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家族の在り方編

家族の在り方編です。


男性も妻も、幼少期から生きづらい思いをして、ただひたすら愛を求めて生きてきました。


よく、あたしは発信力も大事だけど、

それよりも受信力が大事だと考えてます。


それは、同じように丁寧に説明をしても、

受信側に問題があったら、届かないなと日々感じているからです。


電波と似ているなと思ってます。

いくら状態のいい電波で、すごく素敵なことを送っても、

受信基地やインフラがちゃんとできてないと

届きません。

受け取ってもらえないと、無意味と課してしまいます。


うちの子も旦那もとても電波の感度が悪いので、届きません。

愛も、話も、指示もなかなか十分に受信してくれません。

あたしは試行錯誤で、毎日がんばって発信を工夫しているのですがね。

きっと、デバイスの問題ですね。

ウィンドウズとマイクロソフトみたいに

OSが違うので

文字化けして伝わってるんだと思います。


そのうち、遊フォントみたいに両方で使える書体が見つかるといいなとか、受信感度をあげたり、デバイスをバージョンアップしていったりして、以心伝心できるようになればいいなって、思ってます。


受信力、大事。

■妻、末期の水のトラウマ


医者からいろいろ聞き取りされた。

最後に医者から


「難しい状態です。」


はっ?!難しいってどういうこと?


意味分からん。


あんだけカンフル剤打ったのに?


意味分からん、

意味分からん

意味分からん。


そして、

何十分か経って、

旦那の側に呼ばれた。


そうまも連れて行こうとしたら看護士さんに、


「お子さんは見ない方がいい。」


えっ、どういうこと?!

そうま、死に目に会えんじゃんっ。


とりあえず、

義兄嫁さんにそうまを旦那の実家に連れ帰ってもらって、

寝させてもらうことにした。


そして、旦那の母と旦那に会いに行った。



ドアをくぐる、、、



…………「全然違う!!!!」


私は、濃ゆい真紫になっている旦那の顔を目の当たりにして、


絶叫した。


怖くて立ちすくんで近づけなくて。

近くの壁にへたりこんだ。


次第に息がしずらくなり、

息が吐けなくなって、

吸うばかりになってしまった。


過呼吸だ。


涙と過呼吸のせいで、あたしも死にそうになったが、

看護士さんの処置が適切かつ、

抱きしめられた温かさや、いい香りでなんとか

数分で過呼吸はおさまった。


その頃、旦那は、末期の水を

旦那兄や旦那にとって双子の片割れ姉や旦那母たちにされていた。


あたしは近づけなかった。


だいぶ経って、勇気を出して、近づくと


旦那兄に罵倒された。


「なんでこんなことになったんだっ!」



何にも言葉がかばなかった。



ただ、ただ、押し黙るのが精一杯で、

ただ、ただ、その場にへたりこまないように

二本脚で立っているので精一杯だった。


後に、この兄の罵声が相当なトラウマになってしまい。

大きな声や罵声を聞くと、

心臓が猛スピードで高鳴り、止めることができなくなる。


そして、一瞬であの末期の水の場面に引き戻される、

トラウマとなっている。


なかなか解消されない。

正直、旦那兄が怖くて仕方ない。

会いたくない。

きっと、お互いに会いたくない。

と思っていると思う。


それでいい。

もう、一生、互いに分かり合うことは、できない存在だと思う。


『弟が死んだのは、お前のせいだ。』


そう思われてるに違いない。

ずっと、ずっと、生き霊のように、

旦那の兄の怨念に纏わり付かれている、気がしてならない。


何をしていても、休んでいても、落ち着かないのです。


そんなに大切な弟だったのなら、

なんでもっと早く助けてやらなかったのですか?


喉まで出掛けているが、絶体に、口にはしない。


あたし、そうまの入学式の日に旦那実家に行ったときに、お義兄さんにSOSだしたがぁ。


あの時なんにもしてくれなかったのに。


なんで、あたしばかりが、責められないといけないの?


あぁ。そうか。

誰かを悪者にしないと、自分の心が保てないんだ。

あたしを悪者として認識することによって、

お義兄さんが、家族として旦那に何もできなかったことを

受け流しているんだ。


そうやってないと、

自尊心が崩壊しそうなのかもしれない。

お義兄さんも心の葛藤を、痛みを繰り返しているのかもしれない。


それなら、あたしは悪者にしてくれていい。

存分にあたしを悪者にして、

生き続けてほしい。


その方がいい。後なんか追われたら、

余計にあたしが保てない。



■妻も幼い頃から生きづらい人生だった


旦那も小学生の頃から、死にたかったらしい。


実は、あたしも小学生の頃から、

生きづらくてしかたなくって、

この事について意気投合した。


旦那は、厳格な昔ながらの農家の家かつ公務員の父、

フルタイムの母、

三つ上の兄、

双子の片割れの姉、

そして、自分は双子だが末っ子の男の子として育った。


手のかからない子だったようだ。



……本当にそうだろうか?


