始まりの町 リーゼ 2
私達は、始まりの町 リーゼに向かう為
ガラム草原に入ったのです。
キール 「ここには、狼型モンスターのガラムという獣がウヨウヨいるので気をつけて行きましょう」
2人がリーゼに向かい、ガラム草原を歩いていると
女性の悲鳴が聴こえてきた。。。
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狼の群れに追われる少女、その少女は卵を抱えて
泣きながら、こちらへ向かってくる
「おふたりさーん、どうか助けてくださーい、美人で可愛くて、可憐な少女、リリスをどうか助けてぇーーーー!!!」
ユウマはそれを見て、スルーをして、始まりの街へ向かおうとする、
「あんた、鬼ですか?少女が1人、ガラムの群れに追われてるというのに」
ユウマは蔑むような目で少女を見ていった。
ユウマ 「妹の方が遥かに可愛い、俺は忙しい邪魔をするなこわっぱが」
キールは狼の群れに炎の魔法、【マジックフレア】〔小さな炎を連続して放つ魔法〕を放ち、ガラムの群れは去っていく
ユウマ 「こわっぱ、何だその卵は、まさかあのガラムとかいう狼の卵なんじゃないだろーな」
魔法使いキールは少女の持つ卵を見ると頷きながら、ユウマを見てOKサインを決め込む
キール 「ユウマさん正解ですね、この女性はガラムの卵を盗んできたみたいですね、追われてる訳がわかりましたよ」
リリスと名乗る少女は卵を大事そうに抱えて2人を睨め付ける、、、、、「あげませんよ、助けてもらったことはありがたいですが、このガラムの卵はリリスのです。」
ユウマ 「おい、今すぐコイツを卵と一緒にガラムの群れに放り投げて、今すぐリーゼに向かうぞ、キール」
慌てて動揺をするリリスと名乗る少女
リリス 「あんたねぇ、こんな可愛い少女になんてこと言うのよ、鬼ね、私の名前はリリス・ハリベル盗賊見習いよ よろしくね 2人とも、リーゼに行きたいなら私が案内するわ そこに私の家があるから」
ユウマ 「こわっぱ、リーゼを案内する口実で、その卵を無事に持って行くために俺らに護衛をさせる魂胆か?」
また、慌てて冷や汗をかきながら、ユウマの顔を見ようとしないリリス
リリス 「さーて 何のことかしら さっぱりわからないわ」