AIポン出し版:詐欺師ポルメ最後の挨拶
本作は、『詐欺師ポルメ最後の挨拶』(https://ncode.syosetu.com/n2465mu/)と共通のプロットを使ってAIにポン出しさせたものです。一文字も人間は修正を加えていません。
もしよろしければ、人間が執筆したバージョンと比べてみてください。
●出会い
「おいアンタ、両替ならウチでやっていきな。損はさせないよ」
ある街で旅の食料を買い込んでいた俺――ソド・ポルメターベ・ベリウン――に、愛想のいい両替商が声を掛けてきた。
だが、そこに小汚い少女が強引に割り込んできた。
「ダメだよ! こっちのお店のほうが絶対にレートがいいんだから!」
少女は俺の腕をぐいぐい引っ張り、別の両替商のところへ連れて行こうとする。
――ふん。
詐欺師の俺の目をごまかせると思うなよ。
連れて行かれた店は、どう見てもたちの悪いぼったくりだ。少女と店主がグルなのは明白である。
「お嬢ちゃん、こういうのは……」
俺が説教を垂れようとしたそのとき、「あいつだ! 捕まえろ!」と柄の悪い男が乱入してきた。どうやら少女を探していたらしい。
「ヤバっ! 逃げるよハゲ!」
「誰がハゲだ!」
俺は少女に無理やり引っ張られ、路地裏を全力で走らされる羽目になった。
息を切らす俺に、少女はニヤリと笑って言った。
「おじさん、運がいいね。もっとヤバいブツの話、乗ってみない?」
●霊薬
少女の名はシーネといった。
彼女の村の近くに、「霊薬の沼」があるという。
――霊薬ねえ。
どうやって俺を騙そうとしているのか、同業者として興味が湧いた。俺はすっかり騙されたふりをして、村まで付いていってやることにした。
だが、案内された沼はどう見てもただの毒沼だった。異臭が漂い、草木は枯れ果てている。
――これを霊薬と言い張るつもりか? 無理にもほどがあるだろ。
俺は村に泊まり、「買うかどうかは一晩考える」と言って、シーネに騙し文句を練る時間を与えてやった。
だが、深夜。
ドカッという音とともに、複数の男たちが俺の寝込みを襲ってきた。シーネの手引きだ。
「大人しく身ぐるみを……」
「甘ぇよ」
俺はこれでも騎士の端くれだ。農民上がりの強盗もどき数人など、ものの数ではない。あっさりと全員を叩きのめした。
「……詐欺じゃなくて強盗かよ。がっかりだ」
俺はシーネに冷たい視線を向け、村を去ろうとした。
だが、シーネが叫んだ言葉が俺の足を止めさせた。
「だって、どうしようもないじゃない! 十年前に、突然あの沼ができたせいで!」
●沼
シーネが語るには、約十年前に土砂崩れで川が塞き止められ、あの悪臭を放つ沼ができたのだという。
川の恵みがなくなり、作物は激減した。
しかも、沼があるのは隣のエーネンデ伯の領地で、村人は勝手に手出しができない。
村の領主であるペリデインは、別のボレミル伯に借金をして辛うじて村を延命させている状態だ。
「だから、お金を稼ぐしかなくて……」
泣きじゃくるシーネ。見え透いた嘘と強盗で生き延びようとするその不様な姿は、どこか昔の自分を見ているようだった。
「……仕方ねえな」
俺は、柄にもなく村を助けることにした。
●帝都
俺とシーネは、解決の糸口を求めて帝都へ向かった。
旅の道中、詐欺の手口やら生き抜く知恵やらを教えてやると、シーネは目を輝かせて吸収していった。
「ポルメってすごいんだね!」
「まあな。俺にかかれば帝国中が騙せるぜ」
軽口を叩き合いながら、俺たちの関係は少しずつ深まっていった。
帝都に到着した俺たちは、顔なじみの偏屈なジジイ、ガルドの家を訪ねた。
「ケッ、また面倒なことを持ち込みやがって」
「いいからやれ。金は後でたんまり払う」
土木技術に長けた彼に沼の環境整備を依頼し、さらに俺は、以前の因縁の相手であるフェルカーデ宮内伯、そして知己のコーンウェを訪ねて協力を(半ば強引に)依頼した。
「さて、伯爵様を相手に、大ペテンの始まりだ」
●沼の正体
ガルドを連れて村に戻ると、ジジイは悪態をつきながらも沼を調査し、土砂を取り除くなどの解決策をすぐにはじき出した。
一方、村の領主ペリデインは、ボレミル伯からの借金返済の圧迫にますます苦しんでいた。
●エーネンデ伯
俺は宮内伯の被官の服を着込み、フェルカーデに書かせた書状を片手に、沼の領主であるエーネンデ伯を訪ねた。
本来なら俺のような平民もどきが会える相手ではないが、書状の威光は絶大だ。
「フェルカーデ宮内伯の儀式により、あの沼を放置するのは領地にとって極めて危険であると判明いたしました」
俺はもっともらしい顔で告げた。
「ですがご安心を。呪術院の聖なる護符を使えば、九十日で解決してご覧に入れましょう。今なら安くしときますよ?」
ハッタリでエーネンデ伯から金貨を引き出すと、俺は周辺の四つの村から人を募り、物理的な沼の浄化工事を一気に進めた。エーネンデ伯から巻き上げた金貨は、皆への工賃として気前よく配分した。
