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魔法学校での休日2

「はぁ、はぁ、ちょ、ちょっと待ってー」


私は、ずーっと赤い帽子をかぶった少年を追いかけてる。

なぜなら財布を盗まれたからだ。

教会で朝のミサを受けて気持ちよく歩こうとしてたらやられた。


少年を追っていると観光地で屋台が連なっている場所へ着いた。

まさに子供目線で言えば、巨大迷路。

さっきから同じような屋台を何度も見たような、、。

それにしてもすばしっこい少年だ。

赤い帽子が目印にならなかったら見失ってた。



しばらく走っていると路地裏へと着いた。

これは嫌な予感がする。

予想通り少年は立ち止まると仲間と待ち合わせていた。

合わせて3人のエルフの少年のようだが、赤い帽子の子以外は、背が高くてごっつくて喧嘩強そうだ。

これはやばい。

私は、まるごしだ。


「やれ」


喧嘩強そうなひとりが赤い帽子の子に命令するとなにか唱えてる。

嫌な予感がして横に避けると後ろでパッリンと氷が砕ける音がした。

も、もしかして氷の玉か氷柱系の魔法を私に向けて撃った?


「嘘、、死ぬでしょコレ」


私は、驚いて腰を抜かした。

その様子を見てさっき命令した筋肉野郎がさらに指示する。


「今だ、たたきこめ」


「やめようよ、人間の子供だよ。

死んじゃうよ」

 

赤い帽子の子が、心配そうに言う。


「うるせー。

魔力がないなんて嘘なんだよ。

大丈夫、みんな多少は魔力がある。

これくらい耐えられる。

やっちまえ」


よせよせよせ、耐えられるわけないだろ。

私は、大声出して助けを求めた。


「だれかー助けてぇぇええ」


その間にも赤い帽子の少年があの氷の魔法を唱えてる。

氷の氷柱が私の目の前にある。

思い切り目をつぶって構えたのだが、痛みがこない。

恐る恐る目を開けると手に槍を持ったひとりのエルフの少年が立っていた。


「おい、おいひとりの女に3人の男は、卑怯だろ。

どんだけクズなんだ、ああ?」


た、た、助かった。

それにしても金髪の槍を持った少年は3人を煽って大丈夫だろうか。

確かに槍を持っているが、そんなに筋肉なさそうだし喧嘩を売っちゃ、、って思っていたら喧嘩が始まっていた。


赤い帽子の少年が何本も氷柱を金髪少年をめかげて撃つ。

それを華麗に槍で1つ1つ叩き割る。

もしかして腰を抜けてしまった私に当たらないように1つ1つ叩き割ってる?

次は、筋肉野郎のひとりが手近にあった棒を振り回し、もうひとりが拳を振り上げる。

すると金髪の少年が小声で


「氷よ固めろ」

と唱えると筋肉野郎のふたりが一瞬で腰まで氷で固められしまった。


「凄い」

彼の槍の動きもそうだが、魔法の威力も力強くて呆気にとられた。


「参った、参ったって」

赤い帽子の少年が両手をあげて降参する。


とりあえず、決着はついたようだ。

私は、金髪の少年に事情を話し、足元氷漬けになっている少年から財布を返してもらった。


「あの、助けて頂いてありがとうございます。

それであの子達は、氷漬けで大丈夫ですか?

凍傷しちゃわないでしょうか?」


「君、さっきまで命狙われてたのにあいつらの心配してるの?

大丈夫だよ、彼らはエルフだし魔力対応があるからダメージ少ない。

それにしても気をつけ無きゃだめだよ。

この世界は、死んだらすぐ消えちゃうだから殺されても誰も分からないんだから」


「は、はい」


不思議な子だと思った。

私も人の事言えないが子供なのに大人びている。

「それと敬語はいいから。

俺は、フリンク。

よろしくな」


「私は、ケイ」


フリンク?

なんか聞いたことがあるような気がする。

そう、窓拭きしてた時に他のメイド達が噂をしていた。たしかクライド・フリンク・アイルという北の国の王子、、ぇぇえええええ。


「お、お、王子!?」


「しっ」


王子が私の口を手でふさぐ。

とんでもない出会いをしてしまった。


読んで頂きありがとうございます。

短文で申し訳ありません。

次回も読んで頂けたら嬉しいです。

評価☆☆☆☆お願いします。

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