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お茶会のできごと1

お茶会、それは私にとっては学校帰りに放課後にスタバーやらの喫茶店で親友と女子トークする場の事だと思っていた。


「そんなわけないでしょ。

人脈作りなどの大切な場よ。

特に今回は公にソフィア様の存在をアピールする場!!

気を引き締めなきゃ」


お茶会のイメージを伝えたらリリーに怒られてしまった。


お茶会当日、リリーとフレアが朝早くから気合いをいれている。

ソフィアの化粧がどうだとかドレスがどうだとかとにかく忙しそうだ。


私は、一足早くお茶会の準備を手伝うように言われて行く。

会場は、ホールが使われていた。

お茶会というよりこれはおとぎ話の舞踏会のようだった。

楽器で演奏する人達が準備していて、多くのメイドや執事がせっせとテーブルにお菓子やらを乗せている。

舞踏会と違うところは、踊れるスペースにお茶会できるテーブルがあることだ。


「ほら、あなたは奥の方からナプキンを置いてきて」


「はい」

仕事をふられて奥の方からテーブルにナプキンを置く。

色が違うのは、学年が違うかららしい。


「あの、席って決まってるんですか?」

席にある名前の札を見て聞くとあるメイドが教えてくれた。


「正面は、先生方々の席なのは分かるわね。

それに続いて生徒会。

で次にこの学校で権力が強い貴族や実績を積んでいる方、学校に最も尽くしいる方などは、席が決まっているの。

そして、その他の皆様は順番にご挨拶しに行くってわけ。

あなたは、たしかソフィア様のメイドよね。

残念だけど国王の娘でも1年は、席につけないわ。

たしか3年にソフィア様のお姉様の席があったはずよ」


赤髪の三編みで黒縁眼鏡をかけたエルフのメイドがいう。


「え!!

ソフィアってお姉さんいたの!

聞いてないよ〜」


「あなたそんなことも知らなくてソフィア様のよく側にいれたわね。

気をつけた方がいいわ。

メイドの質も主の実績に繋がるのよ。

人間だから大目に見られると思ったら間違いだからね」


彼女は、そう言うとさっさと去ってしまった。


実績に繋がる、私の評価が。

これは失敗できない。

なら、お茶会の表に立たずに裏でせっせと裏方の仕事をすればいいと思うだろうがそうはいかない。

なぜなら私は毒見役。

今回は、ソフィアの隣で毒見をするのだ。

これは持参するお菓子に毒は仕込んでないですよというアピールもある。

今更ながら緊張してきた。


そしてホールには、徐々に人が集まりお茶会が始まった。

「ケイ、久しぶり」


呼ばれて振り向くとそこには久しぶりに見るソフィアがいた。


「あぁ、久しぶり、、」

私はその一言で言葉が止まってしまった。

なぜなら久しぶりに見るソフィアは、どこか前より大人っぽい。

それは綺麗な金髪をアップにしてるからだろうか。

それとも白い肌に生えた水色のスリットが入ったロングドレスを着ているせいだろか。

あのスラッとした足から猛烈に重い蹴りをくらわすことができるのが不思議だ。

なんか不思議な気持ちになったのをそっとおさえて

「綺麗だね」

と言うと

「ありがとう」

とソフィアが嬉しそうに答える。

ソフィア今までどんな授業してきたの?

イジメられてない?

など聞きたいことが沢山あったのにソフィアの

「さぁ、行きましょう」

と声をかけられて一瞬で消える。

貴族の姿勢のソフィアを見てハッとさせられたからだ。


そして挨拶回りが始まった。

読んで頂きありがとうございます。

短文ですがお楽しみいただければ幸いです。

もし良かったら下の★評価頂けたら嬉しいです。


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