ゲーム
引きこもりになった僕が アニメやゲームにハマるのは 早かった。
今の僕には とにかくやることが無く、やる気力もなく、時間が嫌という程あるので最早 無限なのではと思ってしまう。
部屋のパソコンで なんとなくネットサーフィンをして過ごしていたが ある時 アニメに出会う。
ネットでの評判もよく時間つぶしになればと思ってみたアニメが 自分的にとっても大当たりの作品で 気付いたら 最終話まで見続けていた。
アニメにハマってから数ヶ月後 マンガやゲームにも興味が湧いた僕は
母親がいない時間を見計らって ネットの注文を行ったりし、今まで人と会うのが嫌だった僕も
配達の人とは 受け渡しが出来るようになったり
僕が1階に降りることで 母親と 顔を合わせるきっかけも少しずつ出来てきた。
おはよう、とか 後でお昼ご飯持っていくわね、等 母親から話かけられるようになり、僕は無言で頷く。
顔も合わせられなかった時からは大分進歩した。
引きこもりになったのは 高校二年生だったのだが
今ではもう 高校三年生の代になってしまった。
そして、ゲームにハマってきた僕が 次に興味を持ったのはPCオンラインゲーム。ネトゲだ。
人間、エルフ、リザードマン等様々な種族や
剣士や魔法使い、暗殺者など様々な職業を選べ その時自分と同じようにログインしてる人とチャットで会話をしたりパーティを組んだりして モンスターと戦い倒していくというゲーム
とことん非現実を楽しみたくて 女の子キャラにして種族エルフで魔法使いという職業にした。
「おお、結構 可愛いキャラになったな」
髪はロングでブラウンとオレンジの中間の綺麗な髪色、瞳は 緑色で透明感のあるキャラメイク
まるで 妖精のようなキャラクターになって大満足する。さすがエルフ⋯可愛い
キャラクター名は【セシリア】
まあ、名前もキャラメイクも好きなゲームのキャラに寄せてるんだけどね
人生初のネトゲはネカマプレイ
「初心者の男より初心者の可愛い女の子の方が助けてくれたりする人多そうだしな〜 」
そうして僕はゲームを始めた。
案の定 初心者の女子キャラに声をかけてくれる人が多く
僕は 皆に操作やゲームのことについて教えて貰いゲームを楽しみ、
無限に時間があるせいで 基本 朝昼夜関係なくずっとプレイをしていたら みるみる操作も上達してレベルも上がっていった。
「あ、セシリア!こんちゃ〜」
「なんか俺がログインする度 すごい速さでレベルアップしてるな」
そういって声をかけたのは
【リオン】という短髪でブロンズの髪の毛に青い瞳した種族は人間で職業は剣士の男性キャラクターだ。
リオンも 僕に沢山のことを教えてくれた人であり、主に昼にログインすることが多く夕方以降は基本的にログインをしない
平日の昼はやはり仕事や学校でログインする人が少ないので この時間にログインをしてるリオンと 一緒にプレイをする事が多いのだ
「なんか思ったより面白くて 頑張ってレベル上げしてるんだ」
「それは良かった!俺もレベル越されないようにしなきゃ」
僕のレベルはまだ30でリオンのレベルは75
リオンのレベルを越すには まだまだ掛かりそうだ
「ねえ、リオン!このクエスト一緒に行ってくれない?」
「おう!そんじゃ 早速行くか!」
リオンは他の男性プレイヤーとは違い オフで会おうよ!付き合ってくれ等 面倒臭い事を言わないから 一緒にゲームが出来るのが純粋に楽しい
そうして日々を過ごしていき、僕のネトゲライフは充実していった。