じ間違いをした事があるからわかる。
「あ、わたしめありって言うんだ、よろしくな!」
「両角杏ですわ」
「偕成シイです、とりあえず落ち着いてから弾速チェックに行ったら?」
わたしはめありちゃんにそう提案をした。
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わたし達は係員さんからの説明を聞いていた、杏ちゃんは真面目に聞いていたがめありちゃんは集中力が無いのそわそわしていた。
内容としては一般的なルールやハウスルールとしてフリーズコールがある事等の説明、フィールド、レンジ以外での発砲、暴言、中傷、暴力等の禁止等が説明された。簡単に言えばルールを守ってみんなでたのしくやろうねってお話。あとスポーンエリアからの出撃の話や午前中はフラッグ戦、午後は殲滅戦という事も聞いた。
今日は前日の予報では危うかった天気も一転して快晴、それでいて6月の第1週という事で梅雨入り前の気候がいい最後の時期だ。
今回は女子はわたし達3人の他に6人がけの卓2つをを10人ぐらいで占領してるドイツのミリタリーグループの姫系とそれとは別に男性に挟まれて縮こまっているメガネの子の2人がいる。
「では次にチーム分けしたいと思いますので……そうですね、こっから右側赤、左側黄色にしましょう」
係員さんが休憩所の中心から右左でチームを分ける。
「赤から黄色に……1名の移動のほどおねがいします」
不意にめありちゃんは立ち上がってメガネの子の前まで走っていく。
「なぁ、こっち来いよ?」
めありちゃんがメガネの子に話しかける。
「え、あ……その……」
「めありさん、いきなり言われてもその方困ってらっしゃいますわよ?」
「でもシイちゃんもめありちゃんと同じく賛成なの。女の子同士で仲良くやりませんか?」
「あ、よろしくおねがいします……」
「荷物みんなで運ぼうぜー」
「こちら運ばせていただきますね」
めありちゃんの掛け声でその子の荷物を全部わたし達の卓に運び込む。リュックサックと正方形に近いガンケースだけなのでわたしは余ってしまった。
「えっと……お名前は?」
「真壁です、その良かったんですか?」
「大丈夫ですよ。わたし達も今日会ったばかりだし」
「はぇ……そうなんですか」
真壁さんは足元に注意をしていなかったのか転びそうになったのを慌てて支える。一瞬、ほんの一瞬目に違和感を覚えた、片目だけ黒目のコンタクトをしているみたいだ。落としたのか、つけ忘れたか知らないが意外とそそっかしいのかもしれない。
「じゃあそれでは5分後に第一ゲームスタートですので準備のほどお願いします」
皆で最終チェックを終えフィールドに入る、PRIMARYのフィールドはいわゆる市街地フィールドで所々にベニヤの防壁、廃車、木枠のパレットや土嚢のオブジェクト等がある。
わたしはXM8を抱え、杏ちゃんはBARのストックを握って銃身を肩に載せ、めありちゃんは革製のホルスターにモーゼルミリタリーを二丁差し、真壁さんはグロッグを両手でしっかり握ってスポーンエリアへ向かう。
スポーンエリアは話に聞いていた通り大型トラックで箱型の荷台の後部に両開きドアとサイドにスライドドアがある。その中かそのトラックにタッチしてる状態でスタート準備となる。
杏ちゃんは片足をタイヤにつけ、わたしとまりちゃんはまだ初心者なので中に入れてもらった。
『そこの金髪ちゃんーちゃんとトラックに触ってくださいー』
わたしと真壁さんは苦笑いをする、そうしている間に開始のサイレンが鳴り響く。
少し出遅れたわたし達は、先行した人達の後を追っていく。グループは大体三つに分かれた、先行組とわたし達のいる後続組と少数の単独行動組だ。
杏ちゃんは先行組にいてめありちゃんはどこにいるか不明なので先行組の最前列か単独行動組であろう。
次の瞬間先行組の最前列が接敵したらしく銃撃戦が始まった。
そして次の瞬間わたしは弾に当たった。側面から回ってきた例のミリタリーグループの1人がわたしと真壁さんを当てたらしい、わたしは呆然と統率の取れた動きを見ながら休憩エリアに戻った。
休憩エリアに戻った頃にはすでにゲームが終わっていた。