あたしは教育学部であるので、

愛着障害という言葉やアタッチメントと言う言葉を知っている。


旦那は明らかに愛着障害を拗らせて大人になっている。


兄や姉に嫉妬している。


「お母さんは、兄の方が好きだ。第一子だから仕方ない」

と、よくなにかを思い出したように、漏らしていた。


親からしたらきっと、平等に愛してきたつもりで、

あたしから見ても目立った隔たりは特になかったと思う。


ただ、愛情を受け取る側が、そう感じていないんだ。


親からたくさんの愛を与えたとしても、

子がそれを不足と感じるなら、それは不足でしかない。


兄弟等分に愛を与えても、

それぞれが欲しい量や質が違うので、

そこから愛情のすれ違いが生まれていくんだと、

あたしは考える。


植物に水をやるときに、プランターが二つあって、

1つはあんまり水をやらなくても普通に順調に育つけども、もう1つは、いくら水をやってもうまく育たない。

もしかしたら、種が悪かったのかなぁ。

水が合わないだろうか。

水じゃなくて日光かな、湿度や温度かも知れない。

土壌を改善したり、肥料をやってみるか。


あーやっと、花が咲いたわ。


こんなことってないですか?


ちなみに、あたしは、四人弟妹弟(きょうだい)の第一子である。


あたしの家族も機能不全家族だ。


あたしの家族のことを一から十まで語ると、別の本が一冊できてしまうので、ここでは語りません。


あたしは、甘えることができずに育ちました。


容姿が可愛い4個下の妹がすべての母の愛情をひとり占めにしていると小さい頃は思ってました。


なので、あたしが小学低学年のときに、

妹が階段にいたので、

ここから押したら妹が居なくなって、

あたしのことも親が可愛がってくれるだろうか。

と、思いながら、出し掛けた手を引っ込めました。


二つ下の弟も手がかかっていたので、

違う意味で親に構われていました。


必然と、手のかからないあたしは、放っておかれました。


放っておいて大丈夫な存在だったのです。


あたしも、小さな妹と手のかかる弟で大変そうな母を煩わせたくなくて、

与えられた範囲の自由を謳歌していました。


でも、やっぱり自分の存在を認められたくて、

自尊心を満たしたくて、自己承認欲求を

めちゃくちゃ拗らせました。


自己承認欲求おばけのできあがりです。


この自己承認欲求はいい方面では、

勉学と部活に貢献しました。

誰よりも勉強に心血を注ぎました。

親でも先生でも友達でも塾の人でも知らない人でも、

誰でもいいから認められたくてがんばっていた。


自分の存在を知って欲しい。

好きになってほしい。

誰かから好かれたい、嫌われたくない。

そんな気持ちで思春期は、心がほぼ崩壊していました。


好かれるためには、嫌われないためにはどうすればいいか、計算します。

人の空気を読みます。

人の顔色を伺います。

先生に媚びます。

男子の前ではオーバーアクションで、声色を変えます。

女子は、親友以外ライバルです。

心は開きません、仲良くするつもりもなかったです。

目立ちたがり屋です。

学級委員、運営委員、生徒会、委員長、代表、表彰式、賞状、メダル、楯、大好きです。


遂に、小6で仲間はずれにされました。


自分でもなんで仲間はずれにされたのか、分かってます。

だから、自分からも離れました。

そしたら、その当時好きだった男の子が、

「俺らとおればいい。」

と言ってくれたので、とても救われました。


あの一言が、とても嬉しかった。

人生であの場面は忘れません。


まあ、自己承認欲求おばけは大人になっても、

おばけのままでした。


解放されたのは、旦那が付き合ってる当初から、

あたしに依存してくれたことや

子どもを産んでから、子どもから無条件の愛を注がれたことで、

やっとこさ、解消されました。


本当に解消されたのだろうか?


今はそうまにめちゃくちゃ依存しています。


そうまが幸せになってほしい。

そうまの笑顔があたしの幸せ。

そうまなしじゃ生きられない。

あー、そうまに会いたい、抱きしめたい。

そうまのほっぺに、自分のほっぺをくっつけて、眠りたい。

ずっと、そうまのことしか頭にありません。


きっと、これはそうま病です。(依存状態)


旦那にも、つきあってるときに

「俺、あさみ病だわ」とよく言われてました(笑)


翻訳すると、あさみが好きすぎる病です。(笑)


そんだけ、依存してもらえると、

あたしも心が安定しました。


なので、大学院時代以降は、とても充実していました。

愛し、愛される喜びを噛み締めました。

この世に、存在していいんだなぁ。

ってやっと思えました。


それまで、付き合った人には本音で話せる人は居ませんでした。我慢ばかりして付き合ってました。


性格に難のある、ありのままの自分を好きになってくれたのは、

旦那とそうまだけです。

家族にも、性格が悪い。

と言われるぐらい拗らせています。


そうまが生まれてから、

あー、小さい頃から、死にたい。

と思ったことが何度もあったけども、

あの時、死ななくて本当に良かったなぁ。


って、仕事が辛い中でも、

大変、幸せな日々を過ごしていました。


あの事件が起きるまではね。



次は、人生最大の修羅場です。



次は、あの事件ですよ。

もう、思い出すだけでも嫌な。


まさしく、

「嫌な事件だったね。」(Byひぐらしのなく頃に)






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