這いずる。
ドブネズミの様に這いずる。
屍の様に地面を這いずる。
ズルズル。 ズルズル。
擦った音を立てて、
地面を這いずって動く。
生きる気力がない。
どんなに頑張っても、
決して認められることのない努力。
他人から見たら、
大したことがないのかもしれない。
だけど、俺からしてみれば十分だ。
最近、よく思う。
ドンだけ頑張っても、俺は俺。
登れる山は決まっていて、
潜れる海も決まっていて、
それ以上に行くことも、
それ以下に行くことも、
どちらもある程度努力すればできるカモだけど、
結局、どっちに転んだところで俺は俺。
俺は他人じゃなくって、他人は俺じゃない。
俺は、唯一無二。
最近、気付いた。
這いずる。
例え、他人に無駄だと言われたとしても。
俺は俺の信じた道を歩く。
もちろん、時として手は抜く。
だけど、それは遊んでいるわけじゃない。
休憩だ。 息抜きだ。
君は言い方を変えただけだと思うかもしれないけど、
それは考え方の違い。
俺と君とでは、生き方が違う。
かなり違うと言っていい。
なぜなら、人は物事一つ一つのとらえ方が違う。
十人十色とも言うように、人はそれぞれ違う。
良いとこもあるし、悪いところもある。
それは、俺も君も等しく同じ。
だから、俺の考え方に賛同しろとは言わない。
むしろ、言えない。 残念だが。
だから、俺は君に認められなくても構わない。
俺の覚悟は決まっている。
有言実行かつ、不言実行。
自分で目指したことはやる。
例え、他人に否定されようとも、
それが信じた道なら、
俺は進む。 這いずってでも進む。
俺は迷わない。
だって、俺が進む道は、
俺自信で決めた道だから。
振り返らない。 それも、俺の決めたこと。