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僕は武者小路さんと竹内さんの後ろから作業を眺めている。
事の発端は今週の水曜にに武者小路さんから電話で週末に家で意見交換会をしないかと誘われたからである。そして僕は武者小路さんの家にやってきていたのだ。
ただ武者小路さんと竹内さんには違う意図があったらしく僕が来てすぐにタクティカルマスターの通常分解をはじめた。武者小路さんは分解したバレルの内側を覗き込む。
「これといってカスタムパーツ使ってるようには見えないですな、インナーバレルもガスバルブもノーマルですぞ」
「とはいえ整備は行き届いているのは評価点ですな」
ちなみに整備に関してはバレルのメンテナンスはともかくオイル差しは田所さんに教えてもらって可動部の他にネジ穴部分もやっておくといいといわれたのでネジ穴も差している。
武者小路さんの家には精密検査用の重量計もあって分解前にタクティカルマスターを測ってみた、459グラムと出た、どうやら純正の重さの様だ。
「ま、吾妻のタクティカルマスターはとりあえず普通って結論でいいんじゃねーの?」
「うーむ、拙者としてはしっくりこないですけどなー、あの集弾性ノーマルで出すと……ムムム」
「しっくりこないのはオメーだよ、なんだよこの豪邸は!」
それで改めての説明だが武者小路さんの家は広くて豪華だ。広い上に武者小路さん専用の離れってのもあってそこには20メーターのシューティングレンジや作業スペース、簡易キッチンやシャワールームが備わっている。部屋の中には今使っている作業台と4人がけのテーブル、書架にはエアガン雑誌が綺麗に陳列されていてその隣には3挺の銃が壁に飾ってある、広くて殺風景であるがそれがまた雰囲気を出している。
「いや、豪邸は別にいい。家の事情は人それぞれだからな、ただ気に食わないのはどうしてガンが全く無いんだって所だ。これだけ金あったら買うだろ! なぁ!」
僕も驚いたのは武者小路さんが持っている銃はMEUピストルのみだ。いや、もう何挺かはある、あるのだがそれはサバイバルゲーム用ではない銃だ。
武者小路さん曰く競技銃というもので、僕らのエアーガンとは根本的には同じなのだが感覚的な説明をするなら僕らのエアーガンは一般的なスポーツカーなのに対して競技銃はF-1のマシンなのだそうだ。
ただ少し疑問なのはMEUは丁寧にガンケースにしまってあるのに対し3挺の競技銃は飾ってある、飾ってあってもおかしくはないのだが武者小路さん性格を考えればかなり異質な行為だ。僕はそう思ってしまう。
「ほら、拙者惚れた子には一途ですから……」
「何うまくまとめようとしてるんだよ」
「まあまあ、僕の銃が今回の目的じゃないでしょ?」
竹内さんは仕切り直して改めて言った。
「急に呼んだ吾妻には説明してないが今回はカタログショッピングをしようかと思う、実はサネから相談を受けてせっかくだから吾妻も巻き込もうって話になったんだ」
「拙者もそろそろ本格的にサバゲーへの参画といいますか、そういったことをやってみたくなってきましてな」
「まずは公式回んべ」
3人で武者小路さんのパソコンを覗いた。
公式サイトを見て回る、武者小路さんはやはりというかAR系が気になるようだ。
「オススメの銃ってあります?」
「あー、ンナの好きなの選べばいいんじゃねーの?」
僕は少し考えてから別の質問をした。
「竹内さん的に駄目な銃ってあります?」
竹内さんは公式サイトを見ながら説明を行った。
「ファマスとM16A1とA2……こいつらは基本設計が古すぎ。次にトンプソン、ベータ含めたAK系こいつらは拡張するのに改造レベル、次にフルサイズ系G3とM14こいつらはマガジンも銃もデカいから持ち運びが面倒、次世代系全般こいつらは次世代機能自体が足かせになってる」
「この次世代電動ガンって何ぞ?」
武者小路さんが竹内さんに聞いた。
「要はブローバック電動ガンよ。ガワは良く出来てるんよ、実際には。ただブローバックする影響でメカボックスの寿命が短いのと普通の電動ガンとの撃ち合いになるとブローバックが邪魔するからな」
