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魔法学校での休日3

クライド・フリンク・アイルという人物は、とても不思議な少年だ。

私と同じ7歳くらいなのに大人びた印象を受ける。

やはり将来北の領地を束ねる者としての責務からかこのような性格になったのだろうか。


「ところでケイは、観光で来たのか?

それとも学生か?」


「私はメイドなんだ。

今日は休日、まぁ午後に予定はあるんだけどね」


「なーんだ、メイドかぁ」


「はぁ」


「同じサボりの仲間になれるって思ったのになぁ。

まぁ、いいや。

仲良くしよう」


そうこのフリンクは、私のことを人間やメイドだと知っても差別なくフランクに接してくれる。

そういう意味でも不思議なエルフの少年だった。 

しばらく彼と店を見たり、食事したりした。

その時間は、まるで元の世界に戻ったような感覚がした。

彼との話がまるで元の世界の親友に似てたからだ。


「そういえば、今度ナイトカレッジと一緒に課外授業でモンスター討伐がある。

まぁ、俺たちはナイトカレッジの騎士見習いの学生の補佐っていうか見学なんだけどね」


「見学?」


「そう、『将来上に立つものとして一緒に領地を守る騎士の働きを見なければならない』って先生がね。

俺、モンスターと戦うのに少し抵抗があってね、、。

あいつ、元気にしてるかな」


最後の言葉は、ぼそっと呟いていたけど。

モンスターに知り合いでもいるんだろうか?

まさか言葉も通じないというモンスターにか?

まさかね。




「さぁ、ここで本当にいいのか?」


フリンクが不思議そうに質問する。


「大丈夫だよ、フリンク。

わざわざ送ってくれてありがとう」


「いいや、また変なやつに絡まれてもしたら俺も嫌だからな。

それにしても、、、。

まぁ、頑張れよ。

じゃあ、また会えたらな」


そう言ってフリンクは、去っていた。




さてこれから行くのは、アドレーヌ町のハイン先生からの紹介で魔法の師匠。

どんな先生なんだろうと学校の門を潜ると蔦が生え茂っている建物を前に牛を引っ張る学生さんやら何かの機械を抱え込んで走っている人もいてなんかカオスだ。

どういう学科なのだろう?

その中で機械を抱え込んでいる人に話かけてみる。

黄色の髪を二束の三編みをしていて黒縁眼鏡をかけているエルフの女生徒だ。


「あ、あの、、」


「う、う、嘘」


エルフの女生徒は、私を見て1言言うと


「珍しい〜!!

本物の人間!!

し、し、しかも子供〜!!」


そう叫ぶと機械やらほおり投げて

「嘘でしょ、こんな小さいの?」

なんて言いながら私を観察し始めた。

もしかして今までそうかな〜?なんて思っていたけど人間って珍しかったりするのかしら。


「そ、そんなに人間って珍しいですかね?」


そっと聞いてみると興奮している女生徒が猛烈な早口で喋り始めた。

あっこの現象知ってる。

オタクの早口ってやつ。


「な〜に言ってるんですか、アナタは!!

人間は、魔力が少ないために絶滅危惧種。

世界でも保護対象にもなっているですよ。

現国王も一部の人間の町を保護しているとかいないとか。

まぁ、分かりますよ、気持ちは。

庇護欲そそりますもんね。

今は、人間の町や集落は、世界でもこの国くらいしかないです」


ちょっと待った。

初耳情報が盛りだくさんだった。

でも、ようやくこの町に来て周りの様子が変な理由が分かった。

嫌がらせも微妙に優しかったり元の世界のイジメってやつにも合わない理由。


「ふぅ、それでそんな君は何しにきたのかな?」


興奮が沈まった彼女は、あきらかに子供扱いしてきた。

まぁ、今までの人が異様なだけでこれが普通なんだよな。


「私は、アドレーヌ町のハイン先生の紹介で来たケイといいます」


「了解。

受付で聞いてみるね」


と女生徒が消えた後、しばらくすると気まずそうに帰ってきた。

なにか嫌な予感がする。




読んで頂き、ありがとうございます。

今回も短文で申し訳ありません。

少しずつ更新していきたいと思っています。

引き続き読んで頂けたらと思います。



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