絶望って知ってるかい? わたしは今日、はじめて知ったよ♪(← ちょっと壊れ気味のワタクシ)
ただいま非常に動揺して((((;゜Д゜))))ガクガクブルブルになっているので、ぜんぜん関係のないお話をさせてください。
あなたは河合奈保子の「けんかをやめて」という名曲をご存知でしょうか?
彼女を愛する男性2人が、河合奈保子ちゃん(?)を巡ってけんかをする歌です。彼女は切々と「けんかをやめて~♪」と歌い上げます。自分のために争そう二人の男性たち……。女性としては「困ったわ。でもなんだかうれしいわ♡」という憧れのシチュエーションだと思います。
でもわたし2人どころか、5人からこれをやられたことがあります♪(ドヤ顔)
ことの起こりは新幹線から見たお城でした。岡山駅だったかなぁ? 兵庫だったかなぁ? 新幹線からお城が見えたのです。威風堂々とした瓦屋根の日本のお城が。
ちょっと話は変わりますけれど、高速道路で福岡県を走行しているとお城が見えます。知らない方は「小倉城だ!」と言って喜びますけれど、小倉城とぜんぜん関係ないです。個人宅です。
地理がニガテなのでこのお城もそのお城もどのあたりかちゃんとわかっていませんけれど、新幹線から見えるお城の名前が知りたかったわたしは、とある板で質問しました。
ソウ:新幹線に乗っていると、岡山か兵庫でお城が見えます。お城の名前を教えてください。
するとすぐにレスポンスがあった。
A:〇〇城だと思います。
するとすぐレスに対して反論があがった。
B:ちがうと思います。●●城でしょう。
どうやら城ヲタクの方たちらしい。二人がわたしを置き去りにしてああでもない、こうでもないと議論していたら、新たに鉄道ヲタクの方が参戦してきた。
C:二人とも間違い。新幹線から見えるお城は◇◇城。
原因はわたしが岡山とか兵庫とか言っているせいです。でも地理は激弱いので、はっきりわからない。これを書いているいまも、岡山と兵庫の位置関係はわかっていません。岡山と兵庫って、本州……ですよね? 近いの??
3人がわちゃわちゃ言い合っていると、新たにお二人が参戦!
D:新幹線の〇〇㎞ポスト付近に△△城がある。それにちがいない!
E:おま、バカじゃね? あの城は新幹線から見えねぇよ! ◆◆城ならすぐ近くに見える。
A:アンタの言う「すぐ近く」って何m圏内なんだ? 「すぐ近く」の定義を今すぐ言え!
C:おまえらクズ! ◇◇城だって言ってんだろ!!
B:新幹線の線路から最も近い城は〇〇県の◎◎城で……。
DEAC:お前はすっこんでろ!!
♪ケンカをやめてぇ~♪ 五人をとめてぇ~♪ あちきのためなんかに~♪ ケンカなんかしないでぇ~♪
(すみません。著作権侵害にならないよう、歌詞を変えてあります)
そして争う5人を置いて、わたしはそっと画面を閉じたのでした……。(完)
ということがずうっと昔にありまして、そのお城の名称はいまだに謎です。白鷺城でしょうか? それって金沢県??
お話は変わりまして、拙書の三巻です。せっかくプロット(あらすじ)が通ったのに、大幅に変えました。一言で言うなら「バカ」です。商業作家としてプロットが通ったのなら、それを書いたほうが安全牌。なんでわざわざ変えるかね? 担当さまがOKを出してくださっているのだから、それを書けばいいじゃん!
なぜなら担当さまがOKをくださった後に、担当さまとお話をしたからです。そして担当さまの出したアイデアがすごく面白いと思った! わたしが出したのは1案。担当さまはそれを踏まえて2案を出してくださった。ただしその時点で担当さまの2案は、四巻で書きましょうか……くらいの話だった。
WEB会議を終えて、一人になったわたしは考えました。単に印税(生活費)をいただくのが目的なら、素直にわたしの1案を書けばいい。そして次の巻で担当さまの2案を書けばいい。でも1案と2案を足したら、2倍おもしろくなるんじゃね? そっちのほうが愛する読者さまは喜んでくださるのでは??