「それと基本的にラインナップ銃は探せば海外製であるしな」
「そこ気になったんけど、海外製のエアガンとかってあるけどアレってどういう事なの?」
僕は竹内さんに疑問を投げた。ショップとかで海外製のエアガンを見るが店員さんの話を聞くには純正のバッテリーやマガジンを使えるところに疑問を覚えていた。
「ちょいと長くなるけど、当たり前だが日本のエアガンは元々国産だけだったんだよ。20年ぐらい前はそうだな……マルイの電動ガンで言えばM16、MP5とG3、AK、ファマス、AUG、トンプソンそれ位しか選択肢が無かったんだ、当時はスポーツ競技というよりはあくまでコスプレごっこの延長線でさガンダムじゃないけどやっぱりみんな自分専用の銃ってのがみんな欲しかったんだな。短縮化したりストックやマズル変えたり色をつけたりな、そこら辺は今と変わらんな。そんな風にみんなカスタムに飢えてた時代ってのがあってな、ある時にとある連中が自前でコンバージョンキットってのを作って売り始めたんだ、まあいわゆる外装を変えるだけのパーツなんだがそれはもうゲーマー連中やガンマニアの間では有名になってな、10万もするキットを組み込んだ銃なんか持ってたらどんな冴えない奴でも一転英雄になったった時代だな」
「次にそれに目をつけたのは大手ショップ連中でなショップオリジナルのカスタムとか作り始めたんだ、吾妻のタクティカルマスターあるだろ、アレに適当なカスタムとレーザーポインターつけただけで5万スタートって世界だったからな、それもよく売れた」
「んで次にそれに目をつけたのは中華系のメーカーだな、自前の工場使ってメタルレシーバーと木製ストックのついた銃を作って日本に運んだんだ、一本5万スタートとノーマルより割高だけどそれでも飛ぶように売れたんだ、それで資本力つけて型の自作や実銃とのコラボとかもやりまくってるからな」
「よく訴訟問題とかなかったね」
「そもそもエアガン自体が実銃のパロディだからな。だから次世代電動ガンってのを作ってパテント取って守ってるんだ、ただ中華も銃のガワは良くても中身ダメだから一般的には中華と国産のミキシングを行ってようやく実用に耐えうる銃になるから国産もそこまで損はしてないんだ、まぁ損はしてないから目をつむってる状態だな」
「最近ではアメリカとかもエアガン作ってるしな、そこら辺は実銃のトレーニング機材としてのスタート地点だから日本や中華とは違うって名目だがそのくせマガジンはマルイのが使えたりするんだよな」
当たり前だがエアガンにも歴史があるんだなと思った。
「俺らとしてみれば選択肢が多い方がいいから海外製が支持されてるってのもあるな」
「次、行ってみるか」
竹内さんはいくつかのガンショップの通販サイトの電動ガンのコーナーを開いた。
「サネはM4系列だろ?」
「よくわかりましたな」
「ま、ね?」
M16/M4のページを見る、竹内さんは並び順を価格の高い順に設定してからスクロールし始めた。
「サネこういうの好きだろ?」
竹内さんはハンドガードに放熱穴らしきものが多く付けられたフルサイズ系のARをページに表示した。
「うん、ボクキーモッド大好き!」
「キーモッド?」
疑問に思ったので武者小路さんに聞いた。
「いわゆるパーツを付ける規格ですな。ピカティニーシステムの新バージョンと思っていただければ。この穴にパーツを差し込んで固定するだけ、実銃的な利点としては軽い、放熱性に優れる、持ってて痛くないという所ですな。逆にピカティニーの利点は頑丈、安定してるという所ですかな」
「だから精密性を求められるサイト周りはピカティニーでフォアグリップはキーモッドというのが最近の流行ですな」
「ま、エアガン的にはどっちでも大した差は無いけどな」
武者小路さんの目が光る。
「これ、いいですなぁ……」
ページにはサムホールストック(グリップがストックと一体化して親指用の穴が空いているストック)にキーモッドのハンドガードが付いた銃を見つけた。
僕が「あー、こういうの好きそう」言い終える前に「これ、これがいい」と次の瞬間にアカウントを作って購入手続きに入ってしまった。
あ、武者小路さんってシイちゃんと同じタイプの人間なんだ。
