表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/39

訓練しよう2

フォードブリッジ学校が管理されている森に着いた。


「さぁ、着いたわね。

よーし、沢山狩るわよ〜!!」


アネモネは、嬉しそう言うがソフィアはどことなく気まずそうだ。

そりゃあそうだ。

つい最近まで決闘した相手にモンスター退治を教えるのだから。

フリンクは、キョロキョロ周りを見回している。

歳のわりに大人びて見えるがやはり好奇心大勢な年頃なのだろう。

私も少しワクワクしていた。

なにせ素材集めや狩りなんてアドレーヌ町以来だからだ。

今後、旅に出るときに備えて回復剤の作り方とか覚えた方がいいかも。

でも、食べ物ならならまだしも物を覚えるのはあまり得意じゃない。

分厚い本を持ち歩くのも大変だろうし、なにかあったらいいのにと考えているとソフィアがそっと私に耳打ちしてきた。


「ケイ、魔法の練習はしてるの?

大丈夫?」


私はソフィアに最近の魔法の練習について話した。

あの華奢なスタイルの黄色髪、黒縁眼鏡のテディ師匠が曰く


「ケイ、あなたは魔力を制御できればイメージで魔法が使える。

まずは体力作りから」

ということでひたすらに体力作りをしつつ、さまざな大きさの水晶に魔力を込め続ける訓練をしたり床に1本の線を引いて頭に荷物を乗せて手を使わずに歩いたりしていた。


「まぁ、こんな感じかな。

大丈夫だよ。

管理された森ならそんな強いモンスターいないだろうし」


それを聞いたソフィアが焦る。


「基礎中の基礎!!

しかも最後は訓練じゃなくてマナー講習じゃない。

さすがに竜みたいな上級はいないけど、一応魔法の素材に必要な中級クラスのモンスターならいるのよ。

アドレーヌ町は、下位クラスのモンスターが多いから少量の魔力ですんだけどさすがにここで魔法を使えないときついと思う。

分かったわ、ケイは私が守る」


ソフィアに何か決心をさせてしまった。

アドレーヌ町で狩りができたんだから心配ないのに。



しばらく森を歩きながらソフィアは、アネモネやフリンクに色々な素材についてやモンスターの倒し方を説明する。

アネモネは、目を輝かせて聞いていて


「うむ、たいして決闘と変わらんな。

分かった、やってみよう」

と意気込みが凄いし

フリンクは

「この薬は、この葉からかぁ〜」

とふむふむと納得と言った風だ。


まぁ、とりあえずモンスター退治ならスライムあたりからだろうと歩いているとやはり緑色のスライムが次々現れた。


「待ってましたぁ〜。

まずは、モンスターの能力値を見るのよね!

「表記せよ、リサーチ!!」」


アネモネが言うと彼女の片目が違う色に変わる。どうやらスライム達の能力値を見ているのだろう。


「やったぁ。

これ決闘では、ルール違反になるからやらせてもらえないのよ。

初めて使ったわ」

と大喜びだ。

私は1度も使ったことないんだけど。

ソフィア、私にも教えて欲しいんだが。


「アネモネ、次は攻撃の打!!」

ソフィアが喜んでいるアネモネに活を入れる。


「はっ!

分かったわ」


するとゴスロリのヒラヒラしたスカートの中から鞭を取り出しスライム達に攻撃する。

どことなく鞭がうっすらと光り輝いてみえるのだが気のせいだろうか。

すると攻撃を受けたスライム達は、あっという間に素材を落として消えていった。


「やったわ。

私にもあなたみたいにできたわ」

とアネモネはまたしても大喜びだ。


「どういうこと?」

私がソフィアに聞くと


「ケイは気がついていなかった?

ほら、ネオさんに稽古をつけてもらったじゃない。

武器に魔力を乗せて戦う方法」


「あぁ、ネオさんは自分の気力をつかうって言ってた戦い方かぁ」


私がそう言うとアネモネとフリンクが驚く。


「あんたもできるの?

これは、本気で騎士になる人が学ぶレベル。あんたらロイヤルじゃなくてナイトカレッジの方が向いてるんじゃないの」


「アネモネさんも凄いですよ。

ソフィアさんの話を聞いただけでできるなんて。

それにしても凄い。

魔力を武器に乗せるだけでこんなに魔力の節約になるなんて」


ふたりは感動し、それから数時間魔力を武器に乗せての素振りが始まった。

ソフィアを合わせて3人は、ああでもないこうならもっと魔力が節約できるなどといいながら楽しそうだ。

アネモネは、魔法少女だと思っていたがどんどんソフィアの影響で武闘派になりつつある。


私は、そんな3人を見ながら薬草を集めていると森の奥から大きな狼で顔が3つに尻尾が蛇の形をしているモンスターが現れた。

まるでギリシャ神話のケルベロスみたいだ。

その大きさはトラック1台分。 

子供の私達には、ちょっとばかりに荷が大きいんじゃと思っていると。


「大丈夫よ、

『全体魔法、リサーチ』」


ソフィアが魔法を唱えるとモンスターの情報が全員に見えるようになった。


ギャルドス、レベル46など他にも色々書いてあるが、私にはどれだけ強いのか分からない。


「こんなの余裕、余裕。

クリフト!!」


アネモネが言うとクリフトが

「仕方ないですね、『氷よ、固めろ』」

と唱えてギャルドスの足を氷で固める。


「今だ」

クリフトが合図するとアネモネの鞭とソフィアのナックルをつけた拳が連打する。


「これで終わりよ!!『唸れ雷!サンダーズウィップ』」


鞭が稲妻をまといギャルドスを撃つ。

ギャルドスは、キュインと鳴いて消えていった。

あっと言う間にギャルドスが倒された。


「これなら課外授業も大丈夫ね」 


ソフィアが嬉しそうに言って今回のモンスター退治の練習が終わった。

これは確実に違う意味で課外授業で浮くことを覚悟した。



読んで頂きありがとうございます。

引き続き頑張っていきますので応援していただけたらと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