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魔法学校へ行こう

教会の建物のような建造物の中に、広いホールがある。

窓には、ステンドグラスが光を通して輝いていた。

その中で様々な色のローブを着た人々は、口々に不安そうに話し合っている。

そして1人の人物を見つめる。

人々が見つめる先は、生命樹の桜模様の冠を着けている女性であり、1番偉い立場の者だ。

1段高い場所へと上り人々を温かく見つめると人々は背を低くした。



「みなさん、落ち着いてください。


今年は、現国王第3継承権を持つ子、北の国の元王子、南のスブルラッドの一族の姫などが入学することになりました。


この国が1つに統一してからちょうど百年。


最近は、化け物も騒がしくなってきました。


この試練もまた生命樹のお導きによるもの。


この平和を守りながら生徒達を導きましょう。


全ては生命樹とともに」


そう彼女がいうと他のローブを着た人々も皆が


「全ては生命樹とともに」 

と唱える。

まるで悪い予感を消したいように。





「さぁ、支度しなくちゃ」


メイド見習いをしてくうちに太陽が上がる前に起きられるようになった。


時間的に朝の4時。


自分自身の用意をしてからソフィア様の身支度をする。


そして途中で抜けて朝食の毒味をするため1室へ。


今日は、少し硬いパンにじゃがいも野菜に玉子焼き。


アドレーヌ町らしい朝食だ。


これが最後だと感極まる。


毒はなしということで、ソフィアへ食事が運ばれていく。


たぶんソフィアも私と同じ気持ちになっているのだろう。


いつもより食べ終わる時間が遅く感じた。


その後は、片付けととうとう出発だ。


ゲームの世界だからペガサスの馬車とか期待していたんだが、金銭的な余裕と魔力の余裕がなくて普通の馬の馬車だ。


それでも、大型の馬車で箱には魔法がかけられているから箱の中は、1室の部屋がある。


外見は、普通の馬車なのに。


部屋の窓には、ちゃんと馬車の外の景色がうつるのが不思議だ。


まぁ、これなら数日間の移動も楽にすごせそうだ。


最後の準備が終わると主から集合がかかる。


「ソフィア.アルデライト・フィオラル。

無事に成長し、また会えることを願っている」


「お父様、、行ってまいります」




こうして魔法学校までの旅が始まった。

予定としては、1週間。

途中馬を休ませたり、合流があるのだとか。


「合流?」


するとソフィアにお茶の用意をしていたリリーがカッとなり言う。


「ちょっと主様からちゃんと話を聞いてなかったの?


ソフィア様は、王位継承権を持つものとして特別にお母様方からの護衛騎士が1名与えられることになったの」


するとフレアが頬に手をあてて困った顔をしながら言う。


「でも、本来魔法学校は学び舎。

兵士を雇うのは、あまりよろしくないんだけど。

今回は、違うみたい」


するとソフィアは、言う。


「ええ、今年はこの国が統一されて百年。


長寿である私達からしたらまだ百年。


戦争が長すぎたのね。


未だにみんな統一したという意識が薄いのよ。


北のアイルには、未だに王子と呼ばれる者が来て。


南の領主の娘も昔、スブルラッドの一族の娘でなにか思惑があるんじゃないかと色々言われているわ」


私は、図書館にで読んだ本を思い出した。


「そういえば、そもそもこのリーブルウスという国は、3つの国があったんだよね。


確か、北のアイルに真ん中がイングリウス、南にスブルラッド。


統一してから領土をそれぞれの貴族が収めているらしいって」


お茶を飲んだソフィアが残念そうに言う。


「でもね、結局は3つの派閥になってしまっているのが現状なのよ。

まぁ、牽制ね。

今回も急遽護衛騎士を1名雇っていいことになったの」


編み物しながらフレアが言う。


「でも、基本は魔法学校のルールが第一。

秩序は、魔法学校のみなさんが守ってくださるから大丈夫よ。」



アドレーヌ町を出てしばらく森の中を進み、町が見えてきた。


初めての他の町に心が弾む。


しかし、アドレーヌより寂れていて思っていたより残念な感じだ。


最低限の食事屋や買い物はできそうだが、灯りもなく夜になったら危険だ。


本当に主のウィルの勧めの町なんだろうか?


急いで宿に入ると太めのカウボーイの格好した人が


「やっときたかー」

と明るい声で迎えてくれる。


耳が長いからエルフなのかも。


宿は、1階に食事処と繋がっていて全体的にウエスタンチックな建物だ。


「ようこそ、リンド町へ。

私の名前は、パル。

ウィルから聞いてるよ〜」


ソフィアは、丁寧に貴族のやり方のお辞儀をした後に自己紹介と1日世話になる礼をする。


「ソフィア様がワシごときに丁寧に礼をされるなんて。

気にしなくていいんすっよ。

それよりも合流する騎士さんがね、そっちに向かいませんでしたかね?」


「騎士ですか?」


困ったようにパルさんが頬をかく。


「いやぁ、この町寂れていているでしょ。


最近この辺りに強い化け物がでるせいで、人が集まらないのよ。


そしたら、ついさっきソフィア様の方角にそいつ出たという報告があってね。


それをいったらあの騎士のにいちゃんさーって行くんだもんよ」


ソフィアは、あわてて


「その騎士は、まだ帰らないんですね。

ケイ、明るいうちに様子を見に行きます。 リリーとフレアは、いつもどおりに」


『かしこまりました』


こうして、来た道を折り返して騎士を探し始めた。



この物語を読んで頂き、ありがとうございます。

亀更新ですが、今後とも読んで頂けたらと思います。


もし良かったら評価☆☆☆してくれたら嬉しいです。




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