第4話「勇者たちの動向」
投稿さぼってすいませんでスタ
16歳になった。
この世界では一応16歳で成人らしい。
というか成人なんてありましたね。という心境だ。
何故って?そりゃあ父様からの地獄の特訓があったからですよ。
だって必死になってこなしてたら4年もたってたんだよ?
時間の流れって怖いね。
と、おばちゃんかな?とも思える現実逃避をしていると、不意に私が今まで考えないようにしてた・・・
(何故私は転生できたのか、か・・・)
別に考えなくてはいけないことではない。ただ何となく避けていた。何だか、知ったら戻れないような気がして・・・
「はぁ・・・・」
私は深いため息をつきながら、暗い夜の闇を照らす月を見上げながら、思考を放棄するのだった。
■■■■■■■■■■
《アル・ヴィルパート視点》
「ふぅ・・・最近は魔物が多い気がするな、まさかまたか?またなのか?ほんの300年前にやったばっかじゃんか」
最近魔物が増えてきた。ホントに少しずつだが数か月前から増え始めてる。通常と比べると2倍ほどに膨れ上がってる。
「はぁ、招集かけないとなぁ。でもめんどくさいなぁ」
と、これから起こりうる面倒ごとの予感に頭を抱えながら彼女は去っていく。
軽く10万に届きそうな、魔物だったものの死体と、大地に突き刺さる、巨大な白い杭を置き去りにして・・・
■■■■■■■■■■■■
(カオル視点)
僕は周りを確認し一息つく。
「よし逃げ切れた・・・」
と、思わず呟いたのがいけなかった。
「みーつけた!」
「おわあっ!」
突如、頭上から声がしたと思った瞬間、【聖魔鎖】が巻き付いてくる。
「くっ!」
「さっさと招集に応じないからわざわざやってきたら、逃げるだなんて、面倒を増やさないでください!」
「招集なんてめんどいもん、行くわけないだろ!というか、聖魔鎖なんていう、物騒なもんをだすな!というか早く離せ!」
「到着するまでこのままですが?」
「早く離せ!」
「嫌です!」
と口喧嘩をする。あー行きたくねえ。
「どうせ、また面倒ごとだろ!違うか?」
「そうですが、なにか?」
「なにか?じゃねえ!面倒ごとに巻き込むんじゃねえ!」
「あなたは自由すぎます!貴方も勇者なんですから、もっと自覚をもって・・・」
「はいはい分かりました、行きます!行きますとも!」
と、長々と説教が始まりそうな気配がしたので、素直に従う。
普通に移動するのはめんどくさかったので、転移を起動する。
そこに着くと全部で12の席があった。
いつもどおり空いてるてる席が4つ。
まだ僕が座ってないイス。
すでに死んでしまった勇者のイス。
まだ決まっていない勇者のイス。
そして絶対にこないであろう、初代のイス。
そして僕が座ると、僕を半ば強制連行してきた、ばb・・・いや少女、第8席【創神】アル・ヴィルパートに他の勇者も視線を向ける。
「今日、緊急の招集に応じてもらい感謝する。皆気づいているだろうが、数か月前から魔物が増加し始めている。ここまではいいか?」
アルがそう問うと皆が頷いた。
「まず質問だ。いいニュースと悪いニュース、どっちがいい?」
「じゃあ、悪いほうからで」
と第2席、【神盾】のハンデル・エルマが答える。
「悪いニュースのほうだが・・・神界のほうで動きがあった。おそらくまた、アレが起きる」
アレと聞いた瞬間、皆の顔に「またか」という感情が宿る。
「そしていいニュースだが、勇者だと思われる人物を検知した。」
さっきまでとは打って変わって、皆の顔に元気が戻る。
「さて、ここから本題だが、まず今後の対応ついてはなn・・・」
また、始まる。
神界戦線が・・・・・・・
■■■■■■■■■■■■
《神流視点》
「へっくしゅ」
誰か噂してるのかな?
まあ外にでたことないし、ありえないか。
ストックがゼロだーщ(゜Д゜щ)