だが、作業の進捗を見つめながら、俺の胸のうちは忸怩たる思いで満たされていた。
――結局、俺はただの詐欺師だ。
そんな俺の苦悩を、シーネは悟っていた。
「ポルメ……私たちの村のために、苦しい思いをさせてごめんね」
●浄化
九十日後。
沼は見事に浄化された。エーネンデ伯は、それが呪符の力などではなく、ただの土木工事によるものだと悟った。
「貴様……騙したな」
伯爵の目が険しくなる。
だが、俺は不敵に笑い返した。
「沼が消え、耕作地が広がりました。私にお支払いいただいた金貨など、すぐに取り戻せるでしょう?」
伯爵は一瞬呆気に取られ、やがて腹の底から笑い出した。
「これぞ呪術院の『祝い』にございます」
そう言い放った俺を、エーネンデ伯はすっかり気に入ってしまった。
●ボレミル伯
次は借金取りのボレミル伯だ。
ペリデイン領主を脅し上げている彼の前に、俺は堂々と登場した。
「呪術院の秘術で浄化された水が流れる村は、呪術院のものとなります。よって、過去の債権はすべて無効化されます」
俺はでっち上げた「古い帝国法」を突きつけた。
「さらに、呪術院は獲得した村を皇帝陛下に返上し、陛下が改めてペリデイン殿に安堵なさいました。借金だけが消滅した、というわけですな」
「なんだと!? そんな馬鹿な話があるか!」
激昂するボレミル伯に、俺は耳元で囁いた。
「土砂崩れの原因は、アンタが山の木を違法に伐採したためだと調べがついてるんだよ。エーネンデ伯やペリデインが損害賠償を求めたら、借金どころの騒ぎじゃ済まないぜ?」
これ以上事を荒立てない方がいい。そう脅しをかけると、ボレミル伯は青筋を立てながらも引き下がるしかなかった。
●祝いと報い
俺は再びエーネンデ伯の城館に向かった。
ボレミル伯はペリデイン領を狙っていたが、彼に街道を押さえられるとエーネンデ伯にとっても不利になる。ペリデイン領は独立したままのほうがよい。
「ボレミル伯は大損をしました。つり合いをとるためにも、エーネンデ伯も『私に騙されて大損した』ということにしていただけませんか」
俺の図々しい依頼を、エーネンデ伯は愉快そうに受け入れた。
彼が「宮内伯の被官に大金を騙し取られた」と大々的に吹聴してくれたおかげで、俺の「大詐欺事件」は伝説となって歴史に刻まれることになった。
全てが終わり、俺は一人でこっそりと抜け出そうとした。
だが、シーネが追いかけてきた。
「ポルメ! 私も連れてって!」
「馬鹿言え。俺は詐欺師だぞ」
「置いて行ったら、一生かかってでも探すから!」
――本当に、厄介な小娘に好かれたものだ。
俺はため息をついた。こんなことで彼女の人生を無駄にさせるわけにはいかないと思い、結局連れて行くことにした。
「私ね、子供をたくさん作りたいな」
並んで馬に揺られながら、シーネは未来の夢を語り始めた。
「それで、帝国中を旅するの。いつか小さな家を買って、静かに暮らそうよ。子供たちが孫を連れて遊びに来るの。楽しみだね」
「……そうだな。ああ、楽しみだ」
俺は微笑んで同意した。
本当に、そんな未来があればいいと思った。
しかし。
突然、街道の先から武装した傭兵たちが現れた。
「ボレミル伯に雇われた連中だ。恨まれたんだな」
俺は落ち着き払って、やたらと説明的な口調でシーネに言った。
「いいかシーネ。人を騙すとこうなる。詐欺なんてやってるから、こういうことになるんだ」
――詐欺行為を働いていた彼女への、教訓となるように。
俺はわざとバランスを崩し、落馬した。
「ポルメ!」
シーネが駆け寄ろうとするが、その前に傭兵たちが俺を取り囲んだ。
無数の槍が、俺の体に突き立てられる。
「逃げろ、シーネ……!」
助けるのは不可能だと悟り、シーネは泣きながら背を向けて走り出した。
――ポルメと大勢の子供たちに囲まれて帝国中を旅する。
少女の儚い夢は、あっけなく潰えたのだった。
●エピローグ
数日後。とある酒場で傭兵たちが話し込んでいた。
「いやぁ、変な依頼だったよな」
「全くだ。『あのハゲのオッサンを殺すフリをしろ。だが女には絶対に手を出すな』だなんて」
「別に変じゃないだろ。だって、依頼者はそのハゲのオッサン本人だったんだからよ」
「それよりヤバいのはお前だよ! うっかり本当に槍を刺しちゃってさ!」
「いやぁ、悪かったって。後でオッサンにすげえ怒られたよ……」
ま、生きててよかったな。あのハゲ。
プロットのみから生成させたら、ほぼプロットのままの小説が出てきました。
いや、小説というか……。
AI利用をうたってそれなりのモノを出している方が、プロンプトその他をどれだけ工夫しているか、よく分かると思います。AIにまともな小説を出力させるのは本当に大変だし、人間による手直しも必要なことでしょう。
沼の生成プロセスなども反映させるとなるとプロット以上の詳細な資料をわざわざプロンプト用に用意しなければなりません。




