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そしてまた、僕は選択肢を間違える

作者: 羽入 満月

 君が死んだ。

 僕のせいで。


 だから僕は、リセットボタンを押した。


 また、最初から。


 だって僕は約束したから。君を助けるって。


 だから僕は、諦めない。


 なんで?

 なんで。

 なんで!


 君を助けたいだけなのに。

 約束を守りたいだけなのに。


 ほらまた、君が消えていく。









 私は死んだ。

 あの人に殺されて。


 やっと、この世界から開放されると思ったのに。


 また、最初から。


 なんで、死なせてくれないの?私を助けて。


 お願いだから、諦めて。


 死にたい。

 しにたい。

 シニタイ。


 私は死にたいだけなのに。

 私のこと、助けてくれるって言ったのに。


 ほら、また願いが消えていく。

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