「吾妻の好きそうな銃って逆に想像できないんだよなぁ、どんなのが好きなんだ?」
話を振られたので少し考えてから「よくわからないや」と答えた。
実際にはタクティカルマスターで満足しているのだから。
その後しばらくの間3人でネットサーフィンをしていた。銃の他にも装備とかを見て回った、武者小路さんも竹内さんもミリタリー系は意外と好きじゃないという共通点があった。実は僕もだ、嫌いじゃないというか僕には似合わないだろうと思ってる、チビだしね。
武者小路さんはアメリカ人シューター風のキャップとベスト、竹内さんはスカジャンにゴーグルというジャパニーズアウトロースタイルが好みだ。
「これ、そろそろ出るのな」
竹内さんはとあるページで手を止めた。
そこには前に部長から借りて使ったヤティ・マティックが載っていた、「MARU:ヤティ・マティック」という商品名で売られていた。対象年齢は10歳、18歳の二種類がある
18歳用の方は値段6,800+税、装弾数:6ミリ弾35発×2装填、バレル長205ミリ、最長射程50メートル、穴の空いた人形ターゲットの写真等とスペックが記載されている。
そしてその下に近日発売予定と書かれていた。
「なんだこの×2ってのは?」
竹内さんが疑問に思った、僕もそうだった前に使ったときは×2に相当するものは無かったはずだ。
スクロールして調べてみたらその×2というのはとんでもない機能であった。
マガジンがリバーシブル仕様というのだ。つまりはどちらも前という事で一本のマガジンでニ本分撃てるという事だった。
「50メートルでこれって謳い文句とはいえすごいな」
確かに人形ターゲットの心臓部分と頭部の中央に弾が集弾している。50メートルといえば前回の店長ちゃんが行った拠点から拠点への狙撃と同じぐらいの距離だ。意外と出来るものなのかと少し考えてしまう。
「50メートルって普通どうなんですかね?」
僕は竹内さんに聞く。
「出来るやつは知ってるが……」
竹内さんも知ってるって事はやはりそこそこ多いのか。
今週のエアガン
コンバージョンキット
メーカー:多数
エアガン本体ないしメカボックスや内部機構のみを使って既存のラインナップにない銃を作り出すカスタムキット。広義的にはガスガンのカスタムフレームやカスタムスライド等もここに入り、狭義的にはカスタムハンドガードやカスタムレシーバー単品等は入らないがコンバージョンキット警察は今までで見たこと聞いたことはないので安心してほしい。
内容としてはベースモデルから系譜モデルへの変更からブルバップ化やスナイパーモデル化、また全く別な銃への変更など千差万別に富んでいる。
また工程もネジ回し一本で装着できる物から、メカボックスやバレルの移植を伴うものまで千差万別だが、技術的な加工や特殊工具を必要としているので上級者向けであり、下記の海外製エアガンにとって変わられたりした時代もあったが今ではサバゲーマーの技術力向上やインターネット環境などもあり全盛期に至らずとも復活しつつある。
海外製エアガン
メーカー:多数
いわゆる海外製のエアガン、マルイクローンとも言えるような物から、デザインやシステム面でオリジナリティ溢れるもの、KRYTACみたいなマルイとは設計思想や運用方法が違う物まで千差万別ある。
また別の名称を中華ガンとも言う、理由は海外製エアガンの創成期には台湾、香港製が席巻していたからだ。利点としてはM16、G3、MP5、AK(47、74)M14みたいなマルイから出てる銃に関してはマガジンやバッテリーの互換性がある所だ、逆に海外製のみのラインナップでA社とB社が同じ銃を出していた際にはA社の銃にB社のマガジンは基本挿せないし、また逆も然りでありマガジンの供給が不安定という欠点もある。
次世代電動ガン
メーカー:東京マルイ
上記の海外製エアガンの席巻に頭を悩ませた東京マルイが新技術をパテント等で守って製造した次世代型のエアガン。
その最大の特徴はブローバックして実銃と同様のリコイルショックが来るという所にあるが、そのリコイルショックがサバゲーマーには賛否両論でリコイルショックやブローバックのオミットカスタムも流行っている。