課外授業3
フリンクが用意してくれた馬の背に乗りしばらくして小さな村についた。途中フリンクは、私に何か言いたげだったが今はそんな場合ではない。
さっそく馬から降りて村を探索し始める。
どうやらモンスターは、ここまで来なかったようだ。建物は、荒らされていない。しかし、妙な感じだ。
「ケイ、お前も気がついたか」
「うん、人が全くいない。
ソフィア達が避難させたのかな」
「分からない。
もう少し調べてみよう」
村の隅々まで探してみると小さな村には似つかわしくない大きな豪邸が建っていることに気がつく。何か嫌な予感がして入って見ることにした。鍵は空いていて、中に入ると異様な空気が漂っている。奥に進むと大きな扉を見つけ、開いてみると洞窟に繋がっていた。
「なんなんだ、この家。
これはいったい」
洞窟の壁には、何かを表した絵と文字が描かれている。どんどん奥に進むと聞いたことのある声が聞こえてきた。
「はぁぁぁ、っっ。
ソフィア、やっぱりあいつを倒さないときりがないわ」
「でも魔法を使えば下手すればあの子にも当たっちゃう」
「ケイ、あの声は」
「うん、アネモネとソフィアだ」
駆けつけてみると大きな洞窟の広い場所にアネモネとソフィア、リーフエルが化け物と戦っているのが見えた。
「アネモネ、ソフィア、リーフエル」
私の声に3人は、気が付きソフィアが応える。
「あっ、ケイなのね。
ここは危ないわ。
ケイ避難して」
ソフィア達が戦っている相手を見ると大量の人型の化け物と巨大なオオカミ姿の化け物がいる。
「これはいったい」
フリンクが槍を振り回して化け物を倒しながら聞く。
ソフィアが人型の化け物を殴り倒しながら答える。
「私達が村に着いた時には、もう化け物が暴れていたわ。
すぐにアネモネがラウに村人達の避難させるように言ったの。
多くの人は助かったと思う。
あとはここに避難した人達を助けるつもりだったんだけど、、見て」
人型の化け物の攻撃をかわしながらオオカミ型の化け物を見ると胴体のドロドロした中に数人の人の顔や手足が見える。
「あ、あの子」
その中にスリをした赤い帽子の男の子もいる。
「た、た、助けてくれ」
泣きながら助けを呼んでいる。
「アイツ、人質をとってるから攻撃ができないのよ。しかも、人型の化け物はうじゃうじゃ湧いて出てくる。たぶん親玉のオオカミの化け物をやらなきゃ駄目なんだわ」
アネモネが鞭を振り回しながら言う。
「お嬢様、こうして雑魚を倒して数時間経ちます。多少の犠牲は仕方ないかと。私が時間を稼ぎます。お嬢様は、応援を呼びに行ってください」
リーフエルが数本の弓を一度に発射する。
その弓は、すべて人型の化け物に当たり消滅するが、次から次へと化け物が現れる。
「そんな、、」
ソフィアに一瞬のすきができると化け物がそこに攻撃を与えようと闇の魔法を撃つ。
「ソフィア様」
リーフエルが叫ぶ。
キンと闇魔法を弾く鉄の音が響く。防いだのは私だ。
「大丈夫だよ、ソフィア。
私がなんとかする。
私は、そのために。
ソフィアのためにやってきたんだから。
フリンク、その後の化け物から出る石を割って」
「アレをやるのか、分かった。」
あの魔法は、光の魔法で化け物に効く。それに人間には攻撃しないはず。私は、体中の魔力を剣に集めるように全力で集中する。
「ムーンライトエナジーストレーション!!」
光が洞窟の中に広がっていく。光に当てられた化け物は、消滅していく。それはオオカミ型の化け物も例外ではなく。オオカミ型の化け物は、高い声で叫ぶとともに消えていく。
残ったものは、飲み込んだ人間と鉄のようなガラクタの塊と宝石のように光る石だった。
「フリンク、あの石を割って」
全魔力を使ったせいで脱力してしまい、床に這いつくばりながら私はフリンクに言う。
「分かった」
フリンクが石を割ると頭の中で映像が流れてきた。
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