ラクしたいなら1案です。もし次巻でさらに2案をぶっ込むとすれば、また色々とお勉強しないといけない。正直に申しまして地理だけじゃなく歴史も激弱いのですよ! 豊臣秀吉の出てくるお話を書いたのに、本が出た後に「このお話って江戸時代じゃなかったんだ……!」って気づくくらい歴史はニガテなんです!! でも本を出すならニガテとか言ってられませんから!! 城ヲタクも鉄道ヲタクもすごいですけれど、世の中には「歴史ヲタク」という方もいらっしゃいますから! 中途半端な知識でアホなこと書いていたら、歴史ヲタクの方を唸らせることはできませんから! そしてわたしは歴史ヲタクを唸らせたい! そのためには泣きながらお勉強をする必要がある! でも絶対に負けない!! 負けないんだから!!(← そもそも勝負じゃない。大きく間違っている)
ちょっとグチっていいですか? アホなお話をドタバタ書いていますけれど、調べ物はハンパなくやっています! フィクションですからべつに史実と一致している必要はないのですけれど、お話に説得力を出すためには事実を知ったうえで暴れる必要がある。荒唐無稽な夢物語を書いているように見せて、史実と合致しているのはわたしにとっては必須事項なのです!! だから泣きながら資料を山ほど読みます!! 二巻でやたらと実芭蕉が出てきますけれど、じつは伊賀がバナナの加工で名を馳せていた時代があったからです。バナナ加工はずっと後の話だし、愛する読者さまは気づかないと思うけれど、そういう歴史的な関連も大事にしたいの!! だって双子のお姫さまが安土桃山時代にバナナ!バナナ!と連呼していたのが理由で昭和になって伊賀でバナナの加工が盛んになったとしたら、めっちゃ面白いですやん!!
一巻でサラっと昔のお城のお台所が出てきますけれど、当時はどんな場所だったか知るために、同じ時代のちがう場所(お話で出てくるお台所は現存していない)を探しまくって取材に行ったりしています。文章には取材で得た描写は一言も出てこないのですけれど、知っていて書くのと知らないで書くのでは説得力がちがいますから!! なんならお城はさっぱりわからんのに、アホほどあちこちのお城や城址に行ってますから!! お城ってたいてい高い場所にあるのですよ! 入院レベルの貧血で山登りは致命傷です! でもわたしは行く!! 血管ブチ切れそうになりながら泣きながら行く!!
とかいうのをまたゼロからやるか、やらんか?という話です。すでに1案を書くために膨大な資料を読んでいますし、出てくる国の観光局(!)に問い合わせをして、わからない部分は図書館の司書さまたちのお力を借りて資料を探してもらった。自慢じゃありませんがと言いつつ自慢ですが、いまその国のことについて日本で三本の指に入るくらい詳しい自信があります! やるときゃやるぜ!! でも2案をぶっ込んだらその苦労は大部分が水の泡です。それでもやる??
やりますとも!! 愛する読者さまに楽しい一時をお届けするためなら、頑張りますとも!!
そう覚悟してプロットを書き直しました! 1案と2案を足したハイブリッド・バージョンです! こっちのほうが絶対に面白い! そのためには苦労の大部分がムダになってもわたしは頑張る!!
結果、担当さまから大絶賛をいただきました。
担当:すごく面白くなっていますね! でも…………、
でもページの都合がありますから、1案はナシにして(えええっっっ!?)2案だけで行きましょう! きっと読者さまも喜んでくれます!!
………………そうかぁ…………。苦労の大部分がムダになるのは覚悟していたが、すべてムダになるかぁ……………………。泣きながらお勉強したのが、ぜんぶ水の泡かぁ……………………。
そしてまったく別のお勉強を始めないといけないかぁ………………。ちょっと考えただけでもどえらい量のお勉強をしないといけないなぁ…………。まずは資料探しかぁ…………。そしてそれを読むのかぁ…………。昔の言葉って難しいんだよなぁ…………。フツーに漢文とかで書かれてるしなぁ…………。漢文とかぜんぜん読めないんだけど、そこからお勉強しないといけないんだけどなぁ…………(涙)。
そういうことがありまして、ただいま動揺して((((;゜Д゜))))ガクガクブルブルになっているのです。これから一人で脳内会議を始めます。脳内でソウ マチの5人の人格が丁々発止のケンカ祭りを開催する予定でございます。議題は「膨大な量のお勉強を、いったいどこから始めるのか?」でございます。
とりあえず新幹線の車窓から見えるお城はどこのお城か、それを究明したいと思います……(←次巻とぜんぜん関係ない。完全な現実逃避)。
お城に詳しい方、とくに大坂城にお詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひとも私のブレーン(脳)になってくださいませ(涙)。